前回の続き・・・。
前回、金属アレルギーを引き起こしやすい金属と、それらを多く含む食べ物の例をあげてみた。
如何だろうか・・・?
金属アレルギーと食べ物・・・。
考えただけでも、憂鬱になってしまう。
では、次に、マルティのように、金属を遠ざけるという生活が、安易に出来るのかを考えてみよう。
実は、ニッケル、コバルト、クロムという金属アレルギーの中でも、最も反応しやすい金属が、我々の身の回りには溢れているようである。
まず、女性が身につける機会の多いアクセサリーを見てみよう・・・。
ピアス・・・ニッケル、コバルト
ネックレス・・・ニッケル、コバルト
指輪・・・ニッケル、コバルト
しかし、残念ながら、これらのアクセサリーを遠ざけたとしても、身近なところで金属は使われている。
ヘアピン・・・ニッケル
ブラジャーの金具・・・ニッケル
化粧品・・・ニッケル、コバルト
ベルトのバックル・・・ニッケル
腕時計・・・ニッケル
革靴・・・クロム
文具・・・ニッケル
吹奏楽器・・・ニッケル、クロム、銅、亜鉛、ゴールド、シルバー
調理器具・・・ニッケル
お金・・・ニッケル
歯科用合金・・・ニッケル、コバルト、クロム
如何だろう?
なかなか、金属を遠ざけるという生活は容易ではなさそうである。
では、前回、「金属アレルギーを引き起こす金属とは、科学的に安定していないイオン化しやすい金属である。」と伝えたが、では、逆に、“科学的に安定したイオン化しにくい金属”ならば、如何だろう?
“科学的に安定したイオン化しにくい金属”とは、チタン、金、銀、白金等がそうである。
とはいえ、これらでも決して、アレルギー反応がゼロになるわけではない。
これらの金属を加工し、何らかの形で使用するには、ある程度の強度が必要になってくる。
その為にも、地金の純度を下げて、他の金属を混ぜなければいけないからである。
まあ、どちらにしても、純金製の文房具や純銀製の調理道具のみを使用した生活が果たしてできるのだろうか?
とてもじゃないが、高価すぎて無理な話ではないだろか?
あるいは、硬貨は全く使用しないという生活はどうだろう。
これも、無理な話だろう?
ん?(@・Д・@)??
セレブになって、身の回りは全て純金製、硬貨など使わず、全てカードの生活をすれば、大丈夫・・・(。-∀-) ニヒ
セレブかあ・・・|||l_| ̄|○l|||
やはり、諦めるしかないのだろうか???
微かな望みを託しつつ、次回へ・・・。