「真実の口」456 実りの秋

今年も各地より、収穫されたものが届けられた。

最初に、環境回復農法に取り組んで、今年で6年目になる山口県周南市で葡萄を作っている広実農園さん。

広実農園のぶどう

お礼の電話をしてみると・・・。

広実さん:「遅くなって済みません。」

私:「いえいえ・・・。ありがとうございます。」

広:「比較にならない位、良い出来で、出荷に追われて、なかなか送れませんでした。残ったのが、1品種になって、すみません。」

私:「よかったですね~。」

広:「今年は、肥料を無くして、薬もほとんど使わないでやりました。」

私:「そうですか~。努力が報われてきましたね~。」

この程度の電話のやりとりにさえ、自信が伝わってくる気がした。

味は、今更、言うまでもないだろう・・・。

次に、工務店でありながら、自分で米を作っている新潟県村上市の有限会社石田建築の石田さんさん。

石田さんの米

私の中では、去年の石田さんの米は、他の環境回復農法米より、群を抜いて美味しかった。

石田さんにお礼の電話を入れてみた。

私:「ありがとうございました~。」

石田さん:「いえいえ・・・。」

私:「今年は、全反でやったんですよね?結果は?」

石:「食べてもらえばわかりますよ~。」

流石に、今年も自信があるようだ。

味はもちろんのことだが、ご飯を炊いて、一日近く経つのに、炊きたて感が残っているくらい、今年は更に凄い米になっていた。

次いで、こちらも、工務店でありながら、自分で米を作っている岐阜県加茂郡の有限会社オオタニの大谷さん。

大谷さんの米

大谷さんにも電話を入れる。

私:「ありがとうございます。」

大谷:「いえいえ。どうぞ、食べてみてください。」

毎度のことなのだが、大谷さんは、照れ屋のためか、すぐに電話を切ろうとする。

本当は、色々と情報を仕入れたいのだが、引き留めても仕方がないので、電話を切った・・・。

食べてみると、大谷さん所の米も年々、美味しくなっている。

一つお願いだが、大谷さんは、販売をしているわけでないので、問い合わせはしないように・・・。

そして、長野県で塗装業をやりながら、えみな倶楽部という抗酸化を広げるためのサークルを作っている安澄匠の中山さん。

中山さんからは、ジャガイモ、梨、米が送られてきた。

えみな倶楽部

中山さんの場合は、自身で作っている訳ではなく、興味を持った人に環境回復農法を進めている。

残念ながら、ジャガイモに関しては、家内に区別するようにと手渡ししたのだが、いつの間にか調理してしまったらしく、私の口に入ったかどうかさえ怪しい・・・。Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

梨に関しては、偶然、同じ品種のものが家にあったので、食べ比べてみたのだが、甘さと言い、ミズミズさといい、比較にならないくらい美味しかった。

中山さんの話では、人気が出すぎて品薄になり、一個しか当たらなかったということで、申し訳ないと言っていた。

米に関しては、残念ながら、まだまだ及第点と言うところまではいっていないようだ。

最後に、今年で3年目になる愛媛県久万高原で、米栽培をしている本多さん。

本多さんの米

本多さんは、今年10月から、環境回復農法を久万高原の地に根付かせるために、松山市内の家を出て、久万高原に家を借りて、本格的に取り組んでいる。

新築で出来たばかりというのにも関かかわらず、抗酸化工法でリフォームしたいという本多さんのたっての願いで、現地に私が直接出向き、その後、工務店には電話で直接指導しながらリフォームしたものである。

米も三年目に入り、随分、抗酸化米らしくなり、もちもちとして美味しくなってきている。

家を見に行く際に、本多さんを手伝ってくれている、廻りの農家の人たちと会ったのだが、実に、周りのお父さんやお母さんに、かわいがられているのがわかる。

この地に、いや、日本各地に、環境回復農法が根付くことを、願ってやまない・・・。