今回は、最近、会田氏が講演の際に、必ず話す内容を紹介してみたいと思う。
もちろん、韓国・春川農業協同組合で、12/4に行なった環境回復サロン・オープン記念講演にも盛り込まれていた。
我が国では、2003(平成15)年に、建築基準法が改正され、シックハウスに関する法律が付け加えられた。
建築基準法改正から、9年が経過した。
しかし、シックハウスは減るどころか、増加の一方を辿っている。
建築基準法改正に相前後して、自然素材が見直されるようになり、珪藻土、漆喰、炭等々の自然素材によるシックハウス対策が大流行した。
このような建材が使われだして、10~15年が経とうとしている。
そして、昨年3月11日、東日本大震災の発生で、福島第一原子力発電所で、原発事故が起きた。
その影響で、電力不足から、節電が叫ばれるようになった。
冷房は28℃、暖房は18~20℃に設定して、国民皆でこの難局を乗り切ろうと頑張っている。
電力会社各社は、責任を転嫁するかのごとく、電気料金の値上げを次々と発表している。
東京電力は、福島第一原発事故の後、社員の給料や賞与をカットし、前年度761万円あった平均年収を、20~30%減らし、525万円としたが、喉もと過ぎれば熱さを忘れるのか、2013年度から社員1人あたりの平均年収を、今年度より46万円増やして、571万円にするという・・・(-"-)凸
私の住んでいる関西電力の平均年収は、806万円・・・Σ(゚Д゚;エーッ!
関電は11月26日、家庭向け電気料金について、平均11.88%の値上げを申請している。
同時に社員の平均年収の16%の削減を公表しているのだが・・・。
それでも、平均年収677万円は、社員1,000人以上の大企業の平均543万円に比べたら、25%も高い・・・。
国民に、節電、節電とごり押しして、それは、もらいすぎじゃろ・・・ヽ(*`Д´)ノ
政府もマスコミも、電力会社に協調するように、節電の重要性を説いている・・・。
確かに、ニクソンショック、オイルショック、阪神淡路大震災、バブル崩壊、リーマンショックと、数々の難局を乗り越えてきた日本だから、国民一致団結すれば、節電くらい、大したものではないだろう・・・。
しかし、残念ながら、日本の建物は、自然の空気を利用した空調などを考えて建てられてはいない。
特に、高層マンション、オフイスビル、デパート、公共施設等は、機械式の空調で管理する方式である。
更に、高気密・高断熱になっている。
このような建物で、空調を控えたらどのようになってくるのか・・・?
夏(冷房時)には、どの建物に入っても、温度が異常に高く、湿気がより多く感じられ、そして、異臭を感じるようになってきた。
高温多湿の環境を、最も好む生物は・・・?
日本人は、きれい好きということも手伝って、抗菌・除菌・殺菌・滅菌が、日常生活の中で、普通に行われている。
その結果、善玉菌・善玉カビがどんどん減り、それに反して、悪玉菌・悪玉カビの環境下へと変化している。
12月4日、大阪府大東市内の病院で、80代の女性と70代の男性が、ノロウイルスで死亡した。
今夏、北海道では、白菜の浅漬を原因とした腸管出血性大腸菌O157で、8人が死亡件した。
また、マイコプラズマも全国的に大流行しており、11月中旬までの累計患者数は、12,675人にものぼっている。
冬(暖房時)には、低い温度の中、人間などから出る湿度が結露しやすい状況を作る。
これが、カビ・ダニ・悪玉菌の発生を促すことになる。
カビに関しては、以前、ブログで取り上げたので、参考にして欲しい。
冷房・暖房、どちらにしても、節電は良い環境を作らない・・・。
今、空調を怠ることで、悪玉菌、悪玉カビ、悪玉ウィルス、建物中に蔓延する危険性が迫っている。
その空間で、生活する我々の体の中も、当然、これらに占領されてしまう恐れが・・・。
会田氏は、第2のシックハウスの危険性に警鐘を鳴らし続けている。
抗酸化工法にしか、解決策は残されていない・・・( ̄ー ̄)ニヤリ