「真実の口」495 本当は怖い身近な症状・・・②

前回の続き・・・。

前回、渡辺さんの症状に対して、病の魔の手をかわすには、“時既に遅し”と、締めくくった。

渡辺さんが、30歳になったある日のこと・・・。

いつも通り仕事に出かけた楽屋で、普段とは違う違和感を、身体に感じた・・・( ̄□ ̄;)アセアセ…..

そして、そのまま体調を崩し、緊急入院することになった・・・( ̄□ ̄;)!!

当時のニュースでは、急性糖尿病と報じられた。

糖尿病は、肥満や過食により、血液の中のブドウ糖をエネルギーに変えるために必要なインスリンが出にくくなり、その為、血液中に糖分があふれ、全身の血管にダメージを与えてしまうのである。

最悪の場合は、心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病の原因になる恐ろしい病である。

通常、健康な人の血糖値は、空腹時で100前後なのだが、この時の渡辺さんの血糖値は300を超えていたという・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

渡辺さんの血管では、動脈硬化が進んでいたことが考えられる。

この時、週刊誌やワイドショーでは、「太りすぎで入院!」、「肥満死寸前!!」等々、世間では大きく騒がれていたらしい・・・。

しかし、当の本人は、「そんなに深刻ではなかったんですよね。俺は大丈夫だって、なんの根拠もなく、ずっと思っていた。俺は、太ってんのが体質的に合ってんだな・・・、と周囲に話していた。」と、当時を振り返り、語っている。

ん???

誰か、似たようなことを言ってたような・・・( ̄ー ̄?)…..??アレ??

相変わらずの渡辺さんの状況に、奥様である榊原郁恵さんは、これ以上、放っておけないと、「これから、食事の管理は、きっちり私がする」ときつく言い渡し、ダイエット作戦を開始した・・・。

第一弾は、酢の物ダイエット・・・。

一日一食を酢の物だけで置き換えるというものらしい。

すると、一週間で、5㎏減・・・(≧▽≦)☆

しかし、すっかり安心して、普段の食生活に戻すと、体重はあっという間に元通りに・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..

その他、どか食いダイエット、バナナダイエット、ゆで卵ダイエット、すっぽん卵ダイエット、シュガコーンダイエット、ドイツ軍プロテインダイエット、ゴムチューブダイエット、etc・・・。

夫婦二人三脚で、様々なダイエットに取り組んできたという・・・∑(´A` )/ってヲィ!

これらのダイエットは、取り組めば、きちんと成果が出たらしい・・・。

本人曰く、「3㎏落とすそうと思えば3㎏落ちたし、4㎏落とすそうと思えば4㎏落ちた。」

しかし、毎回、リバウンドしたというのである。

それもそのはず・・・。

ここからは、まるでコントのようである・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

夜中にこっそり起きて、炊飯器から、ご飯を盗み食いする渡辺さん・・・。

翌朝、それに気づいた郁恵さんは、寝る前に、炊飯器をガムテープでぐるぐる巻きにする・・・。

本人曰く、「多少増えても、ダイエットをやれば、出来るから大丈夫だっていう気持ちになって、あぁ、いざとなれば出来るじゃん。4~5kg減らせる男だ・・・俺は。だから、今、7㎏太っても良いや。振り返ると、ダイエットするたびに太ってきた。リバウンドですよね・・・」

ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..

いつでも痩せられるという安易な考えから、ダイエットとリバウンドを繰り返してきた。

31歳・・・120kg、33歳・・・108kg、38歳・・・114kg、40歳・・・98kg、・・・オイオイ・・ (;´д`)ノ

この身体の変化が、血管の状況を更に悪化させたのである。

しかし、本人曰く、「体調も悪くなったし、有難いことに、仕事も色々とやらして頂いていたんで、体調さえ悪くなければいいや。そういう感じだったですね・・・。」

何の症状もなかったため、身体の内側で進行している状態に全く気付くことが出来なかったのである。

妻の影響もあり、渡辺さんは、半年に一度は検診を受けるようになっていた。

体重も90㎏程度をキープし、血糖値も正常な数値を保っていた・・・。

しかし、健康を維持しているように見えた渡辺さんだが、長年繰り返したダイエットとリバウンドにより、彼の知らないところで、血管は悲鳴を上げ、彼を死の淵に追いやろうと・・・( ̄ー ̄)ニヤ

次回へ・・・。