2月4日~2月13日にかけて、5回に渡って寄稿した“本当は怖い身近な症状”のフォローをしてみたいと思う。
私もそうだったのだが、ダイエット→リバウンド→ダイエット→リバウンドを、長い年月に渡り繰り返して、渡辺徹さんの症例が他人事ではなく、ドキッとした方も、少なからずいるのではないだろうか?
渡辺さんは、ダイエットとリバウンドの繰り返しで、血管にダメージを与え、虚血性心疾患という病気に罹り、大手術の末、一命を取り留めることができた。
今回は、その血管について、寄稿してみたいと思う。
実は、渡辺さんの症例が取り上げられた、“たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学 3時間スペシャル~身体に起きる身近な症状がとんでもないことを引き起こす~”の翌週の放送で、“新事実!硬くなった血管が誰でも柔らかくなる!!血管若返りスペシャル”が放送されていたのだ。
ところで、我々の身体中を駆け巡っている血管には、直径3㎝の大動脈から、直径0.01mmの毛細血管まである。
では、これらの血管を全てつなぎ合わせると、いったい、どれ位の長さになるか想像がつくだろうか???
ナント!地球2周半にもなる・・・(゚О゚)ホー
約10万kmにも及ぶのである・・・(^д^)スゲー!
おまけの情報だが、血管内側の総面積は、六畳間換算で約三百室にものぼり、3,000㎡ に達すると言われている。
更に、その重さは、成人の場合で体重の約3%にもなる。
因みに、動脈や静脈のような、太い血管のほうが重要な役割を果たしていると思われがちだが、実は、血管循環の主役は、毛細血管のほうである。
長さの割合からみてみると、太い血管は全血管の1%にも満たたず、毛細血管は99%超を占めている・・・。
では、血管の役割はというと・・・。
血管は、全身を隈なくめぐり、その中を流れる血液によって、様々な臓器及び組織に酸素や栄養を供給し、組織及び細胞から出た二酸化炭素や老廃物を、肺・腎臓・肝臓へ運ぶ働きをしている。
また、血液によって、体内の水分と体温を調節し、感染から守り、出血時の止血の働きもしている。
非常に重要な役割を担っているのだ・・・。
しかし、その血管も、歳を重ねるごとに、老化が進み、傷んでしまう・・・。
血管の老化とは、乱れた食生活などによって、脂が溜まり、硬くしなやかさが失われることを言う。
インターネットで、詰まった血管の画像を検索してみた・・・。
食事中の方には申し訳ない・・・m(_ _)m
動脈や静脈などの血管の基本的な構造は、3層の膜によって血管壁が構成されている。
層の間がドロドロに詰まっているのが判ると思う・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
更に、詰まっていくと、血液の流れる部分は僅かになってしまう・・・ヾ(0д0∥)ノ
最後に、この画像・・・オイオイ・・ (;´д`)ノ
ここまで来ると、命に関わる脳梗塞や心筋梗塞という恐ろしい病に、いつ襲われても、おかしくない・・・
しかし、近年の研究により、老化し、脂まみれの状態になった血管でさえ、再び、若々しいしなやかな状態に戻せるようになったというから、大助かりである。
期望を胸に次回へ・・・。