前回の続き・・・。
前回、近年の研究により、老化し、脂まみれの状態になった血管でさえ、再び、若々しいしなやかな状態に戻せるようになったという言葉で締めくくった。
1998年、“ある”画期的な研究が、ノーベル医学・生理学賞受賞した。
その研究とは、血管の老化を止め、しなやかに若返らせる物質を発見したというものである。
その物質の名前は、NO・・・(゚О゚)オー
私の中では、ああ、〇〇〇〇〇か・・・、と思ったのだが、番組内では、この後も“エヌ・オー”という呼び方をしていたので、それで読み進んで欲しい。
NOは、血管の壁で作られて、血管をゆるませ、ゆるませることにより、動脈硬化の進行を妨げるという・・・。
NOは、誰の血管の中にも存在する物質である。
もし、その量を増やすことが出来れば、血管を柔らかくでき、ひいては、誰でも、動脈硬化を起こしにくくできるというのだが・・・?
しかし、残念なことに、近年の研究の結果では、NOの分泌が多い人と少ない人がいることがわかってきたというのである・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
では、私は・・・???
これを読んでいる貴方は・・・???
いったい、どっちなのだろうか???
そこで、番組では、どんな人が、血管を若返り物質“NO”を多く分泌できているのか調べてみることに・・・(゚О゚)ホー
ランダムに選ばれた、40代~50代の主婦7名で検査れることとなった。
検査は、エンドパットという装置を使い、指先の血流量の変化を測ることで、NOがどのくらい分泌されているかがわかるという・・・。
結果は、基準値を2.15とし、それを上回れば、NOの分泌が多く、下回れば、NOの分泌が少ないと判定される。
検査の結果は、3人がNO分泌が少なく、4人がNO分泌が多かった・・・。
声:「うまくできたもんだ・・・。」
そこで、7人の血管年齢を調べてみると・・・。
NO分泌の多い4人は、一人が実年齢より、20歳若いと診断され、残りの3人も年相応と診断され、血管年齢に問題はなかった。
残念ながら、NO分泌の少ない3人の血管年齢は、放送されなかった・・・。
声:「意外に、皆、年相応だったんじゃないか???」
では、NOの正体とは・・・!!!!!━━(??∀??)━━ !!!!!
インタビューを受けた医師によると・・・。
「NOというのは、一般的には毒だという風に認識されています。毒だけど、身体の中で、血管をゆるませたりというような良い作用をする。」
ど・・・ど・・・毒・・・Σ(゚Д゚;エーッ!
番組内では、どれほどの毒なのかを実験していた。
NOがベースに作られた特殊な液体に、動物の骨を漬けておくと、段々と小さくなり、2時間後には、骨が完全に溶け落ちていた。
これだけの毒性を持つNOが、何故、血管を若返らせるのか???
ここで、ようやくNOの正体が明かされた。
NOとは、我々世代やもう少し上の世代でであれば、ONなら、巨人最盛期の頃の王・長嶋とかボケるところなのだろうが・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
NO=一酸化窒素
声:「おいおい、そのままじゃないか・・・」
一酸化窒素は、もちろん、空気中にも存在する。
一般的には、一酸化窒素(NO)や二酸化窒素(NO2)は大気汚染の原因となり、身体には有害なものと言われている。
しかし、こと体内で作られる一酸化窒素に限れば、分泌すればするほど、血管を拡張する効果があるという・・・。
さて、正体がわかったところで、次回へ・・・。