「真実の口」51 食べることが身体に悪い?⑥

五回に渡り、我々が“食べる”本来の目的を書いてきた。

現代栄養学が言うようにバランスの良い食事をしたら健康を維持できるというものではない。

現に、永年連れ添った夫婦で、同じ食事をしているにも関わらず、そのどちらかが病気というケースは数え切れないくらいに聞く話である。

あるいは違う病気をそれぞれ抱えているというのも当たり前のようにある。

それは、我々の身体はDNAという設計図で作られているからである。

DNAという設計図、つまり、遺伝子レベルで各個人に必要な養分は決められているということである。

農水省の食事バランスガイドでは2200±200Kcal、また、厚生労働省は一日30品目をバランス良く食べることを推奨している。

遺伝子レベルで必要なものが違うのだから総カロリーで摂取量を決めるのもおかしな話だし、一日30品目を摂取しようとすれば、当然、量も増えてくる。

それこそ消化酵素の無駄使いにしかならない。

決して、栄養バランスの良い食事をするのではなく、バランスの取れたバクテリアとミネラルを体内に取り込むことこそが“食べる”目的なのである。

我々は古くから発酵食品を食べてきた。

味噌は、食べるものが豊かになった昨今では調味料とみなされているが、古くは日本人にとって、貴重な蛋白源であった。

原料に使われる大豆に、麹や塩を混ぜ合わせ発酵させることによって、人間にとって必要な必須アミノ酸の宝庫になる。

多くの方が味噌汁を飲まれることと思うが、残念ながら、市販の味噌は、本来の発酵過程を短期間にするため、速醸法という醸造法を使い、菌を投与して作られているものが多い。

醤油、酢、清酒しかりである。

是非、「不思議なバケツ」いきいきペールで、自身の家の善玉菌を大量に含んだ自家製味噌でバクテリアを体内に取り入れて欲しい。

作り方は、以下の要領である。

1、大豆1kgを良く洗う。
  ※前日からペールに水を入れて浸して、何度か水を取り替える。

2、麹1kg(生麹でも乾燥麹でも良い)を良くもみほぐす。

3、麹に塩400gを入れてよく混ぜる。

4、大豆1kgを7~8リットルのペールで作った水で煮る。
  ※ 約二時間が目安。あくを取りながら強火から弱火にしながら茹で上げる。
  ※ 煮汁は後で使うので捨てない。

5、豆が指でつぶれるくらいになったら、フードプロセッサーですり潰す。
  ※ 熱いうちの法がすり潰しやすい。

6、大豆を鍋に戻し、更に、すり潰す。
  ※ 固かったら煮汁を入れながらすり潰す。

7、人肌くらいになったら、3を入れてよく混ぜる。
  ※ 堅さは煮汁で調整しながら耳たぶよりも固いくらいで調整する。

8、堅さの調整が終わったらいきいきペール(10型)に空気を抜くようにして入れる。
  ※ 量は約4.5kgでペールの半分くらいになる。

9、毎日、かき混ぜる。

10、約二ヶ月で自家製味噌の完成。

通常、味噌の熟成期間は半年程度を目安とされている。

しかし、いきいきペールで作れば、抗酸化溶液の発酵促進作用により、たった二ヶ月で美味しい味噌ができあがるのである。

北海道では、炊きたてのご飯やおにぎりに味噌を付けて食べる習慣が古くからあるらしい。

また、我々は環境回復農法を推進し、抗酸化溶液活用製品を使用した抗酸化米は、米アレルギーの人でも食べることの出来ることが解った。

そして、各地の協力者に抗酸化米を作ることを強く奨めている。

以前にも紹介したことがあるが、今回は三カ所程紹介させていただく。

まず、一人目は、建築が本業ながら新潟県村上市で抗酸化米を作っている石田建築の石田さん。

色々試行錯誤を重ねて、年々、美味しくなってきている。

価格表が届いていないので、後日UPさせて頂く。

また、残念ながら注文書を作っていないようなので、Tel & Fax 0254-52-1416まで、注文していただきたい。

次に、千葉県富里市で野菜直販所を経営している直売所・久能の赤海さん。

近所の農家の人に協力をしていただきながら、多角的に環境回復農法に取り組んでいる。

一昨年には、趣味が高じて、抗酸化米による日本酒も作りだしてしまった。

直販所久能 注文書
http://www.aida-soken.co.jp/pdf/kunou.pdf

最後に、弊社役員でもある千葉県白井市で、米の販売をしている有限会社さんらいすの割貝さん。

精米技術に抗酸化処理を取り入れ、永年培ったノウハウを活かして、独自のブレンド米を作っている。

昨年は、会田総合研究所の認定食品第一号として、「いきいき健康米」を作った。

さんらいす 注文書
http://www.aida-soken.co.jp/pdf/sunrice.pdf

最近、体調が悪いとかずっと病気を抱えていると言う人は、「食べることが身体に悪い」ということを理解していただけるのであれば、これらの抗酸化米と自家製味噌でしばらく生活してみるのは如何だろう?

人間が本来持っている力を体内から作りだして様々な症状を改善してくれることと思う。

最後に、さんらいすの割貝さんから直伝のお米をおいしく頂くためのノウハウを教えてもらったので、是非、抗酸化米をおいしく食べて欲しい。

※保管は湿気の少ない涼しい場所に置く。
※低温保管していない米は味が落ちてくるので、1ヶ月で食べきるようにする。

次に、炊き方である。

① 洗い始めの一番最初に入れた水はすぐに捨てる。

② 二度目に入れた水から研ぎ始める。
  ※ しかし、最近の米は精米技術が上がっており、糠は余り付いていないので力を込めてごしごしせず、軽く指で回し、すすぐような感覚で行う。

③ 長く研ぐことはせず、短時間にする。(1分程度)
  ※ 特に、白く濁っていても構わない。

④ ザルにあげて水切りをしっかりする。
  ※ 長時間放置すると米が割れてしまうので3分以内にする。

⑤ 吸水させる。
  ※ 夏は30分程度、冬は1~2時間程度水をしっかり吸水させる。そうすることにより芯まで、しっかりと炊きあがります。

⑥ 飯きりをする。
  ※ 今の炊飯器は蒸らしまでやって炊きあがりを知らせるので、炊けたらすぐに蓋を開け、しゃもじでご飯を切るように天地返しをするようにほぐす。こうすることにより余分な水分が飛んで、より一層美味しくなる。

⑦ 茶碗によそう。
  ※ この際、押さえつけずにそっと置くように茶碗に盛る。そうすることにより、ご飯が押しつぶされず、ふっくらと美味しく頂くことが出来る。

是非、この美味しい炊き方を実践して、自家製味噌を上に載せて、健康を取り戻して欲しい。

もし、野菜を欲しい場合は、家庭菜園を環境回復農法で行い、バランスの取れたバクテリアを取り込むことをお奨めする。