「真実の口」53 ED(勃起障害)は心の病?

ED(Erectile Dysfunction)=勃起障害とは、勃起機能の低下のことで、男性なら多くの人に起こり得る病気と言われている。

専門的には「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態」と定義されている。

最近、日本で行われたEDとは?の疫学調査の結果によると、日本でも現在、40~70歳の男性の半数以上が何らかの原因でEDになっていると考えられている。

EDはなかなか口に出すのが恥ずかしいということで、その実体を把握するのが難しく、日本でEDに悩む人は、1,130万人とも言われているようである。

確かに、勃起障害は男を否定されたようで、なかなかこの悩みを誰かに相談するのも躊躇われるのがわかる。

EDと言えば、ファイザー製薬のバイアグラと言うことで、早速調べてみた。

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EDは、ストレスなどの“精神的なもの”と思っている方は案外多いものです。たしかに精神的、心理的な原因もありますが、その他にも糖尿病、高血圧症、喫煙、飲酒など、好ましくない生活習慣から、EDが起こることがあります。

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・・・とある。

更に・・・

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性的刺激によって、神経を介し勃起の信号が送られると、陰茎海綿体の動脈が開いて血液が流れ込みます。海綿体はスポンジのように血液を吸い込んで貯め、膨張して硬くなります。これが勃起した状態です。しかし、好ましくない生活習慣などが原因で動脈の開き方が不十分だと、血液の流れ込み方がたりずにEDが起こります。

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たとえば、糖尿病になると、血管や神経が障害されるため、血管が硬くなったり、性的刺激による血管の拡張が起こらなかったりして、血流を抑えると考えられています。糖尿病の患者さんが抱く日常生活の悩みとしてEDや性欲低下を挙げる方が多いと言われます。

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一方、高血圧症では、血圧が高くなると、血管にストレスがかかるため、血管が損傷して硬く狭まります。これによって、ペニスの血流を抑えてしまうと考えられています。

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生活習慣病は、年々増えています。高血圧症の患者さんは3,400万人、糖尿病の患者さんは690万人もいると言われます。ですから、高血圧症や糖尿病患者さんと同じように、EDの患者さんもたくさんいることになります。

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ここまで、ファイザー製薬にある原文そのままを引用させて頂いた。

何故、今回このようなテーマを選んだかというと、“EDは生活習慣病”という産経新聞の記事を見たからである。

EDは抗酸化で解決できる!

産経新聞の記事では、EDの原因は心や気持ちでなく器質(臓器や器官の性質)、つまり身体に原因があり、基本的にEDは血管病で、陰茎の血管の動脈が硬化することによって起こるとしている。

男性には夜間勃起現象というのがあり、普段、寝ている間に気がつかないうちに7~8回は勃起しているらしい。

この現象は、EDであれば若い人でさえ減少しているということである。

以前にも書いたかもしれないが、工務店の社長(当時53歳?)がもこもこパッドを使用するようになって、朝勃ちするようになったと喜びの声を朝の7時半位に頂いたことがある。

これらの説明は、コレステロールの項を読んでもらえればご理解いただけると思う。

つまり、ファイザー製薬のHPに書いてあるように、糖尿病、高血圧等の生活習慣病で、EDになるのではなく、これら生活習慣病の最初の兆候として、非常に細かい血管を持つ陰茎にEDとして症状が現れているのである。

ちなみに、急性心筋梗塞を引き起こす動脈の太さは3~4mm。

脳卒中を引き起こす動脈の太さは5~7mm。

それに比べ、陰茎動脈はわずか1~2mmである。

血液が正常でなければ、簡単に詰まってしまうのもうなずける。

また、EDの発症にはNO(一酸化窒素)というものが大きく関わっているらしい。

勃起現象は、NOが血管の内皮や神経から分泌されることを引き金とし、様々な神経伝達の工程を経て陰茎内に血液が流れ込み陰茎静脈が圧迫され、血液が対流し勃起するらしい。

しかし、血管や神経が傷んでくると、NOの生産量が減り、EDという症状になるである。

また、酸化ストレスが亢進することによりNOの生産量が減ることも解っているらしい。

ED薬に頼れば当然心臓に負担がかかってくる。

EDで悩んでいる人は、ストレスフリーの抗酸化住宅、あるいは環境回復サロンを訪れては如何だろう?