「真実の口」556 訪米記(2013年4月)⑭

前回の続き・・・。

末娘の念願の指輪(本当はトゥリングだが・・・。)を手に入れた私は、意気揚々と景勝地へ向かった。

デンバーから1時間くらい車を走らせると、コロラド・スプリングスという街に着く。

デンバーに次いで、コロラドで二番目に大きな街である。

街中を抜けると、コロラド州の名前の語源でもある巨大な赤い砂岩が、アチコチにそびえ立つ面白い地形だ・・・。

rock① rock②

私と同世代であれば判ると思うのだが、原作:山川惣治氏・作画:川崎のぼる氏による、『荒野の少年イサム』の原風景のようである。

荒野の少年イサム

第1巻の背景みたいな感じ・・・。

入りはしなかったが、開拓時代の博物館や、この地形の斜面を生かして、コンサートホールのようなものが作られたりしていた。

ホール

平日のはずだが、寝転がったり、階段を利用して、運動している人たちで溢れていた。

そこから移動して、コロラドの昔のままが残っているというオールド・コロラド・シティを通過する。

この街自体が、規制が厳しいらしく、アチコチにパトカーが停まっている・・・。

次に、コロラドで一番の、観光スポットらしいGARDEN OF THE GODSへと向かった。

実は、羽田さんも行ったことがないらしい・・・。

その途中で、道路脇にカードを持って立っている青年が・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

・・・

何が書かれているかというと・・・。

「SINGLE DAD. WORKING PARTTIME. JUST NOT ENGLISH. WILLING WORKER. ANYTHING HELP.」

訳せば、「シングルダディで、英語は出来ないが、何でも良いから仕事が欲しい。」というところだろうか・・・?

コロラド大学に行った際にも、大勢いて、中には女性の姿もあったりした。

その女性のカードには、「住む所がない。少しで良いので金銭を援助して欲しい。」と書かれてあった。

日本では、最近、見かけなくなったが、(禁止用語になるが)物〇いである・・・(-ω-;)ウーン

羽田さんによると、南米から大量に移民が来ているため、年々、増えているということだった。

そして、優しい人が多いのか、一日立っていると、結構な稼ぎになるらしい・・・(・、・)フーン

羽田さん自身は、異国の地で一生懸命に英語を覚えて、働いて稼いでいるのに、英語を覚えようともせず、楽をしていることに憤りを感じているらしかった。

アメリカの抱える闇のひとつだろう・・・。

しばらく車を走らせると、GARDEN OF THE GODSへと着いた。

GARDEN OF THE GODS

展望台で、コーヒーを飲みつつ、神々の庭を眺める・・・。

Kissing Camels①

日本では見られない光景だ・・・(・0・。) ホホ-ッ

岩の中央からやや左を見て欲しい・・・。

Kissing Camels②

羽田さんのリサーチによれば、Kissing Camels~キスするラクダ~という岩らしい・・・(^-^)/

丁度、中央部でラクダが向かい合って、キスしているように見える所から、付いた名前らしい・・・。

GARDEN OF THE GODSの中に入ってみようと言うことで、我々は、移動することにした。

羽田さんが、小用を足している間に、私は、売店をブラッとしていた。

末娘以外の土産は空港で、見繕って買えばいいかと思っていたのだが・・・。

面白い物を発見した。

Real Leaf

本物の葉を金属でコーティングしているのである。

スタッフの説明によると、先住民であったアメリカ・インディアンの技術の結晶で女性のチャーム(お守り)だと言う・・・(・0・。) ホ-ッ

そして、日本でも有名なドリーム・キャッチャーを発見・・・o(>∇<)o ヤッタァ

Dream Catcher

ドリーム・キャッチャーは、「悪夢は網目に引っかかったまま夜明けと共に消え去り、良い夢だけが網目から羽を伝わって降りてきて眠っている人のもとに入る」とされるアメリカ・インディアンのお守りである。

これで、家内と末娘を除く4人の子供の土産も確保できた。

土産を見ながら感じたのだが、アメリカ・インディアンによって、多くの素材に刻み込まれた紋様や図形には、彼らの宇宙観や世界観、そして神話が根底に存在していたのではないだろうか・・・?

これは、古代文明にも共通し、日本のアイヌや琉球にも共通する物がある。

今回は深くは触れないが、私は、これらと抗酸化溶液には密接な関係を感じている・・・。

もし、機会があれば、取り上げてみよう・・・。

話は変わるが、今日は、韓国で代理店を興した我が友・金栄春が急逝して、丁度、一年が経つ命日にあたる。

お前の意志は、弟・明春が受け継いでいる。

安心して、次に、俺と酒を飲みかわす日を待ってて欲しい・・・。

次回へ・・・。