「真実の口」575 訪中記(13年6月)・・・②

前回の続き・・・。

前回、大幅に遅れて私を出迎えにやってきた王さんだが、やらかしてくれたのはこれだけではなかった・・・。

現地時間11時15分(日本と1時間の時差有り)に到着予定だったのだが、前回寄稿したように、出国手続きや荷物の受け取り等で、私が出てくるのが12時15分位と踏んでいたため、迎えを2時に来るように頼んでいたらしい・・・(;´∀`)・・・うわぁ・・・

声:「それにしても、遅すぎじゃろ・・・。」

王さんは、結構、色々とやらかしてくれるのだが、どこか憎めない所がある・・・。

迎えを早くしてもらうように、先方に電話するが、それでも上海市内から空港までは小一時間はかかる・・・。

仕方がないので、それまで、コーヒーでも飲んで待っていようということになった。

到着ゲート階には、無さそうだったので、出発ゲート階に移動して、喫茶を探すのだがない・・・(-公- ;)ウーン

かなりの時間、ウロウロしたのだが、なかなか見つからない・・・。

しばらくして、王さんが「ありました」と得意げになって、その方向に行ってみると、単なる水飲み場だった・・・┐(´∀`)┌ヤレヤレ

ワンフロア上にレストランが見えたので、エレベーターで上がってみたのだが、食事をする所ばかりで、コーヒー等は置いていないという・・・。

再度、エレベーターで下に降りて、空港スタッフに尋ねるのだが、さっきウロウロしていたあたりを教えてくれるばかりである。

どうやら、その更に奥の方に喫茶があったらしい・・・オイオイ・・ (;´д`)ノ

喫茶につき、言葉がわからない私は、アイスコーヒーを王さんにお願いした・・・。

しばらくすると、注文に行った王さんがレジで大笑いしている声が聞こえた。

声:「また、何かやらかしたな・・・。」

王さんが席まで帰ってきたので何があったのか尋ねてみる。

王:「お金を間違って出して、偽札と思われました・・・(笑)」

私:「日本のお金でも出したの・・・?」

王:「いいえ、台湾のお金です・・・。」

私:「・・・(絶句)。」

王:「友達にもらったお金を財布に入れていたんですよ。それをうっかり出してしまいました。」

ちなみに、中国の紙幣には毛沢東が印刷されているが、台湾の紙幣は孫文と蒋介石である・・・。

見た目も色も全く違う・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

しばらくして、アイスコーヒーをウェイトレスさんが運んできてくれた。

迎えを待つ間、今回の大まかな日程と訪問先の情報を確認する。

今回の訪問先は、Mi Lan(ミラン)という会社である。

上海市内に、美容室とエステサロンを融合した店を、9店舗も経営しているという・・・。

社長は、まだ32歳と若く、5年で9店舗に増やし、現在、10店舗目を建設中で、そこに環境回復サロンを併設したということだった。

丁度、上海の景気が上向いていた所へ、富裕層向けにプロデュースした高級感が受けて、成功したらしい・・・。

それでも、起業当時は、誰にも相手されずに、その当時から、社長を信じて付いてきた2人と伴に、3人で成功を導いてきたとのことだった。

社長が企画・アイデアを出して、専務が金庫番になり、常務が店舗運営及び管理を行うというトロイカ体勢で協力し合っているということだった。

ASKの体勢も似たようなものだ・・・。

会田氏が溶液の開発を行い、私が商品の開発や実務を行い、私の兄が金庫番のトロイカ体勢である。

ただ、ASKの場合は、その他にも堅い結束で結ばれた役員が4人もいる。

心強いではないか・・・!

一時間ほどして、王さんにようやく到着したという電話がかかってきた・・・。

次回へ・・・。