前回の続き・・・。
会田氏に電話した私・・・。
私:「グラスウールが見つかったんですが、何か日本のと違うんですよね・・・。」
会田氏:「密度は聞いてみた?」
私:「確認します。」
王さんに向かって・・・。
私:「王さん、このグラスウールの密度聞いてみて・・・。」
王さんに店の人に尋ねてもらう・・・。
以下、技術を盗まれないように数字に関しては〇で対応する。
王:「〇kgらしいですよ・・・。」
私:「ん?それって、立米で???」
王さん、再度、聞き直す。
王:「そうみたいですよ・・・。」
私:「会長、〇kg/m3とか言ってるんですが・・・。どうも怪しいですよねぇ・・・。」
会:「え~っ!日本の〇倍!!上海ってそんなに寒いのかい・・・?」
私:「さあ?本州と変わらないから、〇kgもありゃ良いかとも思ったんですが・・・。どうも、本当かどうかわかりません???」
会:「良いよ!それ使おう!!」
私:「はぁ・・・。」
因みに、日本は南北に長いため、省エネルギー基準が、Ⅰ地域からⅥ地域の6つに区分されている。
解りやすく言えば、北海道のような寒冷地はⅠ地域に区分され、温暖な九州はⅤ地域、九州より更に暑い沖縄等はⅥ地域に分類されている・・・。
しかし、最近は、沖縄より本州の方が暑いような気がするのだが・・・(笑)
また、断熱材は、その熱抵抗値によって、その密度や厚さが算出されるのだが、工法によって変わってくるので、詳細まで書くとややこしくなるため、大まかなことをご理解いただければ良いと思う・・・。
例えば、壁部分に関して言えば、外断熱工法であれば、寒冷地であれば、グラスウール24kgを120mm使い、温暖地であれば16kgを80mm使えば、省エネ新基準を満たしていると言うことになる。
帰国してから、インターネットで調べたのだが、中国では〇kg/m3が普通に売られているようなので、満更、嘘でもなかったのだろうか・・・???
断熱材の見通しがついたので、次は、クロス糊を探しに移動する・・・。
私:「王さん、一応、クロス糊の売っている店知っているか聞いてみてよ・・・。」
現場責任者と話す王さん・・・。
王:「知っているらしいですよ・・・。」
私:「じゃあ、期待せずに行ってみようか・・・(笑)」
少し車を走らせた所で、とある店の前に車を停め、現場責任者の彼が店へ入り、何やら手にして戻ってきた。
私は、ジャ〇リコサイズの四角い箱と円筒形のプラスティック容器を手渡された・・・(@・Д・@)??
私:「王さん、これ何か聞いてみて・・・?」
幾度目かの現場責任者と王さんの会話・・・。
王:「その2種類を混ぜて、接着するらしいですよ・・・。」
私:「え~っ!これで何㎡施工出来るのよ・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工」
またもや、現場責任者と王さんの会話・・・。
王:「5㎡位って言ってますが・・・。」
私:「サロンで使おうと思ったら、何本必要に何のさ・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ」
王:「これが、中国では一般的だと言ってますよ・・・。」
私:「いや、ホテルなんかクロスで仕上げているから、絶対、それはない!良いわ、自力で探そう・・・┗(?≧ Д ≦ ?)┓=3ダッシュ!」
今度は、クロス糊を求めて彷徨う旅が始まった・・・。
次回へ・・・。