前回の続き・・・。
【仮説13】砂糖を摂取すると糖尿病になる。
【検証13】そもそも、糖尿病とは、何ぞや・・・?
糖尿病は、「膵臓で作られるホルモンのひとつ“インスリン”の量が不足している、あるいは、“インスリン”の効き目が悪い、ことによって起こる病気」のこと。
“インスリン”は、体内の“血糖”をおさえる働きをしており、“インスリン”によって体内の“血糖”値が正常に保たれているというわけである。
では、“血糖”とは、何ぞや・・・?
我々は、日常の食事により、三大栄養素と言われる“脂質・たんぱく質・炭水化物”を体内に取りいれることによって、身体を維持している。
この三大栄養素のなかの炭水化物(糖質)が、消化・分解されて“ブドウ糖”となって、我々の血液中に送り込まれ、日常生活における重要なエネルギー源となっているのだが・・・。
“血糖”とは、血液中に含まれるこの“ブトウ糖”のことを指す・・・。
食事をし、“ブドウ糖”が血液中に送りこまれることによって、おおよそ食後30分前後をピークに、“血糖”値が上昇する。
すると、直ちにすい臓から“インスリン”が分泌され、この“インスリン”の働きによって、肝臓、筋肉、脂肪組織などに“ブドウ糖(血糖)”が取り込まれ、その結果、速やかに“血糖”値が下がっていくと言うのが、正常な状態である。
“インスリン”は、24時間ほぼ一定量に保たれながら分泌され(これを『基礎分泌』といいう)、しかし、食事をして血糖値が上がると、タイミングよく大量に分泌され、上昇した血糖値を正常に戻し(これを『追加分泌』という)、血糖値が下がってくると『追加分泌』は次第に低下する。
では、“インスリン”が正常に分泌されないと、どうなるのだろう???
血液中のエネルギーを体内にうまく取り込むこと出来なくなり、筋肉や内臓には、エネルギーが運ばれなくなり、全身のエネルギーが足りなくなってしまうということになる・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
血液中には、取り込めなかった血糖が流れている状態(高血糖状態)となり、血糖値の測定をしてみると、高い数値を示すということになる・・・(lll-ω-)ズーン
当然、余分な血糖は、“尿”として排出されるの、尿から糖が検出されということになる・・・・キャッ(〃ノωノ)
そのため、“糖尿”病と呼ばれているわけなのだが、単純に尿から糖が検出されるという理由から、砂糖=糖尿病の原因と言われるようになったようである・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ
糖尿病には、1型、2型、遺伝子異常によるもの、妊娠糖尿病とタイプ別に分類されるが、我が国では、圧倒的に2型糖尿病が多い・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
ただ、その発症原因は、明らかにはなっていない・・・(@・Д・@)??
ただ、遺伝因子と環境因子等いくつかの関係性があげられている・・・…..〆(・ω・)メモメモ
遺伝因子とは、両親や兄弟が糖尿病であるという遺伝体質・・・(*゜д゜*)ドキィ
環境因子とは、肥満、過食、高脂肪食、運動不足、ストレス、喫煙等・・・(⌒_⌒; タラタラ
これらの因子が重なって、糖尿病が発症すると考えられている・・・ウヒィィ(;゚;Д;゚;)ィィイィ!!
更に、糖尿病が発症して怖いのは、糖尿病特有の合併症を引き起こすことがあることである。
糖尿病には三大合併症といわれている、“糖尿病性網膜症”、“糖尿病性腎症”、“糖尿病性神経障害”がある・・・。
網膜症は、失明の原因の第一位になっており、腎症は、透析導入原因の第一位になっており、また神経障害は、頑固な神経痛や排尿、排便障害の原因となり、日常生活が非常に制限されてくる・・・((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
これらは、糖尿病のコントロール不足で、病気の期間が長いほど発生しやすくなり、合併症は、一度起こると完全にもとに戻すということは不可能と言われている・・・∑(=゚ω゚=;) ウッソー!?
∴ どうやら、砂糖のみが直接の原因ではないが、日常生活には、十分、気をつけた方が良いようである・・・(´・,_,・`)フムフム
Q.E.D.
次回へ・・・。