「真実の口」613 危険な白砂糖(爆笑)・・・その⑧

前回の続き・・・。

【仮説16】砂糖はカルシウムを奪い、骨ももろくする。

【検証16】この説も、Yahoo! で「砂糖とカルシウム」で検索してみたら、302万件もヒットした・・・。

何故、このようなことが言われているのか・・・???

群馬大学の高橋久仁子教授が、この件に関して、論評しているので紹介しようと思う。

高橋教授は、“フードファディズム”という概念を日本に紹介した方である・・・。

“フードファディズム”とは、「本当に健康に影響するのか?」の根拠が曖昧なまま、特定の食べ物・栄養の影響を熱狂的に信じることをいう・・・。

高橋教授は、「砂糖の摂りすぎはカルシウムを奪い、骨を弱くする」、「砂糖をたくさん食べると、血液が酸性になる」、「牛乳に砂糖を入れると牛乳中のカルシウムが無駄になる」と言う話を信じている人が、一般的に多いということを調査の結果知り、このことに関して、徹底研究したらしい・・・〆(・。・〟)フムフム

しかし、情報のネタ元を探してみたところ、栄養学の専門書には、どこにもこのような記載はなかったので、大変、苦労したらしい・・・。

そして、ある大学教授が、一般向けの本のなかに、繰り返し、繰り返し書いている「砂糖はビタミンB1を含まないので、たくさん食べるとB1が不足し、ピルビン酸が増え、血液が酸性になる。これを中和しようとして骨のなかのカルシウムが血中に溶け出し、尿中に排出されてしまう。」というのが出所ではないかと突き止めたそうである・・・( ̄ー ̄*)旦(゚ー゚;)オツカレサマテシタ。オチャヲ・・・。

これは昭和10年代から、ある学者によって唱えられていた「酸性食品である砂糖を食べると、体の酸性化を防ぐために、カルシウムが中和の目的で消耗する。」という説を継承したものらしいのだが、それが「砂糖の脱カルシウム作用」として昭和50年代半ば、マスメディアにより大きく紹介され、全国的に広まったというのである・・・┐(
-_-)┌ ヤレヤレ

これは、前項でホメオスタシスの話しを記したので、ご理解のことと思う・・・。

このことからも、この仮説が正しくないことは理解できると思うのだが・・・。

もう少し、詳しく解説しているので、後を追ってみる・・・ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

砂糖はブドウ糖と果糖が1つずつつながっている二糖類と言われる炭水化物である・・・….〆(・ω・。)

一方、米やパンの成分であるでん粉は、ブドウ糖が数珠のようにつながった多糖類と言われる炭水化物である・・・___φ(。_。*)カキカキ

砂糖は、小腸で“シュクラーゼ”という酵素によって、ブドウ糖と果糖に分解され吸収される・・・。。。φ(ー` )メモメモ

そして、果糖の大部分は体内(肝臓)でブドウ糖に変えられる・・・φ(..
) メモメモ

つまり、砂糖は体に入れば、結局、ブドウ糖になるのである・・・(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン

では、米やパンを食べて腸内に入ったでん粉はどうなるのか・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

これらは、小腸内の“マルターゼ”等の消化酵素でブドウ糖になる・・・φ(*’д’* )メモメモ

ん?

結局、ブドウ糖になる・・・( ゚д゚)ハッ!

米やパンを食べても、腸から吸収されて体の中ではブドウ糖として存在するワケなので、砂糖を食べても、米やパンを食べても、結局体の中ではブドウ糖になているということである・・・(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ

つまり、そのブドウ糖が元は砂糖にあったのか、元はでん粉からきたのかの区別はできないというワケである・・・ア、ソッカ(・ω・ゞ-☆

如何だろう・・・?

納得できただろうか・・・???

調べている途中で、管理栄養士の小池ゆみえさんと言う方のブログで、更に、詳しく解説している物を発見したので紹介しておく・・・。

『砂糖は骨を溶かすのか?』

∴ コーラを飲むと骨がもろくなるという話しも巷で言われているが、これも一挙解決ということで良いのかな?

Q.E.D.

次回へ・・・。