前回の続き・・・。
全10回に渡り、砂糖にまつわる都市伝説的な“ネタ”を検証してきたが、少しはご理解いただけたのでは無いかと思う。
「不思議なバケツ」で果実や野菜等を発酵させる際に、砂糖を加えるが、あくまで、それは発酵を助けるためのバクテリアのエサにする為である。
白砂糖に関しては、随分と誤解があるようなので、今回、あえて、取り上げてみた。
これで、安心して、白砂糖を使っていただけるのではないだろうか・・・?
白砂糖が安心だからと言って、A〇K株式会社の会長さんみたいに、異常に甘い物を摂取するのも如何な物かと思う・・・(ノД`)ハァ
昔、彼は、私の目の前で、封を開けた羊羹を、一切れ一切れ切ることもなく、縦にもぐもぐと食べ始め、それを2本もたいらげたのである・・・o口(・ω・`)モグモグ
甘い物をあまり食べない私は、見ているだけで気持ち悪くなったのを覚えている・・・…Σ(´*ω*)、;’.・オェェ!!
以前も取り上げたのだが、最近、糖質ゼロ、糖質オフあるいは糖質カット、更には糖類ゼロなどと書かれた商品を、目にする機会がかなり増えた気がする・・・。
声:「彼には無縁の話しだが・・・。」
あっ!
その前に、糖質と糖類の違いはお判りだろうか?
まず、砂糖は三大栄養素の炭水化物に分類されるという話しをしたが、炭水化物の中で、ぶどう糖、果糖などの単糖類、砂糖、乳糖、麦芽糖などの二糖類を、特に糖類と分類している・・・。
更に、炭水化物に含まれる食物繊維を取り除いた物が糖質として分類される・・・。
では、糖質ゼロ、糖質オフあるいは糖質カット、更に、糖類ゼロとは、どういうものなのだろう?
まず、糖質オフあるいは糖質カット・・・。
これは、健康増進法に基づく栄養表示基準制度によって、食品や飲料に含まれている糖質が、一定量(食品100g当たり5g、飲料100ml当たり2.5g)以下であれば、「オフ」、「カット」、「ロー」、「低」といった“低い”を意味する言葉が使えるらしい・・・。
次に、糖質ゼロ・・・。
これも、健康増進法に基づく栄養表示基準制度によって、食品100gあるいは飲料100mlに含まれる糖質が0.5g未満であれば、「ゼロ」、「ノン」、「レス」、「無」といった“含まない”を意味する言葉が使えるらしい・・・。
更に、糖類ゼロ・・・。
これも、健康増進法に基づく栄養表示基準制度によって、食品100gあるいは飲料100mlに含まれる糖類が0.5g未満であれば、「ゼロ」、「ノン」、「レス」、「無」といった“含まない”を意味する言葉が使えるらしい・・・。
果たして、これらの、「ゼロ」、「ノン」、「レス」、「無」、「オフ」、「カット」、「ロー」、「低」と言う言葉を信じて良いのだろうか・・・???
これらの言葉の裏には、全て、人工甘味料が使われているので、迂闊に信用しない方が良い・・・。
以前、人工甘味料について触れたのだが、興味がある方は、当ブログの検索窓に、“人工甘味料”と入力して、読んで欲しい・・・。
人工甘味料は、非糖質系甘味料に分類され、これらを使用しても、糖類、糖質とは無関係のため、「ゼロ」、「ノン」、「レス」、「無」、「オフ」、「カット」、「ロー」、「低」の表示が出来るのである・・・(;´∀`)・・・うわぁ・・・
これらの人工甘味料については、日本栄養・食糧学会誌の中で、「人工甘味料と糖代謝」というテーマで、その危険性が指摘されているので、興味があったら読んでみると良いと思う・・・。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnfs/66/2/66_69/_pdf
更に、昨年から今年にかけて、糖質オフダイエットなるものが流行したが、その危険性などは、多く語られているので、敢えて、取り上げることはしない。
白砂糖と上手に付き合おうことをお奨めする・・・。