前回の続き・・・。
前回、モンサント社が製造・販売した牛成長ホルモン剤rBGHについて寄稿したが、これについて、詳しく、開設したHPを見つけのたで紹介しよう・・・。
既に、rBGHの販売許可については、FDA(アメリカ食品医薬品局)との癒着があったらしいことはお伝えした。
当然、アメリカ国民も、販売当初から、rBGHの安全性に対して懐疑的であった。
そんな状況下、1990年8月、Science誌上で、FDAはrBGHに関する人の安全を決定する事項に関する10ページの要約を発表した・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
http://bestmeal.info/monsanto/facts.shtml
その資料によれば、「注射をされた牛のミルクの中のrbGHは、商業上の低温殺菌のため低減させられた。」と安全性を決定づけている・・・C=(^。^)ホッ
しかし、この主張で引用された研究データを聞くと驚きである・・・。
カナダの大学院生による修士論文のみだったらしいのだ・・・Σ(゚Д゚;エーッ!
しかも、人間による安全性を調べたのではなく、子牛に、rbGHで出されたミルクを与えるための研究たったというのだ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
更に、この研究では、通常15秒の低温殺菌を行うものを、誤って30分間熱していたのでる・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工
そんなデータを、人や牛の種の安全性に関わる大事なものに適用させたのか・・・ヽ(*`Д´)ノ
rBGHの使用に関する最大の問題点は、IGF-1へ如何に作用するかということらしい・・・。
IGF-1とは、インスリン様成長因子のことで、インスリンと配列が高度に類似し、細胞培養ではインスリンと同様な反応が起こるためにこのような名前になっているようだ・・・???
IGF-1は、主に肝臓で成長ホルモンによる刺激の結果分泌され、人体の殆どの細胞、特に筋肉、骨、肝臓、腎臓、神経、皮膚及び肺の細胞はIGF-1に影響を及ぼす・・・φ(.. ) メモメモ
IGF-1の構造は、牛と人ではほとんど同一らしい・・・(@・Д・@)??
現実的に、ミルクを搾乳した際に、一部のIGF-1は雌牛のミルクに自然に存在するらしいのだが、データでは、正常なミルクに比べて、rBGHを注入された雌牛のミルクの方が、より高いIGF-1が存在しているというのだ・・・∑( ̄□ ̄ノ)ノ
rBGHを勇乳すると、通常より1/3多い血が心臓で送られ、また、rBGHはとても強いので、注射をする場所の筋肉組織を殺してしまうというのだ・・・。
IGF-1と癌発生を関連付ける数千の研究論文が、発表されているというのだが・・・。
rBGHは、雌牛の新陳代謝を駆り立てるとともに、牛の多くの主要器官や腺の重量を劇的なほどに増加させているというデータもある・・・。
果たして、ミルクの中に残留するrBGHは本当に安全なのか・・・???
あなたなら、rBGHが注入された雌牛のミルクとgBGH不使用の雌牛のミルクとどちらを選択するだろうか・・・?
もちろん、私がいつも言っている成長ホルモンや抗生物質の危険性を除外した上での話である・・・。
当然、アメリカの小売業者も、rBGH不使用というキャッチコピーで消費者の心をつかもうとするのが本音である・・・( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
しかし、驚いたことに、それに先だって、FDAは93年にrBGHの使用を認可すると同時に、rBGHを投与した牛から採取したミルクと、rBGHを投与していない牛から採取したミルクの区別を表示することを禁止する法律を作ってしまったのである・・・( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ
現に、翌94年、「rBGHなし」の表示をした二つの食品小売業者が、モンサント社によって提訴されている・・・Σ(- -;;ノ)ノ うわ~引くわ~
何故、ここまでモンサント社を擁護するような態勢が出来上がるのだろうか・・・?
更に、2006年、ニューヨーク州コーネル大学のジュディス・キャッパー(Judith Capper)氏らの研究チームによって、100万頭の乳牛にrBGHを投与すると、自動車40万台分に相当する温室効果ガス削減が可能とするの研究が、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)6月30日号に発表されている・・・。
前述しているが、モンサント社は、2008年、rBGH部門を売却して撤退している・・・。
それにしても、実に不可解である・・・。
次回へ・・・。