「真実の口」719 食の安全に関する再考 37

前回の続き・・・。

O-157とGM作物・・・???

どう繋がるのか、疑問に思う人もいるかも知れない・・・。

では、頭の中で想像して欲しい・・・(´~`)。oO

牛がいます・・・。

牛は食事をしています・・・。

こんな風景が浮かんだのではないだろうか?

農場①

あるいは、こんな風景が・・・。

農場②

これらの想像は、決して、間違いではないと思ったのだが・・・。

何度も書いているが、私の出身地である五島列島では、牛は牧草を食べていたはず・・・(゚∀゚)

しかし、現代の牛の食事風景は少し違うらしい・・・(°◇°;)ゲッ

下の写真を見て欲しい・・・。

農場③

拡大してみよう・・・。

農場④

どうやら、牧草にコーンを混ぜた配合飼料が主流らしい・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

例のごとく、脱線するが・・・m(_ _)m

配合飼料とは、複数の飼料原料あるいは飼料添加物を配合設計にしたがって、一定の割合に混合したもので、その飼料を給与するだけで家畜の健康を維持し、畜産物を生産できる飼料のことを言うらしい。

配合飼料は、従来、養鶏用が主体をなしてきたが、近年では養豚用、養牛用、養魚用も盛んである・・・。

さらに牛用飼料は、「粗飼料」と「濃厚飼料」に分類されるらしい・・・φ(.. ) メモメモ

「粗飼料」とは、牧草・野草・サイレージ・わらなどが主体で、粗繊維含量が高く、養分含量の低い飼料のことを言う。

「濃厚飼料」とは、繊維や水の含量が少なく、米ぬか・ダイズ・トウモロコシが配合されたタンパク質・脂肪・炭水化物などに富む飼料のことを言う。

因みに、農林水産省でも、飼料の適正使用についてというタイトルで、畜産農家に注意喚起をしているのだが、そこにも濃厚飼料は当たり前のように書かれていた・・・。

農場⑤

注意喚起の内容も、BSE、農薬残留、異物混入、かびの発生、腐敗・細菌の増殖、放射性物質についてのみだった・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

いつ頃から、濃厚飼料とやらが普及してきたのだろうか・・・???

またまた、データのお出ましである・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

以下は、飼料の輸入量推移である・・・。

総量

養鶏用

養豚用

乳牛用

肉用牛用

1960

2434

2320

109

5

1965

7677

5314

1773

803

78

1970

14824

8450

3932

1741

876

1975

16355

8838

4538

1833

1544

1980

21387

10692

6399

2323

2724

1985

23478

11044

6957

2581

2810

1990

24479

11197

6981

3004

3202

1995

23826

10793

6166

3245

3525

2000

23231

10237

5980

3257

3678

2005

23553

12210

5871

3259

4115

2006

23863

10301

5964

3183

4319

2007

24047

10377

5910

3190

4483

2008

24138

10281

6032

3207

4553

2009

24347

10343

6232

3135

4581

(単位:千t)

《参考資料:農林水産省「流通飼料便覧」、「飼料日報」》

一目瞭然、1970年から急激に増えているのが判ると思う。

この急増の背景には、ある国の思惑が・・・( ̄□ ̄;)!!

思わせぶりにするまでもなく、アメリカ合衆国連邦なのだが・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

次回へ・・・。