前回の続き・・・。
前回、GM蚊に続いて、GM鮭を取り上げた・・・。
カリフォルニアでの遺伝子組み換え表示問題も、GM連合の大量の資金投下によって、「表示No派」の勝利に終わった訳だが・・・。
これによって、何が起こるのだろうか?
私は、食したくないのだが、何故、ここまでして早く育つ鮭を必要としているのだろうか・・・???
取りあえず、サケ・マスに関する様々なデータを見てみよう!
因みに、一般的に、鮭と鱒と分けられているが、生物学的には明確な区分はない!
英語では「サーモン」と「トラウト」という呼び方があるが、欧米では海に降りるものをサーモン、川など淡水で生活するものをトラウトとしている場合が多い・・・。
資料については、色々と調べてみたのだが、マルハニチロ社のグラフが良くまとめられていたので、直接リンクを貼らせていただく・・・m(_ _)m
では、世界のサケ・マス生産量の推移を見てみよう!
http://www.maruha-nichiro.co.jp/salmon/data/images/index_ph01.gif
2008年総生産量312.8万トンのうち、養殖生産量の占める割合は229.6万トンで、実に73.4%を占めている・・・。
そして、天然漁獲量は横這いが続いているが、養殖生産量は右肩上がりが続いている・・・。
ここにGM鮭の付加価値が出てくる訳か・・・(・◇・)ナットク!
次ぎに、日本のサケ・マスの生産、輸入及び供給状況を見てみよう!
http://www.maruha-nichiro.co.jp/salmon/data/images/index_ph02.gif
生産量を見てみると、1996年(平成8年)の37万385トンをピークに、それ以降は、減少傾向をたどり、直近では、2011年(平成23年)と2012年(平成24年)は、16万トンと20万トンを切る集計値になっている。
3分の2以上を輸入に頼っている状況かぁ・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
更に、日本の国別輸入量を見てみよう!
http://www.maruha-nichiro.co.jp/salmon/data/images/index_ph03.gif
これを見ると、1993年(平成5年)頃までは、アメリカからの輸入がウェートを占めていたが、それ以降は、チリ、ノルウェー、ロシアが台頭し、近年では、チリが輸入の大きなシェアを占め、2012年(平成24年)では、20万8,484トンと輸入量全体の68%を占めている・・・。
アメリカとしては、美味しい市場をみすみす他国に奪われてしまったと言うことになる・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
最後に、主要魚種の輸入量の推移を見てみよう!
http://www.maruha-nichiro.co.jp/salmon/data/images/index_ph04.gif
1993年(平成5年)に総輸入量の55%を占めていた天然のベニザケは、年々シェアを縮小し、2012年(平成24年)には10%にまで後退している・・・。
これが、ほぼアメリカ産になる算段だろう・・・?
2012年(平成24年)の大西洋サケのシェア拡大は目を見張るものがある・・・(Φ_Φ*)
回転寿司のサーモンや刺身市場に於いて、色と脂への志向から、大きく需要を増やしているらしいのだが・・・。
ん・・・?
大西洋サケ・・・???
アトランティックサーモン・・・???
アトランティックサーモンと言えば、GM鮭の元ではないか・・・(゚◇゚;)ナルホド
これで全てが結びつきそうではないか・・・・レ( ̄ー ̄)ナットク
ん・・・?
何が?って・・・。
想像力を働かしてみよう・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
次回へ・・・。