「真実の口」744 食の安全に関する再考59

前回の続き・・・。

前回、色んなHPで引用されている“GM鮭=どう猛”説のネタもとである“『ニュー・サイエンティスト』誌2007年3 月8 日号”の記事をご紹介した・・・。

タイトルは、『Tough GM salmon lose their nerve in the ‘wild’.』・・・∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!

しかし、自身で読み返し、リンクを辿ってみただのが、そこには、26 February 2007の文字が・・・( ゚д゚)ハッ!

あれ?

やっちまったか・・・???

誤引用しちまった・・・(´Д`;A)アセアセ…

慌てて、今朝になって、調べ治してみた・・・□_ヾ(・_・ )カタカタ

しかし、New Scientist 内の検索システムから、“GM SALMON”と検索しても、2007年3 月8 日号の記事が出ない・・・?

検索Wordを何度も変えて、ようやく、発見・・・!

http://www.gmo-free-regions.org/gmo-free-regions/canada/gmo-free-news-from-canada/news/en/14867.html

ん・・・?

結局、ニュースソースは、私がご紹介した『Tough GM salmon lose their nerve in the ‘wild’.』ではないか・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..

所詮、日本国内のHPでは、ニュースソースも定かでないモノを、“如何にも・・・”って感じで紹介しているにしか過ぎないのか・・・(ノ_-;)ハア…

話を戻そう・・・。

その他に、GM鮭については、どのような見解があるのだろう・・・?

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成長遺伝子を持つ組み換え鮭は、その急激な成長のために非常に短命であるという。その短命な遺伝子が次世代へとつながる事で、鮭と言う生命群自体が絶滅へと進むという。

実際に、パデュー大学のミューア教授は、6万匹の鮭の群れに60匹の遺伝子組み換え鮭を放つと、40世代以内で絶滅することを発見している。

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かなり、深刻な内容である・・・。

キーワードになりそうな、“パデュー大学のミューア教授 鮭”で検索してみると、約3,690件がHitした・・・!

早速、ニュースソースを調べてみる・・・□_ヾ(・_・ )カタカタ

“Purdue University Muir GM Salmon”で検索すると、パデュー大学のHPに“Purdue News”という閲覧できるサイトがあり、その中に、動物学者ウィリアム・ミューア教授と生物学者・リック・ハワード教授の研究が公表されていた・・。

http://www.purdue.edu/uns/html4ever/0002.Muir.trojan.html

内容は、メダカ(Japanese fish called medaka)での実験だった・・・!

しかし、そこに掲載されている画像は、何故か、ティラピアが・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

ミュー教授の実験風景

遺伝仕組み換えされていないメダカの群れに、遺伝子組み換えのメダカを入れてみるとどうなるのか・・・ドキ(・・)ドキ

結果は、遺伝子組み換えの魚が、在来の野生生物に著しい脅威を引き起こすかもしれないということだった・・・(_ _|||)

更に、ミューア教授は、「遺伝仕組み換え魚は、在来種より遙かに大きく、それは、仲間を引きつけるという大きな利点になりうる。私たちの実験では、遺伝子組み替えにより、生殖能力が減退し、野生生物を40世代で消滅させる可能性がある」と言及している。

教授等は、トロイの木馬に例えている・・・。

トロイの木馬とは、トロイア戦争で、ギリシャ軍がトロイア軍を攻略するため、兵を巨大な木馬にひそませて侵入したという故事なのだが・・・。

この場合、どういう事かというと、メダカの雌は、身体的に大きいメダカの雄を生殖相手として選択するが、そのメダカは遺伝子組み換えによって短命なため、短命な子が優先的に残っていく。これを繰り返すことにより、メダカは絶滅へと向かってしまう。

遺伝子組み換え魚を、在来種の中に放つことにより、本来の種のもつ本能で、自滅して言ってしまうということになる・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

次回へ・・・。