前回の続き・・・。
分子に続いて、原子の振動について解説した・・・。
難しくは解説していないので、ご理解は出来たことと、勝手に解釈し、次へと進む・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
再び、素粒子論に戻る・・・((((;´ω`)))オソルオソル
素粒子とは・・・。
『物質を構成している最小の単位である粒子』
このように理解している人が多いことと思う・・・。
しかし、現実的には、「これが最小の単位の粒子でもうこれ以上小さいものからできているのでは無い。」ということを証明することは難しく、素粒子の明確な定義は無いというのが本当のところだ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
素粒子に関して、色々と解明されてきたが、現在でも、“理論上存在するはず・・・”という素粒子もあり、それもまた確証はない・・・w( ̄△ ̄;)wおおっ!
単純に人間の体を見てみると、およそ60兆個の細胞から出来ていると言われている・・・。
その細胞も、多数の分子の集合で出来ている・・・。
そして、分子もさらに分けていくと原子になる・・・。
更に、原子は電子・陽子・中性子から構成されている・・・。
これらの内側を観察すると、ようやく、素粒子の世界ということになる・・・。
このように書くと、皆の頭の中には、学校で習った、下の絵のような原子モデルが浮かぶのではないだろうか・・・?
そして、素粒子も“〇”のような形状を想像するのではないだろう・・・?
ここで、私の悪い癖なのだが、少し、脱線させていただく・・・m(_ _)m
以前、電子の質量を、9.10938291×10-31kg(=0.000000000000000000000000000000910938291kg)と表現したが、覚えているだろうか・・・?
では、原子の質量は・・・?
1.6605402×10-27kg(=0.0000000000000000000000000016605402kg)である・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
このような極々極々極々・・・・・・・・小サイズの原子を人間はいつ確認できたのだろうか・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
実は、そんなに古くない・・・( ̄□ ̄;)エッ!!
2010年11月1日のことなのだ・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工
人類の飽くなき探求心から顕微鏡が誕生したのは、16世紀に遡る・・・。
光(可視光線)によって観察する光学顕微鏡は、技術は進化を遂げるのだが、分解能に限界が明らかになってくる・・・ハァ…(|||´Д`)=3
そこへ、登場したのが、可視光線の代わりに電子(電子線)を利用した電子顕微鏡である・・・o(*’▽’*)/☆゜’パチパチ
電子顕微鏡が誕生したのは、1931年であるから、約80年の歳月を費やして、ようやく、原子の確認が出来たというのだから、如何に大変なことなのかが理解できると思う・・・。
東京大の幾原雄一教授らの研究グループが、次世代のクリーンエネルギーとして注目されている水素を蓄える材料として研究を進め、水素の貯蔵材料として有望な水素化バナジウムを観察し、水素とバナジウムの両原子を効率良く撮影できる検出器の位置を、理論計算で精密に予測して配置し、撮影に成功したということらしい・・・。
世界初!超高分解能電子顕微鏡で水素原子(最小原子)の観察に成功 -究極のナノ計測-
水素がクリーンエネルギーかどうかは別にして、下の写真が、水素化パナジウムの水素(H)とバナジウム(V)の原子配列である・・・。
枠外のスケールは0.2nm(ナノメートル)=1,000万分の2mm・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~
脱線ついでに、世界一の電子顕微鏡は、大阪大学の研究センターにある「超高圧電子顕微鏡(日立製作所H-3000型)で、日本に存在するらしい・・・。
直径約5m、高さはビルの3階に相当する装置というのだから、笑うしかない・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
脱線しすぎてしまった・・・m(__)m
次回へ・・・。