「真実の口」1,031 余談xxv・・・④

前回の続き・・・。

先:「おかしいなあ・・・?」

首をかしげて不思議がる先生・・・。

先:「すいません。こちらに来て立っていただけますか?」

私:「はい・・・。」

少し、広めの場所に移動する私・・・。

先:「まっすぐ立っていただけますか?」

私:「はい・・・。」

すると、先生は、私の右腰辺りを手で、上から下へ払うような動作をしだした。

払うこと数回・・・。

声:「ん?」

更に、今度は、左腰辺りを、上から下へ払うような動作をしだした。

同じく数回・・・。

先:「如何ですか?」

私:「えっ!?」

ああ・・・と気を取り戻した私は、身体を捻って、確かめてみる・・・。

私:「う~ん。余り変わらないような気がします・・・。」

先:「おかしいなあ・・・?普通なら、これで良くなるはずなんだけど・・・?」

私:「そうなんですかぁ・・・。」

先:「はい。」

何だか一生懸命治療していただいた先生が気の毒になってきてしまった私・・・。

私:「でも、来た時よりは、何だか楽になった気がします。」

気遣いの佐々田さん登場!!

先:「そうですかぁ?」

私:「はい。ありがとうございます。」

治療院のHPの体験談を見た際には、1度目でほとんどの方が、痛みや痺れが取れ、3度くらいで完治したというような方が多かったので、通常であれば、ここで、次回の予約の話が出てもおかしくないと思うのだが・・・。

先生からは、次回の治療の話は出ずじまいで会計へ・・・。

声:「こりゃ無理だとサジを投げられたのだろうか?」

治療を終えて帰宅・・・。

最近、膝が痛むと言っていた家内も、治療に効果があれば、行ってみようと話をしていたので、治療の報告をする。

私:「う~ん。何か気功みたいなことをやる治療院だったわ。」

家内(以下:家):「で、どうだったん?」

私:「うん。俺には効かんかったみたいだわ。」

家:「そうなん・・・。」

私:「ああ。俺の方がステージが上だったからなぁ。」

家:「ああ・・・。それじゃあねぇ。」

私:「最終的は、普通なら、痛みが取れるんだけどねぇと不思議がられたよ。」

家:「そりゃ、残念だったね。」

私:「うん・・・。何なら行ってみたら・・・。普通なら取れるらしいから・・・。」

家:「うん。時間があったら、行ってみようかな。」

その後、末娘を風呂に入れ、晩ご飯を食べ、就寝・・・。

いつもと同じ日常が・・・。

次回へ・・・。