「真実の口」1,034 接着剤って・・・②

前回の続き・・・。

結局、求める接着剤を入手することもなく食事へ・・・。

私が昼ご飯を食べないと知っている栗崎さんのお奨めで、黄さんの育った地元の料理を出す店へ行くことになった。

この店ならスープが美味しく、簡単に済ませられるという理由からだった。

この日の上海は、この冬一番の冷え込みとなり、最低気温6度と、急に気温が下がっていた。

美味しい薄味のスープが身体を温めてくれた・・・。

スープ

そこまでは良かったんだが、黄さんが気を遣って、私の皿に、チャーハンやら野菜炒めやらを次から次へ・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

食事を終えて、来客を待つ・・・。

約束の時間からかなり遅れて来たのだが・・・。

この来客の話はまたの機会に・・・。

しかも、長居したため、通訳を兼ねる黄さんが出かける時間も無くなってしまい靴の修理も出来なくなった。

内心、ホッとしたのだが・・・(笑)

結局、我々が食事をしている場所に、黄さんが用事を済ませ、接着剤を買ってきてくれることに・・・。

食事を終えて、ホテルに着いたのが10時過ぎ・・・。

靴の応急処置のため、買ってきてもらった接着剤を使おうと思い、パッケージから取り出す。

Super Glue

これがまた、日本の接着剤とは大違いである・・・。

以前、日本ではピンが付属で付いていて、それを使って穴を開けたりしていた・・・。

しかし、安全性を考慮してか、その後、蓋を取って、それを逆さにして、再度、刺すと穴が空くように改良された・・・。

更に、最近では、水道の栓を閉めるようにフタを最後まで締め込むと穴が空くように改良されている・・・。

中国の場合、蓋への工夫があるどころか、付属のピンも付いていない・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

仕方がないので、持ってきていた携帯用のハサミで上部をカットする・・・チョキ (^-^)vチョキ

せっせと靴の修理を終え、結構、飲んでいたのでそのまま就寝・・・(-а-)zzZZZzzZZZ

朝起きて、靴を確認したら、しっかり付いていた・・・(^▽^)=3 ホッ

声:「ほ~ぅ。中国の接着剤も捨てたもんじゃないな~。」

そして、テーブルの上に出しっぱなしのハサミを仕舞おうとした時である・・・。

ハサミが固定されているのである・・・)゚ロ゚) ウギャァァ!!

接着されたハサミ

声:「ナンテコッタ・・・。接着されているではないか!!」

仕方がないので、ハサミはそのまま仕舞い、約束の時間になったので、チェックアウトの為にロビーで待っている栗崎さんのもとへ・・・。

私:「おはようございます。靴は直ったんですが、穴を開けるのにハサミを使ったら、ハサミがくっついちゃいました(笑い)。」

栗:「あら~。まあ、靴が付いて良かったじゃないですか。」

私:「まあ、そうなんですけど・・・。」

チェックアウトの手続きをしてもらい、帰国の途へ・・・。

私:「お世話になりました。」

栗:「こちらこそ。お世話になりました。日本へ戻ったら連絡入れます。」

私:「了解です。では。」

栗崎さんと分かれ、タクシーで空港へ向かう・・・。

帰国後、そのまま事務所に立ち寄った私は、一縷の望みをかけて、あることをしてみた・・・。

次回へ・・・。