前回の続き・・・。
一通り見終わった所で、Mさんが梨を持ってきた。
M:「これが〇〇〇〇梨です。」
私:「〇〇〇〇梨?」
M:「はい。本当はオウシュウという品種なんです。」
私:「オウシュウ・・・?どんな漢字ですか?」
M:「王様の王に秋です。」
私:「はいはい。」
M:「形が〇〇〇〇に似ているんで、私がネーミングしてブランド化したんです。」
(当然、実がなっている時期ではないので、画像を拝借m(_ _)m)
声:「形から名前が想像つくだろうか?」
私:「へ~っ!!」
M:「普通、秋に梨は食べないですよね?」
私:「ああ、そう言えば夏のイメージが強いですよね。」
M:「この〇〇〇〇梨は晩秋が収穫時期なんです。」
私:「へ~っ。私は果物の中で梨が一番好きなんで、秋にも美味しい梨が食べられるなら嬉しいですね!」
M:「結構、皆、買われるんですよ。」
私:「晩秋だとお歳暮とかに間に合います?」
M:「はい。」
私:「こりゃ今年が楽しみです。アチコチに送っているんで・・・。」
M:「結構な人気なんで、前もって言っててくださいよ。」
私:「ああ。判りました!」
M:「テレビの取材依頼もアチコチから来るんですよ。」
私:「ああ。そうなんですか!?」
M:「ただ、取材を受けると捌ききれなくなるんで、最近は、お断りしているんです。」
私:「へ~っ!有名人じゃないですか(笑)?」
M:「ですよ~(笑)。」
私:「人気がある程美味しくて、それに環境回復農法が加わったらどんな風になるんでしょう?」
M:「そうですね~。楽しみですね。」
私:「いや~。秋が待ち遠しいですね。」
M:「もう時期が過ぎて、余り美味しくないと思いますけど、持って帰ってみますか?」
私:「頂けるのであれば喜んで・・・(笑)。」
M:「じゃあ、これ持って帰ってください。」
私:「ありがとうございます!」
M:「オクサンキチナシって知っていますか?」
私:「えっ?オクサン・・・、何ですか?」
M:「オクサンキチナシです。」
私:「いや。初めて聞きましたけど・・・。」
M:「最近は甘い梨が好まれるんで、酸味が強くて、余り流通はしていないんですけど、昔っからある梨なんです。」
私:「へ~っ・・・。」
M:「日保ちがするんで、春先くらいまでは保存が利くんですよ。」
私:「へ~っ。凄いですね!」
M:「これも持って帰ってみます?」
私:「ああ。是非!」
M:「薬の代わりとしても食べられるんですよ。」
私:「へ~っ!」
M:「冬場乾燥するでしょ?のどの痛みをやわらげたり、咳止めや痰を出したり、熱を下げる力もあるんですよ。」
私:「凄いですね~。」
M:「ただ、あんまり美味しくないんで、ちょっと変わった食べ方するんですよ。」
私:「えっ?」
M:「薄くスライスして、塩で食べたり、醤油で食べたり・・・。」
私:「え~っ!」
M:「ちょとしたアテですよ。」
私:「やってみます!」
M:「これがレシピです。」
私:「ああ。オクサンキチナシって、晩三吉梨って書くんですか?」
M:「はい。」
私:「いやあ、今日は勉強になりました。」
M:「じゃあ、早速、取りかかってみますんで・・・。」
私:「はい。判らなかったら、また、ご連絡下さい。」
M:「はい。よろしくお願いします。」
こうして、1月の私の熊本往訪は終わりを告げた。
次回へ・・・。