「真実の口」856 環境回復農法~技術指導~②

前回の続き・・・。

大江町役場にて、Uさんと合流・・・。

Uさんによると、この日の左沢の気温は、早朝は1℃だったらいのだが、私とお会いした1時前後には24℃にまで上昇していた。

当日の気温

最初は、厚手のジャンバーを着込んでいたらしいのが、気温の変化について行けず、段々と服を脱いでいって、最後は、Tシャツ1枚という格好になってしまったとのことだった・・・。

早速、農地へと案内していただいた。

役場からすぐの場所に農地はある。

車で約5分程度だろうか・・・?

李(すもも)の若木を栽培している農地である。

最上川(本流?支流?)に面して、たゆたゆと雪解け水が流れ、景色の良い場所である・・・。

最上川

昨年12月に訪れた時は、一面、雪だったのだが・・・。

李農園(若木)

土筆があちらこちらから顔を出していた。

土筆

この農地も農薬等は出来るだけ使用しないようにしていると言うことだった・・・。

ただ、残念ながら、土を触ってみると、明らかに固く、ぱさぱさとしていた。

Uさんに、環境回復農法の基本は土の中のバクテリアバランスを整えることが、最重要なので、えみなの使用法を伝授した。

続いて、農業用水はどうなっているかを尋ねてみた。

すると、近くにため池があり、そこからポンプで引き上げ、散水しているという・・・。

早速、ため池まで案内してもらう・・・。

ため池

大きさとしては50㎡くらいだろうか・・・?

このため池の水源を尋ねてみると、上流の方から流れてきたのを引き込んでいるという・・・。

上流

そうなると、上流で使用した農薬等が流れ込む可能性も考えられる・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

アメンボはいるのだが・・・。

アメンボ

よく有機栽培や自然栽培を謳う農家が、アメンボがいる水田や川は農薬が使われていない証等のコメントが見受けられる・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

残念ながら、アメンボは様々な農薬に耐性を持っているので、安全の証にもなんにもならないのである・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

私は、念には念を入れて、散水時にえみなを投入するだけでなく、普段から、このため池の水を浄化することを提案した。

抗酸化セラミックを投入し、えみなを定期的に撒くことをお奨めした。

もちろん、私の直接指導による物なので、抗酸化セラミックは提供させていただくので、ご安心をと告げておく・・・(^-^)/

農業用セラミック

若木に関しては、やれることが少ないので、成木へと案内してもらうことにした。

車を走らせること、約10分。

今度は、満開の李の花が私を迎えてくれた・・・。

李農園(成木)

ところで、『李も桃も桃のうち(すもももももももものうち)』という早口言葉をご存知だろうか・・・?

私は、すっかり、この早口言葉に洗脳されていたため、李も桃も同じ系統だと思っていた・・・。

しかし、今回の農業指導にあたり、調べてみて、李は桃とは違うバラ科の植物だということを知った・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

因みに、平成25年の農林水産省の統計によると、全国の李の出荷量は以下のようになっている・・・。

果樹面積 収 穫 量 出 荷 量
全国

ha

2,940

kg

741

21,800

青森

101

988

998

山形

228

686

1,560

福島

153

572

875

山梨

847

880

7,450

長野

392

716

2,810

和歌山

298

986

2,940

福岡

80

787

630

鹿児島

88

163

143

山形は、全国4位の出荷量になっているようだ・・・。

次回へ・・・。