前回の続き・・・。
対馬の話で脱線してしまったので、再び、本題へ・・・。
私が訪れた椎茸農家は、原木栽培ではなく、菌床栽培を取りいれていた。
このような袋の中で栽培するのだが・・・。
この袋は、オガクズ等の木質基材に米糠などの栄養源を混ぜた人工の培地になっている・・・。
最初、①のような真っ白な状態で届くのだが、これが椎茸の菌が表面に付着している状態らしい・・・。
これが、1週間置くと・・・。
更に、1週間置くと・・・。
更に更に、1週間置くと・・・。
このような状態になって、ようやく袋を取り除くらしい・・・。
しかし、一般の農家はここまで引っ張らないので、このこだわりが後述するが、他との差別化が図られる椎茸になっていくのだ・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
そして、袋から取り出した菌床を水につける・・・。
何故かって・・・?
椎茸の菌は、ショックを受けることにより活発になり、成長が促進されるのだ。
一般的な、ショックの与え方は、原木栽培の場合だと、“倒木”と“散水”になるのだが、菌床栽培の場合は、“散水”ということになる・・・。
ここでは、こういう貯水タンクに沈めることで、ショックを与える。
ここに暫く漬け込むことで、ショックを与えるということらしい・・・。
そして、その後、貯水タンクから引き上げられた椎茸は・・・。
この過程で、間引きしながら、大きさや量を調整していくと言うことである。
そして、収穫されると・・・。
このような状態になるのだが・・・。
この状態で、菌を一ヶ月休めるらしい・・・。
そして、⑤の貯水タンクに入れて、同じ工程が繰り返される。
育成→休養→育成→休養→育成
このように、一つの菌床で3回育てるらしい・・・。
おおまかな工程はご理解いただけただろうか?
次回へ・・・。