「真実の口」873 環境回復農法~技術指導~⑬

前回の続き・・・。

前回、菌床栽培の手順をご紹介させていただいた。

今回は、この工程に、抗酸化処理をしていく方法をご紹介しよう。

まず、ショック投与用貯水タンクである。

ショック投与用貯水タンク

これが、内容量が150㍑程度になると言うことで、まず、必要相当のセラミック(コジョウパワー+光と水の妖精)を沈めることにした。

そして、このえみな-Premium-を1/40,000の濃度で混入・・・。

実は、今まで、抗酸化溶液活用製品を模倣した商品に私のノウハウを盗まれては困ると言うことで、具体的な数字を記さなかったのだが、(後述するが)、真似しようと思っても、猿真似程度にもならないということが判明したので、今後は濃度等に関する記述はドンドンしていこうと思う。

そして、椎茸栽培にとって必要な、湿度の調整を散水という形で行っているのだが・・・。

散水用タンク

このタンクから吸い上げて、上部にある、超音波加湿装置から噴霧するという仕組みになっているらしい・・・。

超音波加湿装置

このタンクにも、えみな-Premium-を1/40,000の濃度で投与することにより、ハウス全体の空気のバランスが取れるだろう・・・。

更に、ここにも光と水の妖精*数個を投入するようにアドバイスした。

実際には、私が訪れる前1ヶ月くらいの間に、電話やメールで指示できる程度のことをしていただいていたので、以下のような話を聞けた。

仮にKさんとする。

私:「使用してみた感じは如何ですか?」

Kさん(以下:K):「トビムシがほとんど居なくなりました。」

因みに、トビムシとは、椎茸栽培にとっては大敵の害虫である。

トビムシ類の中でも、シイタケを食害するのは、主に、ムラサキトビムシである。

ムラサキトビムシ①   ムラサキトビムシ②

体長は、最初0.6mm位なのだが、脱皮を数回繰り返して、2~3mm程度の成虫になる。

有機質に富んだ土壌の中で生息し、湿度を好み乾燥には弱い性質を持つ小さな土壌昆虫である。

厄介なことに、ムラサキトビムシには2種類いて、秋から春にかけて活動するものと、春から秋にかけて活動するものがいるらしい。

つまり、年から年中、ムラサキトビムシの食害におびえていなければいけないと言うことなのか・・・(*´∀`)ノオイオイッ

これらは、原木栽培であれば、晴天の日には、ホダ木裏や落ち葉の中で固まっているが、雨後などの湿度の高い日には分散してキノコを食害するという・・・( ̄□ ̄;)!!

もし、雨が続いたりすると、ほぼ3~4日で、芽切ったばかりの新芽から傘開きのものまで、スポンジ状に全滅させられてしまうというのだから目が当てられない・・・(●´д`●)マヂカョ・・・

万が一、全滅しないまでも、生出荷出来ずに乾燥に回す事になるというのだから大変な作業を強いられてしまうわけだ・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ

更に、一見何でもないように見えても、ムシがヒダの間に隠れていて、それが後から這い出して来て、出荷先からクレームと言うことになりかねないかなり厄介な害虫である・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

ん・・・?

ハウスの中は、常に湿度を保つように管理しているのだから、一旦、ムラサキトビムシに侵略されたら、一溜まりもないではないか・・・(((( ;゚д゚)))アワワワワ

しかし、この厄介なトビムシが驚くほど居なくなったというのだから、凄い効果であることは間違いない。

私:「それは、良かった・・・!」

K:「トビムシは居なくなったんですが、もう一つの問題は、ナメクジなんですよ」

私:「ナメクジですか~。」

K:「今は、木酢液で対応しているんですがねぇ・・・。」

私:「成果はどうですか?」

K:「ある程度は上げられています。」

私:「ナメクジは這った跡が残りますけど、どこからやってくるんですか?」

K:「棚の下からですねぇ・・・。しばらくは、えみなと木酢液の2段対策でやっていこうかと思うんですが、問題ないですか?」

私:「まあ、しばらくはそれで良いとも居ますが、あることをやってみて下さい・・・。」

次回へ・・・。