前回の続き・・・。
10/14(水)に福島入りした私・・・。
目的は、前回、海側から東京電力福島第一原子力発電所事故により帰宅困難区域に指定されている地域へのアプローチを試みたので、今回は、内陸側から、帰宅困難区域に指定されている地域へのアプローチを試みることだった。
これに関しては、後日、報告することにする。
10/15(木)午前7時30分、宿をチェックアウトして、山形県へ向かう・・・。
午前9時15分 山形県西村山郡大江町左沢(あてらざわ)へ到着・・・!
いつものように役場から電話を入れ、U氏を待つ。
数分でU氏が到着する。
早速、一番近い農園へと誘導してもらう・・・。
先にお断りをしておくが、李(すもも)の収穫時期は8月~9月にかけてなので、現品は見ることは出来ない。
丁度、私が国内外へ飛び回り、忙しすぎて、訪問できなかったのが原因である・・・(ノ_・、)
現地へ着く早々、私の方から切り出してみた・・・。
・・・と言うのも、4月に訪れて以降、セラミックと土壌改良材の受領のやりとりしか連絡が無かったのである。
私:「今年はどうでしたか?」
U:「いや、あまり判らないですねぇ・・・。」
私:「そうですかぁ・・・。まあ、果樹の場合は、答えが出るのに、時間が掛かりますからねぇ・・・。」
U:「はあ・・・。」
私:「ただねぇ。先月、大分県の玖珠に行って来たんですけど、そこでは、米に1回のえみなの給水だけで、全然、違う物が出来たんですよ。私も、今までは、通年かけて米作りをしてきていたので、まさか、一度だけで、変わるとは思いもしなかったんですよねぇ・・・。そういう実績もあるんで、少しは期待したんですけどねぇ・・・。」
U:「一度だけですか?」
私:「はい。」
U:「撒布ですか?」
私:「いや。取水口から、2反に一箱のえみなを流し込むんですけど・・・。」
U:「それだけですかぁ・・・。」
私:「はい。」
暫しの沈黙・・・。
U:「そういや。害虫が減りましたかねぇ・・・。」
私:「えっ?」
U:「いつもだったら葉巻虫(ハマキムシ)がもっと多いんですが、今年は、少なくなったような気がします・・・。」
私:「え~っ!それって、効果が上がっているじゃないですかあ!」
U:「そうですねぇ・・・。葉っぱは喰われているんですけど、明らかに、少なくなってますよ。」
私:「収量はどうでした?」
U:「そういや・・・。太陽は50%増でしたね・・・。」
私:「え・・・っ!え~・・・っ!! それって、凄いことじゃないですか!!!」
U:「はあ、それが抗酸化の効果かどうか判らなかったもんで・・・。」
私:「他の人はどうだったんですか?」
U:「ああ・・・。収量が増えたって話は聞かないですねぇ・・・。」
私:「はあ・・・。それって、思いっ切り、抗酸化の効果じゃないですか!?」
U:「そうですねぇ・・・。」
私:「他の品種はどうだったんですか?」
U:「他の品種は、欲を出しすぎて、実を付けすぎてしまって、小さくなってしまったんですよね。」
私:「ほら~っ。やっぱり、収量は増えているじゃないですかぁ?ただ、私らは、そこ辺りは素人なんで、摘果の判断はUさん等でやってもらわないと困るんですよぉ・・・。」
U:「そうですねぇ。」
この後も、少し惚けたU氏との会話が続くのだが、次回へ・・・。