前回の続き・・・。
鰻重を食べ終えた頃、奥で調理をされていたご主人が顔を出した・・・。
このご主人を見て、誰が、つい数ヶ月まで認知症で悩まれていた方と想像が付くだろうか・・・?
会田氏の“2016年1月1日寄稿の新年のあいさつ”及び“抗酸花新聞花盛り111号”で紹介された方である。
以下、引用
『症状は、毎日布団の上でゴロゴロでひきこもり状態で会話もままならない状態で、その方も食べ物商売をしていて、もう店も閉めようかと話していたようです。早速、ご主人の部屋をいきいきコートでリフォームをして2週間後に青森訪問。エッ!この人本当に認知症?私と普通に会話して店で仕事もしている状態。ご主人の変化は、周りがビックリしているようです。1か月後には運転免許更新時期。でもう免許も更新無理だよねとあきらめていたのが、ナント!一発でクリアー。喜びの電話が入りました。』
お片付けがお忙しかったようで、美味しい鰻のお礼の言葉をお伝えするくらいしか出来なかったのだが、ニコニコとして、とても上記のような症状の方とは思えないくらい元気なのである。
しかも、上記の『いきいきコートでリフォーム』という下りも、床、壁、天井を塗るような完全なリフォームではないのにである。
抗酸化の効果の凄さを再認識するばかりであった・・・(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン
奥様には、会田氏と私で、「これだけ効果が出ているんだから、早めに全面的にリフォームした方が良いよ。」と口を酸っぱくして説教させていただいた(笑)。
歓談も束の間、『パン工房 こむぎっこ』で開催されるセミナーの時間が迫ってきたと言うことで、『鰻料理 朱禧(しき)』を後にした・・・。
この時の気温は9℃くらいだったのだが、抗酸化鰻重を食べたお陰で、身体の中からポカポカして、汗が出るくらいで、コートを着る必要も無いくらいだった・・・。
店舗に着くと、既に、数名の方がいらっしゃっていた・・・。
会田氏一人で、11月にセミナーを開いていたので、会田氏には顔見知りの方もいらっしゃったようだ・・・。
セミナーを初めて、しばらくして、私は唖然として驚いた・・・w(゜o゜)wアングリ
何に驚いたかというと、凄く積極的なのである・・・。
途中で判らないことがあったら、すぐに質問を被せてくるし・・・。
前回のセミナーで話したことが重なると、自主的に体験談を話していただけるし・・・。
実に、テンポ良く、話が噛み合うのである・・・。
会田氏のオヤジギャクにも気持ちよく反応してくれるし・・・(苦笑)。
何所の県とは言わないが(笑)、セミナーを何度やっても、反応の鈍い県もある・・・。
いやはや、良く話すこと・・・。
“あの会田氏”が、「少し黙っていて、俺が話すから(笑)。」というくらいなのだ・・・。
実に、『北国=無口』という方程式を、軽く覆してくれるくらいの衝撃的なセミナーだった・・・。
ただ、抗酸化の繋がりがあるからという事は否めないのだが・・・。
それにしても、貴重な経験をさせていただいた・・・。
『鰻料理 朱禧(しき)』のご夫婦も、お店の片付けを終え、途中からセミナーにご参加いただいたのだが・・・。
ご主人を見ている限り、私の知っている認知症患者とは、全く違うのである。
会田氏の話にじっと耳を傾けているのである・・・。
流石に、長時間は無理があるので、途中退席されたのだが、その際、会田氏と私が、「お父さん、鰻、本当に美味しかったです。」とお礼を言い、握手を求めたのだが、ニコニコと笑顔で、力強く手を握り返していただいた。
この力強さが、私に、更なる、認知症改善を実感させた・・・。
その理由は、2012年、アメリカのボストン・メディカルセンターの研究チームが、『「歩くスピード」と「握力」で認知症になりやすいかどうかがわかる』という研究を発表していたからだ。
「2400人を対象とした11年間に及ぶ追跡調査の結果、歩くスピードが遅かった人は、速かった人に比べ認知症の発症リスクが1.5倍も高く、同様に、握力の弱い人ほど、認知テストの点数が低かった。これは、歩くスピードや握力が、大脳の総体積に比例するから。」らしいのである。
答は言わずもがなであろう・・・。
次回へ・・・。