前回の続き・・・。
床面の施工法を伝えた後、壁面及び天井部の施工法に移る。
例の如く、陳さんを通した会話である。
私:「断熱材は何枚?」
李:「1枚です。」
私:「それじゃあ、全然、足らないよ。」
李:「何cm要るんですか。」
私:「グラスウールって分かる?」
李:「いいえ・・・。」
私:「ガラス繊維でできた断熱材で、中国でも使われているから、明日、建材市場行ったら教えます。」
李:「はい。」
例の如く、以下、技術を盗まれないように数字に関しては〇で対応する。
私:「グラスウールを〇cmで密度が〇 kg/m3 以上のものを使って下さい。」
李:「はい。」
私:「前回、建材市場へ行ったときグラスウールは、日本よりも密度のあるものが安く売っているから良いと思いますよ。」
李:「はい。」
私:「そして、グラスウールの上に、更に、この青い断熱材の〇cmを〇枚・・・。」
李:「そんなに要るんですか?」
私:「うん。そうすればランニングコストがほとんど掛からなくなってくるから・・・。」
り:「はあ・・・。」
私:「それで、断熱材は、そのまま合わせないで、交差するようように・・・。」
・・・と、私がゼスチャーで示していたら。
李:「OK!OK!分かってる。分かってる。」
・・・と、実際に断熱材を組んで見せてくれた。
私:「OK!OK!」
李:「中国でもスパ作る時にこうするから・・・(笑)」
私:「なら大丈夫だね?」
李:「はい!」
私:「そして、断熱材の上にいきいきコートを塗ってください。」
李:「この上に・・・?」
私:「そう。縦・横を一工程として〇回塗ってください。」
李:「じゃあ、トータルで〇回塗るってことですね?」
私:「そうです。」
李:「分かりました。」
私:「塗り終わったら、プラスターボードを貼って下さい。ああ、プラスターボードってわかる?」
李:「?」
私:「石膏ボードは?」
李:「これ?」
・・・と、近くにあったボードを指さす。
私:「ああ、これこれ。ただ、これはちょっと薄いなあ。」
李:「何cm要るんですか。」
私:「〇cm欲しいんだけど・・・。」
李:「売っているから大丈夫です。」
私:「うん。明日、見つけましょう。」
李:「分かりました。」
私:「そして、更に、石膏ボードの上に、いきいきコートを〇回塗ってください。」
李:「また、塗るんですか?」
私:「そう。このいきいきコートが大事だから、絶対塗ってくださいね!」
李:「分かりました。」
私:「天井は、グラスウールを〇cm。壁とは違うんで注意してくださいね。」
李:「はい。」
私:「あとは壁と一緒で、青い断熱材の〇cmを〇枚、その上にいきいきコートを〇回塗布して、石膏ボードを貼って、いきいきコートを〇回塗布してね。」
李:「はい。」
私:「天井は、塗り壁仕上げでも、アルミスパンドレルでもいいから。」
李:「?」
私:「ああ。塗り壁仕上げ材は、また、明日調合方法を教えるから・・・。」
李:「分かりました。」
取り合えず、この日は概略を説明し、翌日から、作業に取り掛かることにした。
・・・と、ここでこのまま実技偏に入ると長くなるので、少し脱線。
昼食時・・・。
私は、出てきたものに目を丸くした・・・!
何これ・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
分かるだろうか・・・?
一本取りだしてみよう!
そう、キュウリなのだ・・・!!
大きさが分かるだろうか・・・??
う~ん・・・、レンゲの大きさが掴めない・・・???
これでどうだ・・・!
いわゆるガラケーと呼ばれる折り畳み携帯との比較だ・・・!!
2~3cmのキュウリなのだ・・・( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ
しかも、味もキュウリ・・・(笑)
日本でもミニキュウリなるものをお見かけしたことはあるが・・・。
大体10cm前後のはずだ・・・。
陳さんに尋ねても、今まで見たことが無いらしい・・・。
序に、隣の人に聞いても、初めて見たらしい・・・。
しかし、昼食に参加しているメンバーは黙々と食べている・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
つくづく思うのだが・・・。
本当に中国人は食に対して貪欲だ・・・。
味が違ったり、冷めていたり、食べづらかったりしたら、そこまで言わなくてもっていう位に、店のスタッフにきつくあたるのだが・・・。
珍しい素材にあたっても、無関心に黙々と食べている・・・。
う~ん・・・。
実に、面白い民族である・・・。
次回へ・・・。