前回の続き・・・。
年が明けて、1 月 10 日、別件で東京羽田空港泊だった。
1 月 11 日、私は羽田空港から八王子に向かった。
ナビで詳細な番地まで入力したが、ピンポイントでは検索できなかったため、大まかな地点を目標に向かうことにした。
約束の時間は午前11時である。
しかし、思いのほか、交通渋滞もなくスムーズに八王子まで辿り着いた。
高速道路を降りて、残り 5 km の所で路肩に停めて、 K さんに電話を入れた。
私:「おはようございます。思ったよりスムーズに来て、10 時半ぐらいには着きそうなんですが、大丈夫でしょうか?」
K:「おはようございます。大丈夫ですよ。」
私:「ナビがピンポイントに検索出来なかったんで、近くに着いたら、また、電話すると思います。」
K:「魚の〇〇場があるので、それを右折してください。」
〇〇の所が聞こえづらかったのだが・・・。
ナビをスクロールしてみると、養殖場があった・・・!
私:「なんとなく分かると思います。それじゃあ、よろしくお願いします。」
川沿いに、しばらく車を走らせる。
不穏な看板が・・・。
声:「電話で言ってなかったから関係ないよな???」
更に、車を走らせると、左側に管理釣り場が・・・?
声:「あれ?もしかしてココ??右側に道路もあるし???」
しかし、ナビはもう少し先を指し示しているので、とりあえずナビに従う。
養殖場まで来てみたが、右側に道路は見られない・・・。
その上、和田峠への通行止めの道まで来てしまったようだ・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
電話をしてみる。
私:「すいません。養殖場のところまで来たんですが・・・。」
K:「養殖場?他に何かありますか?」
私:「郵便局があります。」
K:「郵便局?」
私:「和田峠との分岐みたいですけど・・・。」
K:「それは行き過ぎてますねぇ。」
私:「ああ、やっぱり?引き返ししますけど、何 km くらいですか?」
K:「1 km くらいですかね?」
私:「もしかしたら管理釣り場のとこですか?」
K:「そうです。そうです。管理釣り場を左側に入ってください。突き当りになっているんで、そこがそうです・・・。」
私:「分かりました。」
ゆるやかな峠道を下る・・・。
管理釣り場まで戻り、左側に狭い道路があったので入っていく。
坂道を登っていくのだが、突き当りっぽい感じが見えない。
ナビを見ても、大きな通りへと繋がっているようだ。
U ターンしようと思い、前方の工事作業場っぽいところを利用しようと思ったのだが、生憎、人がいた。
仕方がないので、その前の道を利用して U ターンして、先ほどの道へ引き返す。
通りへ出て、管理釣り場を左折して、他に道路がないか探してみる。
そこへ K さんから電話が掛かってきた。
K:「いまどちらですか?」
私:「管理釣り場を左折して、坂を上ったんですけど、突き当りが無かったんで、一旦、管理釣り場のところまで戻ったところです。」
K:「おかしいなぁ?」
私:「管理釣り場を左折する道って、1 本しかないですか?」
K:「はい。」
私:「じゃあ、あってたんだ。今、その道を上っていったんですけど、道がずっと続いているみたいなんで引き返したんですよ。」
K:「店の車が停まってませんでした?」
私:「いや。気づきませんでした。もう一度、引き返します。」
K:「分かりました。」
再度、先ほどの道を引き返す。
先ほど U ターンした場所に手を振る人が・・・!
運転席の窓を下す・・・。
私:「おはようございます。」
K:「こっちに車を停めてください。」
私:「はい。分かりました。」
車を降りて挨拶を・・・。
K:「遠いところまでありがとうございます。」
私:「いえいえ。全国どこでも行きますから大丈夫ですよ。さっき、この前でUターンしたんですよ。中を利用しようかなと思ったら人がいたんで、止めたんです。あれが K さんだったんですね(笑)。」
K:「そうだったんですか(笑)。」
アプローチが長かったが、次回へ・・・。