前回の続き・・・。
いつもであれば、末娘が起きる 7 時までは、一緒に横になってやっているのだが、私自身も地震で落ち着かないので、階下に降りて、ニュースを見ることにした。
テレビでは・・・。
4 人が亡くなり 300 人以上が負傷・・・。
鉄道は平常運行に戻る模様・・・。
ただし、午前 6 時現在、JR 京都線、大阪モノレールは運転を見送り・・・。
在来線、私鉄の一部でも運休あるいは遅延・・・。
ライフラインについて・・・。
電気は大阪府全域で復旧。
高槻市、吹田市、豊中市の一部で断水・・・。
断水は一両日中に復旧の模様・・・。
高槻市、茨木市などでおよそ 11 万 2,000 戸でガスが供給停止・・・。
大阪ガスによると、 25 日までの全面復旧を目指すが、復旧が遅いところでは 2 週間近くかかる可能性も・・・。
声:「えっ? 2 週間・・・!!」
大阪ガスのHPで確認してみる。
声:「茨木が一番多いじゃん・・・?」
そのころ、丁度、家内が下りてきた・・・。
私:「ガスの復旧の目途が、 26 ~ 30 日になってるわ。」
家:「え~っ!遅けりゃ、10日近くかかるの?」
私:「そうみたいやなぁ・・・。茨木が一番多いみたいやし・・・。」
家:「そうなん?」
私:「ああ。茨木が 65,000 位で、高槻が 45,000 位になっているわ。」
家:「ふ~ん。でも、困ったわね~。」
私:「そうやなぁ・・・。」
家:「料理は簡単な物ならカセットコンロでできるけど、お風呂が、娘さん等が困るわね~。」
私:「まあ。俺は、水でシャワーで良いけどな(笑)。」
家:「あなたはそれで良いけど、私たちは、そうはいかんよ~(笑)。」
私:「まあ。事務所に入りに行くしかないじゃろうなぁ?」
家:「うん・・・。」
その間、ニュースでは、朝の通勤・通学時間帯を襲った、大阪府北部地震の様子が流れていた。
通勤・通学が出来ずに困っている人々・・・。
長時間、電車に閉じ込められ、線路を歩いて駅まで向かう人・・・。
更に、 10 時間が経過した午後6時になっても、交通機関の復旧の目処が立たず、帰宅する人で溢れかえるJR大阪駅の様子・・・。
長蛇の列が出来ているタクシー乗り場の様子。
大阪市内から郊外へ向かう新淀川大橋では、歩いて帰宅する人々が車道にまであふれかえる映像が・・・。
800m 程の橋を渡るだけで、 30 分以上かかったという・・・。
午後 10 時ごろ、大阪環状線が運転を再開し、電車の運行が再開するなど交通インフラが復旧へと向かったというニュース。
声:「昨日は、皆、出かける前で助かったのかな?」
大阪府内のスーパーやコンビニで飲料水、パン、総菜、弁当等が売り切れで入荷も出来ていないということ・・・。
ズゥゥ━━il||li (っω-`。)il||li━━ン
午前6:50・・・。
スマートフォンで確認すると・・・。
『2018-6-19 06:50頃、地震がありました。
震源地は大阪北部付近で、
震源の深さは 約10 km 地震の規模(マグニチュード) 3.5と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。』
茨木は、震度 1 だったようだ・・・。
私:「この調子だったら、避難のために、2 ~ 3 日分の着替えを準備した方が良いかもしれんなぁ?」
家:「うん。子供等にもそうさせるわ。」
私:「俺は、ちょっと、火を起こしたりできるように、BBQのセットを庭の端に準備しとくわ。」
家内は、着替えの準備をし、朝食の支度にとりかかる。
私は、庭で野営できるように準備をする。
一通り、準備したが、それだけで汗をかいたので、シャワーを浴びることに・・・。
声:「この裸の状況で、地震来たら、嫌だわな~。」
最高気温が 20 度を越えているとはいえ、この時期の水シャワーは少し笑えた・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
それからしばらくして・・・。
午前7:52・・・。
ズゥゥ━━il||li (っω-`。)il||li━━ン
テレビの地震速報が・・・。
『07:52頃、大阪北部付近を震源とする地震がありました。
震源の深さは 約11 km 地震の規模(マグニチュード) 3.9と推定されます。
この地震による津波の心配はありません。』
スマートフォンで確認する。
各地の震度が報告される。
茨木市は、震度 2 だったようだ・・・。
声:「シャワー、浴びている最中じゃ無くてよかった・・・(笑)。」
流石に、この地震で、 2 階にいた長女、次女、末娘が下りてきた。
私:「おはよう。そこのスーツケースに、お父さんとお母さんと〇〇の分は準備してるから、□□と△△も 2 ~ 3 日分の着替えを準備して入れとき!」
長&次:「うん。わかった。」
次:「動きやすいのが良いんよなあ?」
私:「ああ。避難生活になるかもしれんし。動きやすいのが良いわな。」
次:「私、持って無いんよね。」
私:「ジャージみたいなんないん?」
次:「うん・・・。」
家:「私の着てみる?」
次:「サイズ合うかなぁ?」
家:「まあ、下は短くても着られるだろうし・・・。これ、どう?」
次:「うん。これなら大丈夫そう・・・。」
家:「タオルとかもあった方が良いかなぁ?」
私:「うん。そうやなぁ。取り敢えず、人数分のバスタオルとか準備しとけば?困ったら、事務所にもあるし・・・。」
家:「うん。分かった。」
とりあえず、一家 5 人分の着替え等を詰め込み、準備完了・・・。
私:「向こうから〇〇〇(※注 1 )持ってきて、そこに、食料とかと一緒に、避難用具一式詰め込んどこうか?」
(※注 1 ) 前回紹介した中距離出張用の大型車。
家:「うん・・・。」
私:「お前の車を向こうに置いて、軽自動車をコッチに置いとけば、□□も使えるから、勝手が良いじゃろう?」
家:「うん。そうね。お風呂も上二人に勝手に行かせられるしね。」
私:「ああ。」
私と家内と末娘は朝食を摂る。
出かける準備が出来たらしい、長女と次女が下りてくる。
私:「阪急は普通に動いているみたいやから△△は大丈夫やろうけど、JRはと快速とかが動いてない間引き運転みたいだから□□は確認して動きなよ!」
長:「うん。早めに出るわ。」
私:「ああ。その方が良いかもしれんな。」
家:「あんたたち、もしかしたら、食べるものが無いかもしれんから、おにぎり持って行く?」
長&次:「うん。」
長女と次女は無事に出かける。
次回へ・・・。