前回の続き・・・。
前回寄稿後、その他の病気にも効果がある旨のニュースを発見したので追記・・・。
【変形関節症】
カレーのスパイスとして使用されるターメリック(ウコン)の主要成分であるクルクミン中には、 6 種の COX-2 抑制成分を含む抗炎症成分が 20種 以上も含まれている。
アメリカでは、障害の原因として最も多いのが変形性関節症らしいのだが、アメリカの関節炎財団によれば、アメリカでかかっている人は 3,080 万人。
2016 年の総説研究によると、 4 週間クルクミンをとると、変形性関節症に既になっている人の痛みを軽くしてくれたという。
【甲状腺機能不全】
カレーのスパイスとして使用されるターメリック(ウコン)の主要成分であるクルクミンには、自己免疫疾患による甲状腺機能低下症(橋本病)に効果あることを示唆する報告がある。
以下がその根拠とされる。
・腸の内壁の保護:バクテリアが腸の内壁を破って体内に侵入することから腸を保護することが確認されている。
・肝臓の排毒作用:2014 年に専門誌『食物化学と毒物学(Food Chemistry and Toxicology)』に掲載された論文によれば、クルクミンは、ヒ素、カドミウム、クローム、銅、鉛、水銀による肝毒性を減少させ、組織学的傷害、過酸化脂質、グルタチオン欠乏症を予防し、肝藏の抗酸化酵素の水準を維持し、ミトコンドリアが機能不全を起こすことを防止していると報告している。
・甲状腺腫瘍を抑制:グレイブ病などの治療に用いられる放射性ヨード療法の副作用による遺伝子へのダメージを抑制したと報告されている。
・自己免疫疾患による炎症の抑制:クルクミンの抗炎症作用が自己免疫疾患から起こる炎症の抑制に有益であったと報告されている。特に、橋本病で過剰となる Th-1 サイトカイン( TNF-A, IL-1, 2, 6, 8, 12 )を低下させ、抗炎症作用を発揮し、クルクミンが、 Th-1 自己免疫疾患によるリウマチ性関節炎などの関節炎を減少させることが観察されている。更に、クルクミンは、コーン病( Th-1 )、潰瘍性大腸炎( Th-2 )、過敏性大腸症候群など、様々な消化管の症状の抗炎症効果を持っていると報告されてる。
本題へ進める・・・。
今寄稿は、『怖い中国食品、不気味なアメリカ食品 (講談社文庫)』の中の一文、「カレーやシチューのルーには、外箱の原材料欄に《牛脂》と書かれていることがよくあるが、まさか高価な和牛の脂を使うとは思えず、当然外国産だろう。」から始まった。
調べてみると・・・。
牛脂が使われているカレールー、食物油脂が使われているカレー、牛脂・食物油脂が混合で使われているものがあった。
そして、カレールーに使われている食品添加物の量・数の多さにも考えさせられるものがあった・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
更に、全量におけるその油脂量には、驚くべきものがあった・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~
ハウス食品の「ジャワカレー」・・・ 41.8%
S&B食品の「フライパンキッチン グリーンカレーの素」・・・60.8%
そして、牛脂も使わず、比較的、食品添加物も使わず安全・安心志向のあると思われるメーカーにおいても、以下のようなものだった。
創健社の「植物素材の有機カレー」・・・43.2%
結論・・・。
カレールーは、ほぼ脂・・・(笑)
更に、更に、調べてみると・・・。
『別冊宝島 食品のカラクリ~驚異のフードマジックそうだったのかこの食べ物!~』の中に以下の一文を発見!
「カレー粉はどこのカレールーでも 5% ~ 10% 程度」
声:「これではカレーと言えないような・・・?」
そして、もう一つ気になるワードが・・・。
「カレーチェーン店でも、市販のカレールーが使われているのは公然の秘密」
声:「外食でもカレーが食べられないのか?」
カレーチェーンと聞いて、誰でも思い浮かべるのは・・・。
カレーハウスCoCo壱番屋ではないだろうか?
通称:“ココイチ”
国内計: 1,299 店舗
海外計: 154 店舗
総合計: 1,453 店舗
全都道府県を網羅し、海外へも積極的に展開している一大カレー帝国を築きあげている企業である・・・。
その他のカレーチェーンも見てみよう・・・
2 位・・・ゴーゴーカレー* 71 店舗
株式会社ゴーゴーカレーグループが展開するカレーチェーン。
黄色の外装にゴリラの絵がトレードマーク。
石川県、東京都などを中心に店舗展開
海外展開もしており、アメリカに 7 店舗、ブラジルに 1 店舗。
3 位・・・日乃屋カレー* 53 店舗
有限会社ノアランドが展開するカレーチェーン。
創業 2012年の新興勢力。
店舗は東京都下がほとんど。
4 位・・・チャンピオンカレー*37店舗
株式会社チャンピオンカレーが展開するカレーチェーン。
創業 1961 年の老舗。
店舗は石川県に多く、都内に2店舗。
5 位・・・スパイス王国* 30 店舗
株式会社スパイス王国が展開するカレーチェーン。
本格派のインド料理とインドカレーを提供。
出店は中国・四国地区に集中しており、他はまばら。都内にはわずか2店舗。
こうしてみると、如何に“ココイチ”が突出しているかが分かる・・・(^д^)スゲー!
国内店舗数 1,299 は圧巻だが、どうやってカレールーを仕込んでいるのだろうか?
資本関係を見れば、一目瞭然なのだが・・・(笑)
主要株主:ハウス食品グループ本社株式会社・・・ 51.0%( 2018 年 8 月 31 日現在)
そう歴としたハウス食品の傘下なのだ・・・。
つまり、カレールーはハウス食品が作っているのである!
しかし、これだけの店舗数であれば、脂はやはり外国産・・・?
それも米国産・・・??
疑っても仕方がない・・・???
そこで、 HP 上で公開されている“ココイチ 原産地情報”(2018年10月5日現在)で調べてみた。
しかし、基本ソース 4 種は以下のように書かれているだけである。
ポークソース・・・豚肉(メキシコ産)
甘口ポークソース・・・豚肉(メキシコ産)
ビーフソース・・・牛肉(ニュージーランド産、オーストラリア産)
ハッシュドビーフソース・・・牛肉(アメリカ)
声:「これは、肉の原料で脂じゃないよな・・・?」
そこで、メールでのお問い合わせより問い合わせてみた!
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ポークソース、甘口ソース、ビーフソース、ハッシュドビーフソースの 4 つのソースの原料として「牛脂」、「豚脂」も使用しており、原産国は国産でございます。
なお、ご回答させていただきました情報は、平成30年10月19日現在の情報でございます。
予告なく変更となる場合がございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
このたびはご投稿ありがとうございました。
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取り敢えず、安心である・・・(^▽^)=3 ホッ
やはり、雑誌やネットの情報を鵜呑みにしてはいけないようだ・・・ψ(*`ー´)ψ ゥヶヶ
“ココイチ”のカレーには賛否あるが、私は辛さをどこまでも追及できるスタイルが好きなので、カレーを食べたくなったらココイチに通っている・・・ヽ(o・ω・o)ノ ランラン♪
取り敢えず、カレーチェーン“ココイチ”だけでも解決できて、外で食べるカレーは、“ココイチ”ということで・・・(笑)
ただ、米国産の牛肉やら中国産の野菜やらが使われているので、原産地は要注意が必要である!
Check→“ココイチ 原産地情報”(2018年10月5日現在)
次回へ・・・。