「真実の口」1,340 WELLNESS GLASS Season Ⅱ・・・②

前回の続き・・・。

前回、メガネレンズの製造工程について寄稿した。

機械化されているようで、ほとんどの工程で人が付きっきりでないといけない。

どのくらいの時間を要するか想像もできないと思う。

まず、荒削り~ポリッシングと言う研磨工程で、約 30 ~ 60 分程度掛かるらしい。

そして、カラー染色工程は、色の濃度、全面染色ハーフ染色、レンズの素材で異なってくるらしいのだが、約 1 ~ 60 分位と非常にばらつきがあるらしい。

次に、ハードコート加工工程では、ハードコートの処理時間自体は、約 5 分程度で済むらしいのだが、密着性の向上やその他も諸々の前処理と後処理を加えると、約 2 時間半も掛かるらしい。

更に、マルチコート加工工程では、マルチコートの処理時間は表裏で約 50 分程度らしいのだが、真空処理等(※注 1 )の時間も掛かり、約 2 時間程度掛かるらしい。

(※注 1 ) 真空状態の中で、マルチコートの材質である Sio2 (二酸化ケイ素)などの物質に電子ビーム等で、原子状態にして飛ばし、レンズ表面に付着させる。

レンズの完成までに、研磨工程~染色工程~コーティング工程に要する時間は、7 ~ 9 時間もかかるらしい・・・(^д^)スゲー!

前回とまるっきりダブってしまうのだが、検索していると、日本医用光学機器工業会というところからレンズだけでなく、メガネ造りの詳しい動画を見つけたので、敢えて、紹介させて欲しい。

結構、大変な作業だというのが分かるはずだ。

そして、私が、どの工程で抗酸化溶液の添加を図ったのかを推理して欲しい(笑)

1. レンズ基材の成形( 49 秒)
レンズ基材の成形
https://youtu.be/77URzzOGBhA
『( 1 )洗浄
モールドと呼ばれる、ガラスでできた型を超音波洗浄機にかけ、ゴミなどを洗い流します。
( 2 )テープ巻き
洗浄したモールド 2 枚を、正確に位置あわせをして、特殊なテープを巻いて固定します。
( 3 )樹脂注入
固定した 2 枚のモールドのすきまにレンズの原料である液体をゆっくりと流し込みます。
( 4 )焼き固め
流し込まれた原料は、その後、オーブンの中で加熱され、型の中で固まり、透明な樹脂に変化します。
( 5 )離型(りけい)
テープをはがして、モールドをはずせば、完成です。』

2. 研磨加工( 51 秒)
研磨加工
https://youtu.be/VHjB8VVmmsc
『( 1 )加工機に取り付けるための前準備
遠近両用など、特殊な度数のレンズは、お客様の度数に合わせて、1枚1枚、削りだして作られます。
あらかじめ厚めに作られたレンズ基材を削り出すために、まずは、レンズを加工機械に正確に取り付けるための特別加工をします。
( 2 )切削(せっさく)
そしてレンズ基材は加工機械に正確にセッティングされ、お客様の度数になるように削られます。
( 3 )研磨(けんま)
削った後のレンズは、その後、表面が鏡の様に艶が出るまで磨かれ、透明なレンズとして使えるようになります。』

3. 染色( 31 秒)
染色
https://youtu.be/UNtRBYf_fZ8
『カラーレンズの場合は、染色加工を行います。 レンズの色合い、濃度を、染料の量や染める時間で調整していきます。 お客様からご指定いただいた色に合うまで、微妙な色調整を繰り返し、染め上げてゆきます。』

4. ハードコート( 46 秒)
ハードコート
https://youtu.be/YRsfpqahM-I
『レンズをきれいに洗浄した後、プラスチックレンズをキズから守るために、レンズの表面にかたくてキズつきにくいコーティングをほどこします。 このハードコートの原料は、ハード液と呼ばれる液体です。 このハード液にレンズ全体を浸してから、ゆっくりと引き上げることで、ハード液がレンズ全面にうすく均一に塗られます。 その後、レンズ全体をオーブンで加熱するとハード液が硬化します。 こうして、プラスチックレンズの表面に薄くてかたい皮膜が形成されます。』

5. 反射防止コート( 43 秒)
反射防止コート
https://youtu.be/2GhTiJaowW0
『メガネレンズはさらに、表面の光の反射をおさえる反射防止コーティング加工がされます。この反射防止コートは非常に薄く、また耐久性の高い特殊なコーティングです。 真空蒸着装置によるコート 真空蒸着装置という機械を使い、レンズは真空の中で、回転するテーブルの上にセットされます。そして真空中で、一時的に気体になった様々な物質が、レンズ表面に均一に精密なあつさで正確にコーティングされます。』

6. 反射防止膜の有り・無しと撥水膜の紹介( 33 秒)
反射防止膜の有り・無しと撥水膜の紹介
https://youtu.be/6p_1jk0_up4
『反射防止膜と撥水膜の有り・無しの比較 反射防止コートをつけたレンズは、それ以前のレンズと比べると、レンズ表面の反射がほとんどないことが分かります。 また、レンズには同時に、水滴や油をはじくコーティングも施されます。これによって、レンズの表面は強力に水をはじき、指紋などの油汚れも簡単に拭き取れるようになります。』

7. 検査( 16 秒)
検査
https://youtu.be/Ljt_kMYjapY
『レンズに傷などがついていないか、蛍光灯の明かりを利用して、 1 枚 1 枚検査します。』

8. レンズメーター( 26 秒)
レンズメーター
https://youtu.be/zQPplmfpmpc
『メガネレンズは透明なため、中心位置を人の目で正確に測ることはできません。 測定器を使用して、中心に印をつけます。』

9. フレームトレース( 49 秒)
フレームトレース
https://youtu.be/thlNPVg9C38
『メガネレンズをフレームのかたちにあわせて加工するため、まず、フレームの形状を測定します。』

10. レンズレイアウト設定( 32 秒)
レンズレイアウト設定
https://youtu.be/y8umF31H0L4
『メガネをかけたときに、メガネレンズの中心が目の正面にくるように、左右の目の幅や、高さにあわせて配置を決めます。』

11. 玉すり/レンズ加工( 1 分 6 秒)
レンズレイアウト設定
https://youtu.be/pskH8J3c8ec
『読み取ったフレームの形状にあわせ、メガネレンズを削りとっていきます。』

12. 枠入れ/組み立て( 1 分 6 秒)
枠入れ/組み立て
https://youtu.be/GYxul3YgzLw
『フレームに合わせて加工したメガネレンズを、フレームにはめ込みます。』

前編通してみたい方はこちらから・・・。

メガネレンズができるまでVIDEO 全編再( 3 分 52 秒)
メガネレンズができるまでVIDEO 全編再
https://youtu.be/oOUTCie6Zc0

メガネになるまでVIDEO 全編再( 4 分 13 秒)
メガネになるまでVIDEO 全編再
https://youtu.be/qzGZEHjcork

さあ・・・?

如何だろう・・・??

私はどの工程で、抗酸化溶液の添加を図ったのだろう・・・???

まあ、私の Blog との付き合いが長い方ならば、大方、推理が付いたのではないだろうか・・・???

そう・・・。

答えは、次回へ・・・(笑)