「真実の口」1,367 東日本大震災から8年~中編~

前回の続き・・・。

《公共インフラの本格復旧・復興の進捗状況③》

○公営住宅・まちづくり関係(被災者が安心して生活するために必要な住宅等の復旧・復興状況)

■復興まちづくり(民間住宅等用宅地※1)
※1 高台移転を指している以下の事業の合計。
・防災集団移転促進事業
・土地区画整理事業
・漁業集落防災機能強化事業
◎造成工事の着工数と造成工事の完了数の割合
【地区ベース】※2100% 着工(うち 95% 完了)
※2 地区数については、土地区画整理のうち防集や災害公営住宅のみにより宅地供給される地区、防集のうち災害公営のみにより宅地供給される地区といった重複地区を除く。
・計画・・・ 402 地区
➡着工・・・ 402 地区
➡完了・・・ 383 地区
【戸数ベース】 → 100% 着工(うち 94% 完了)
・計画・・・ 18,122 戸
➡着工・・・ 18,122 戸
➡完了・・・ 17,227 戸

■復興まちづくり(防災集団移転促進事業)
◎造成工事の着工数と造成工事の完了数の割合
災害公営住宅のみにより宅地供給される地区を含む。
供給計画は「住まいの復興工程表」(H30.9末時点)による。
【地区ベース】 → 100% 着工(うち 99% 完了)
・計画・・・ 332 地区
➡着工・・・ 332 地区
➡完了・・・ 329 地区
【戸数ベース】 → 100% 着工(うち 90% 完了)
・計画・・・ 8,394 戸
➡着工・・・ 8,394 戸
➡完了・・・ 9,363 戸※1
※1 一部完了地 区で供給された戸数も含む。

■復興まちづくり(土地区画整理事業)
◎造成工事の着工数、宅地の引渡開始地区数及び造成工事の完了数の割合
防災集団移転促進事業や災 害公営住宅のみにより宅地供給される地区を含む。
供給計画は「住まいの復興工程表」(H30.9末時点)による。
【地区ベース】 → 100% 着工(うち100% 宅地取引開始 70% 完了)
・計画・・・ 50 地区
➡着工・・・ 50 地区
➡宅地取引開始・・・ 50 地区
宅地の一部を引渡した地区を計上。
➡完了・・・ 35 地区
【戸数ベース】 → 100% 着工(うち 90% 完了)
・計画・・・ 9,348 戸
➡着工・・・ 9,348 戸
➡完了・・・ 8,380 戸
一部完了地区で供給された戸数も含む。

■復興まちづくり(漁業集落防災機能強化事業)
◎事業費措置の地区数、造成工事の着工数及び造成工事の完了数の割合
供給計画は「住まいの復興工程表」(H30.9末時点)による。
【地区ベース】 → 100% 着工(うち 97% 完了)
・計画・・・ 36 地区
➡着工・・・ 36 地区
➡完了・・・ 35 地区
【戸数ベース】 → 100% 着工(うち 99% 完了)
・計画・・・ 491 戸
➡着工・・・ 941 戸
➡完了・・・ 484 戸

■高台移転
例:防災集団移転促進事業(岩手県宮古市田老地区)

防災集団移転促進事業(岩手県宮古市田老地区)空撮(2016年11月)
【2015年11月の状況】
・高台団地は、宅地部分を約 2 ヶ月前倒して完成して引き渡し、 2015 年 10 月から一部、住宅工事が着工。
・団地名称も三王団地に正式決定。
・区画整理地区でも完成宅地から随時引き渡しを実施しており、個人住宅や事業所等の建築が進み、一部入居済みの住戸も有り。

防災集団移転促進事業(岩手県宮古市田老地区)区画整理地区と三王団地をつなぐ幹線道路と橋梁も開通

防災集団移転促進事業(岩手県宮古市田老地区)宅地造成が完了し、一部住戸の建築も始まっている高台の三王団地地区

《公共インフラの本格復旧・復興の進捗状況④》

○公営住宅・まちづくり関係(被災者が安心して生活するために必要な住宅等の復旧・復興状況)

■復興まちづくり(津波復興拠点整備事業)
◎造成完了した地区数と工事に着手した地区数の割合 → 100% 着工/ 58% 達成
・計画地区数・・・ 24 地区
津波復興拠点整備事業として復興交付金の配分可能額通知を受けた地区のうち一団地の津波防災拠点市街地形成施設として都市計画決定をした地区数。
➡着工地区数・・・ 24 地区
➡完了地区数・・・ 14 地区

■復興まちづくり(造成宅地の滑動崩落防止)
◎対策工事が完了した地区数の割合 → 100% 完了
・計画地区数・・・ 182地区
復興交付金の配分可能額通知を受けた 地区のうち、対策工事が必要な地区数
➡完了地区数・・・ 182地区

■復興まちづくり(医療施設)
◎医療施設等災害復旧費補助金を活用して復旧整備をした医療施設の割合 → 100% 完了
・被災した医療施設数・・・ 298施設
➡復旧した医療施設数・・・ 298 施設

◎被災三県において被災した病院のうち、受入制限又は受入不可から回復した病院の割合 → 98% 完了
・入院の受入制限又は受入不可を行った病院数・・・ 182 施設
避難指示区域内(平成24年時点)、廃止済みの病院を除く。
➡受入回復した病院数・・・ 178 施設

■復興まちづくり(学校施設等)
◎復旧が完了した公立学校施設の割合 → 99%
・災害復旧事業申請学校数・・・ 2,339校
申請予定も含む。
➡完了学校数・・・ 2,313校
応急仮設校舎や間借り等により、全ての学校で教育活動は再開済み。

例:岩手県陸前高田市・高田高校
岩手県立高田高等学校(陸前高田市)
岩手県立高田高等学校の新校舎は、平成 27 年 3 月に完成。

■災害公営住宅
◎災害公営住宅の用地確保が完了した戸数、建築工事に着手した戸数及び建築工事が完了した戸数の割合用地確保 99% (うち 工事着手 99%工事完了 98% )
供給計画は「住まいの復興工程表」(H30.9末時点)による。
進捗率には、調整中及び帰還者向け災 害公営住宅の戸数を含んでいない。
・計画戸数・・・ 30,167戸(29,675戸)
( )内の数値は調整中及び帰還者向け災害公営住宅を除いた戸数
➡用地確保済み戸数・・・ 30,049戸(29,557戸)
➡建築工事着手戸数・・・ 29,888戸(29,545戸)
➡建築工事完了戸数・・・ 29,495戸(29,212戸)

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