前回の続き・・・。
留学して、 1 年目までは連絡があった・・・。
2 年目になって、全く、連絡が取れなくなった・・・。
携帯電話も繋がらない・・・。
今は住んでいるところも分からない・・・。
・・・という状況の従弟探しを依頼された私。
とりあえず、アメリカで代理店をしている H 氏に状況を説明して、学校に電話をかけてもらうことにした。
数日後、メールが届いた。
内容は、学生課に連絡を取ってみたが、個人情報なので教えられないということだった・・・。
声:「さもありなん・・・。」
仕方が無いので、私自身で学生課あてに、私が彼の従弟であり、彼の母親が重篤な病気で連絡を取りたがっているので彼の情報が欲しいという旨のメールを送ってみた。
数日後、学校から連絡があった。
〇〇 年に 1 年間在籍しているが、それ以降、休学扱いになっているということだった。
仕方がないので FB(Facebook) をフル活用することにした。
とりあえず、 FB をやっていないかどうかをチェック!
残念ながら、それらしき人間は見当たらなかった・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
第二弾として、FB で従弟が留学していた学校に通っていた学生をピックアップ・・・!
更に、同時期に通っていただろうと思われる学生にメッセージを送ってみた。
イメージとしたらこんな感じ(文章は関係なし)・・・。
その数、日本人留学生含め数十人・・・。
すると、そのうちの数人から、「彼を知っています。」という旨のメッセージが返ってきた。
彼(彼女)等に、「彼の現状を知らないでしょうか?」と問い合わせてみた。
しかし、その殆どが「知らない。」という返事だった。
続けて、「従弟と良く一緒にいた人を知らないでしょうか?」と問い合わせてみた。
そのうちの一人から、「彼と一緒によくいた人を知っています。」という返事が返ってきた。
私は、「その方を教えてもらえないでしょうか?」とお願いしてみた。
返事は、「その人も留学を終えて、日本に帰ってきているので、連絡を取ってみます。」とのことだった。
そもそも、従弟がアメリカにいるのやら(?)、日本にいるのやら(?)さえ分からない状況なのだ・・・(笑)。
数日後、「彼女と連絡が取れたのですが、彼女も日本に帰ってきてからは、彼と連絡を取っていないらしく、とりあえず、連絡をしてくれるそうです。」というメッセージが返ってきた。
とりあえずお礼を伝えて、従弟から連絡が来るのを待っていた。
しかし、幾日たっても、従弟からは連絡が来なかった・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
声:「う~ん。手詰まりかな?次の手を考えるか?」
それから数日後、叔母から電話が来た。
バ:「もしもし、きょうちゃん。ありがとう。○○○から電話があったんよ。(訳:ナシ)」
私:「ああ。そぎゃんね?直接連絡ん行ったんなら良かったばい。どこにおったんね?(訳:ああ。そうね?直接、連絡が行ったのならば良かったよ。どこにいたの?」
バ:「うん。アメリカ。なんか、授業料ん払えんごっなって、仕方んのうて、バイトばしながら生活しじょったって・・・。(訳:うん。アメリカ。何だか、授業料が払えなくなって、仕方なく、バイトをしながら生活してたらしいよ。)」
私:「で?どげんすっち?(訳:それで?どうするって?)」
バ:「うん。私ん身体んこっば話したら、帰ってくるってさ。(訳:うん。私の身体のことを話したら帰ってくるんだって。)」
私:「そりゃ、良かったバイ。(訳:ナシ)」
バ:「うん。きょうちゃんには感謝しても感謝しきらんよ。(訳:ナシ)」
私:「よかよか。そんなもん。(訳:ナシ)」
バ:「ありがとうね。(訳:ナシ)」
私:「ところで、ちゃんと言うたこっちゃやりよんね?(訳:ところで、ちゃんと言ったことはやってる?)」
バ:「うんうん。ちゃんとやりよっよ。(訳:うんうん。ちゃんとやってるよ。)」
以下が叔母に進めた療養法である。
・飲料水は、いきいきペールで作った活性水にして下さい。
・傷む箇所には、気休めでも良いので、痛快を塗布して下さい。
・ネックレスは、一日着けて居ても良いし、睡眠時には外しても構いません。
・ブレスレットは、白を左に、黒を右に着けて下さい。一日着けて居ても良いし、睡眠時に外しても構いません。
・ネックレスとブレスレットは、時折、えみな水に浸けて、浄化して下さい。
・飲むセラミックは、朝夕一粒ずつ、欠かさず飲んでください。
当時はこの程度が限度だった。
これから数年後、治療の甲斐なく、叔母は他界した。
従弟も、臨終に立ち会えたようだ。
私も叔母の葬儀には駆け付けたのだが、出張途中だったため、東京へとトンボ帰りした。
私が従弟探しのアクションを起こして、わずか 3 週間弱で、従弟にたどり着くことができたのである。
それも、私が行なったのは、 FB のメッセンジャーを通した会話しただけである。
私立探偵でも何でもない私がお金もかけずに、簡単にアメリカで消息を絶った従弟を発見できるくらいだから凄いことだと思う。
もし、これで、従弟自身が FB をしていて、どこかに足跡を残していたならもっと単純だったと思う。
FB 、インスタグラム、 LINE 、 YouTube 、etc・・・
何にでも自身の行動をアップさせていると大変なことになるかもしれない・・・?
2019 年 1 月 21 日(月)に NHK クローズアップ現代で取り上げられた「あなたの“ SNS 投稿”が危ない~窃盗・ヤミ金 知られざる手口~」を紹介しよう!
これは芸人の R 藤本さんが SNS に上げたものらしい。
これだけでどこの店かなかなか分からないと思われるかもしれないが・・・。
メニューを見てみると・・・。
「ポテマカサラダ」
「もつカレー」
「ゆでたん」
ポテマカサラダ・・・多分、ポテトとマカロニのサラダ?
もつカレー・・・もつを使ったカレー
ゆでたん・・・茹でたタン(舌)?
ポテマカサラダやゆでたんなどは個性的なメニューなので、そのまま検索してみると・・・。
あっさり、特定!
SNS のさまざまな情報を組み合わせることで、個人情報を特定する方法を「モザイクアプローチ」と言うらしい。
例えば、天気の情報を書き込んだとする。
今では、雨雲レーダーなどスマートフォンひとつで簡単に見ることができる。
更に・・・。
「お気に入りの道」
「散歩の途中」
「会社帰りに晩ご飯」
たったこれだけの書き込みで、生活圏が探られてしまい・・・。
何気ない情報からストーカー被害が起こりうることもありうるらしい・・・。
用心に越したことがないようだ・・・。
ましてや・・・。
旅行中の写真をアップしたら、空き巣には家にいないことがバレバレである・・・。
そこから先は想像してみよう・・・(笑)。
次回へ・・・。