「真実の口」2,268サバイバー ㉖

前回の続き・・・。

椅子に腰かけるまでもなく、看護師が呼びに来た。

私らに向かって・・・。

看:「こちらへどうぞ~。」

私:「はい。家内も一緒が良いんですか?」

看:「はい。奥様にも説明がありますんで・・・。」

診察室へ案内される。

看:「そちらへお掛け下さい。」

私:「はい。」

看:「手術の日程はまだですが、入院、手術が決まりましたので、入院、手術に関するお願いと注意事項をお伝えしたいと思います。」

私:「はい。」

看:「これらの説明する書類です。」

入院される患者さんへ

私:「はい。」

看:「一番目は、『身体抑制・行動制限に関する説明書及び同意書」です。」

身体抑制・行動制限に関する説明書及び同意書

私:「はい。」

看:「患者さんによって、手術後に麻酔で朦朧として、点滴やチューブを引き抜いたりという危険な行為に及ぶ場合があります。」

私:「はあ・・・?」

看:「高齢者や認知症の方に多いんで大丈夫だと思いますが、一応、念のために、ご理解下さい。」

私:「はい。」

看:「 2 番目は、『同種血同輸血説明文書』です。」

同種血同輸血説明文書

私:「はい。」

看:「手術中に、輸血が必要になった際の注意事項です。」

私:「はい。」

看:「 3 番目は、『特定生物由来製品についての説明』です。」

特定生物由来製品についての説明

私:「はい。」

看:「特定生物由来製品は、血液製剤や人組織由来の医薬品などの感染症の発生リスクが高い製品のことを言います。」

私:「はい。」

看:「当センターでは、他の薬剤で治療可能な場合は、これらの製品を使用しないようにしています。」

私:「はい。」

看:「もし、万が一、必要な場合でも最小限の使用になるようにしています。」

私:「はい。」

看:「 4 番目に、『代理意思決定者指定書』です。」

私:「はい。」

看:「患者さん本人の意思決定能力が不十分と考えられるとき本人とともに、あるいは本人に代わって意思決定を行うものを決めて頂いています。」

私:「はい。」

看:「こちらは奥様でよろしいですか?」

私:「はい。」

看:「それでは、奥様がサインして下さい。」

家:「はい。」

看:「最後に、『診察の際に採取される各試料の取り扱いに関する説明文書』です。」

私:「はい。」

看:「医学、医療の発展のためにご協力くださいという文書です。」

私:「はい。」

看:「これらの文書に目を通して、同意書を入院当日にご持参ください。」

私:「はい。」

看:「そして、今回の手術に関する説明書です。必ず目を通してください。」

私:「はい。」

5 枚に渡る手術に関する説明文書をもらった。

説明文書

個人情報なのでぼかしを入れる。

次回へ・・・。