前回の続き・・・。
感染力の強い“オミクロン株”は、先週月曜日の新規感染者数は、 673 人だったが、日曜日には 8,249 人、わずか 1 週間で 12 倍強の感染者が確認される結果になった。
順調に減り続けていた重症者数も 12 月 11 日の 25 人をボトムに 90 人と 4 倍に増加した。
ただ、以下のデータを見てもらうと解ると思うのだか・・・。
3 日: 779 人(重症者数: 52 人)
4 日: 1,265 人(重症者数: 54 人)
5 日: 2,635 人(重症者数: 60 人)
6 日: 4,470 人(重症者数: 64 人)
7 日: 6,205 人(重症者数: 91 人)
8 日: 8,478 人(重症者数: 89 人)
9 日: 8,249 人(重症者数: 90 人)
感染者が増えている割には、重症者数は急増していない。
この数字を見て、新型コロナウィルスはインフルエンザ並の感染症になったとバルーンをあげる TV のコメンテーターもいる。
果たしてそうだろうか?
これだけの感染対策をしても、感染爆発が止められないのである。
これまでの新型コロナでは、感染してから発症するまでの潜伏期間は、約 5 日とされていた。
インフルエンザが約 2 日とされているので、比較すると潜伏期間は長いと言える。
しかし、“オミクロン株”では、アメリカのネブラスカ州、そしてノルウェーからの報告では、潜伏期間は約 3 日、また韓国からも平均潜伏期間は 3.6 日であったと報告されている。
“オミクロン”株が主流になったロンドンでの感染者の主要な症状は、鼻水、頭痛、倦怠感、くしゃみやのどの痛みとほぼほぼ風邪の症状と変わらない。
“オミクロン株”に感染した人の特徴として、“デルタ株”などの従来の新型コロナウィルスと比較して、ワクチン接種者や過去に新型コロナに罹ったことがある人が占める割合が高いことが上げられている。
ただ、重症化リスクが減っているのであれば、過去の変異ウィルスに比べて、どんな後遺症が残るのかのデータを我が国より先に感染爆発したアフリカや欧米から情報が欲しいものだ。
政府は、感染急拡大が続く沖縄県、山口県、広島県に対して、 9 日から今月末まで、“まん延防止重点措置”の適用を決めた。
2 年が経過するというのに、対策が何も変わらない・・・。
学習効果は無いのだろうか?
取り敢えず、年明けの感染動向を追う。
1 月 3 日
同日、群馬県( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,214 例目】
●年代: 50 代
●性別:男性
●居住地:群馬県
●基礎疾患:なし
●死亡日: 1 月 2 日
1 月 4 日
同日、石川県( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,215 例目】
●年代: 80 代
●性別:男性
●居住地:石川県
●区分:市内千木町『千木病院』入院患者
●死亡日: 1 月 3 日
1 月 5 日
同日、新潟県( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,216 例目】
●年代: 70 代以上
●性別:非公表
●居住地:新潟県(詳細は非公表)
●基礎疾患:あり
●死亡日: 12 月下旬
1 月 6 日
同日、広島県( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,217 例目】
●年代: –
●性別: –
●居住地:広島市
●死亡日: 1 月 5 日
1 月 7 日
同日、群馬県( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,218 例目】
●年代: 90 代
●性別:男性
●居住地:群馬県
●基礎疾患:あり
●死亡日: 1 月 6 日
1 月 8 日
同日、石川県( 1 例)、大阪府( 1 例)より、 2 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,220 例目】
●年代: 80 代
●性別:男性
●居住地:石川県金沢市
●区分:市内千木町『千木病院』入院患者
●死亡公表日: 1 月 8 日
【概要・国内死亡 18,221 例目】
●年代: 90 代
●性別:女性
●居住地:大阪府
●死亡日: 1 月 7 日
●基礎疾患: –
●新型コロナ関連死亡: ◯
●自宅・宿泊死亡: –
1 月 9 日
同日、大阪府( 1 例)より、 1 件の死亡報告があった。
【概要・国内死亡 18,222 例目】
●年代: 80 代
●性別:男性
●居住地:大阪府
●死亡日: 1 月 7 日
●基礎疾患: –
●新型コロナ関連死亡: ◯
●自宅・宿泊死亡: –
次回へ・・・。