「真実の口」1,038 不思議な大国SeasonⅡ・・・①

年始なので、軽いネタをお届けしたいと思う。

先般、昨年11/8~11にかけて上海に行ったことを書いたが、その際、起きた面白いことを寄稿したいと思う・・・。

今回渡中の主目的は、中国で抗酸化塗料を作りたいという会社を訪問することだった。

・・・と言っても、昨年末に日本で取締役とお会いし、今年1月には、上海へ行き、社長を含め、担当者と打ち合わせも済ませていたのである。

それにも関わらず、遅々として、進展しないので、やる気がないのだろうと放って置いた矢先に、是非、話を進めたいと再度の打診が来たのである。

ヤレヤレと思いながらも、KTS上海貿易有限公司の田口社長の事もあり、栗崎さんから今後のことを相談したいという話も出ていたので、タイミングが良かったこともあり渡中を決めたのである。

上海浦東空港に着いた私は、出口ゲートをくぐり、出迎えの名前を書いた紙を探していた・・・。

日本では、ボードになっているが、中国では、ペラペラの紙に名前がかれてあり、それを自分で探さなければ行けない。

また、中国には、“々”という字が無いから、佐佐田様になる・・。

余談だが、“々”の読み方を知っているだろうか?

実は、“々”の字は『踊り字(繰り返し記号)』と言い、漢字では無いし、これ自体に読み方も無いのである。

句読点(、。)と同じ仲間なのである。

我々(佐々田一族)は、“々”を分解すると、カタカナの“ノ”と“マ”になるから、ノマと言っている。

しかし、PCでノマと入力しても、変換されることはない・・・。

一般的に、“々”を入力する時、佐々木と入力して、佐と木を消す方が多いのではないだろうか?

簡単な入力方がある。

そのままの名称“おどりじ”と入力して、変換すれば出てくる。

または、“々”の由来は、“同”の別字体である“仝”が変化したという説があり・・・。

そこから、“同”の訓読みで“おなじ”、音読みで“どう”と入力し変換すると出てくるのである。

あるいは、文字の意味から、“くりかえし”と入力し、変換しても出てくる。

ちょっとした豆知識である・・・(○`・∀・´○)エッヘン

閑話休題・・・。

出口を出て、人の流れに沿って、居並ぶ人の名前を書いた紙を見ていくが、最後まで行っても見つからず仕舞いだった・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

反対側にいたのだろうかと思い、反対側の端から、再度、歩いてみるが見つからない・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

英語が通じる所であれば、不安はないのだが、ここは中国・・・。

仕方がないので、空港で合流することになっていた栗崎さんに電話する。

(トゥルルル~)・・・p(・o・)・・・(トゥルルル~)

コール音が空しく響くだけで、電話に出る気配がない・・・。

仕方がないのでベンチに座って待つことに・・・。

しばらくして、栗崎さんから電話が・・・。

栗:「おはようございます。今、空港に着きました。」

私:「了解です。」

栗:「出口のところでお待ちしています。」

栗:「了解です。」

また、しばらくして、通訳の陳さんから電話が掛かってきた・・・。

陳さん(以下:陳):「おはようございます。どちらにお出でですか?」

私:「随分前に出て来て、ベンチに座ってます。」

陳:「出口でお待ちしていたんですけど・・・。」

私:「いや。名前見つからなかったよ。」

陳:「2Aのパネルの前にいます。」

私:「了解。そっちに移動します。」

“ASK株式会社 佐佐田様”の紙を持った二人組が・・・。

私:「おはようございます。」

陳:「おはようございます。通訳の陳です。こちらはイエさんです。」

私:「よろしくお願いします。」

次回へ・・・。