年: 2010年
「真実の口」125 我々は何をすべきか?23

「真実の口」125 我々は何をすべきか?23

このブログを成田空港のラウンジで書いている。 今日から3泊4日の予定でシンガポールに行くからである。 シンガポールは赤道直下にあり、11月~1月は雨が多いが、雨季と乾季の明確な違いはない。 ただ、ほとんど毎日、昼下がりに

「真実の口」124 我々は何をすべきか?22

「真実の口」124 我々は何をすべきか?22

前回の生物の授業の続きだが・・・陸・海どちらの生態系の栄養循環にも人間は入っていない。 ・・・と言って、全ての生物の長として君臨しているわけでも、それを許された訳でも何でもない。 自然のサイクルの中では、何かしらのバラン

「真実の口」123 我々は何をすべきか?21

「真実の口」123 我々は何をすべきか?21

文明の発展に伴い、先進国では原料や廃棄物の量が莫大に増えた。また、機械等の発達により、その作業能力も増大し、それ以前とは比較にならないほど自然改変の規模・速度が大きくなった。 1960年代、自然破壊が原因と見られる異常気

「真実の口」122 我々は何をすべきか?⑳

「真実の口」122 我々は何をすべきか?⑳

第一次産業は国の根幹をなす産業である。 しかし、残念ながら、現状では就労者が減り、就労者も高齢化しているのが現状である。 何故、就労者が減少するのだろうか? きつい割には収入が少ない? 自然に影響され収入が安定しない?

「真実の口」121 我々は何をすべきか?⑲

「真実の口」121 我々は何をすべきか?⑲

以下を読んでいただきたい。 口蹄疫発覚後の赤松農林水産大臣の会見である。 4月20日 「・・・(省略)・・・今、10キロ(メートル)以内、20キロ(メートル)以内ということで、制限を付けまして、10キロ(メートル)以内は

「真実の口」120 我々は何をすべきか?⑱

「真実の口」120 我々は何をすべきか?⑱

前回、鳥インフルエンザについて触れた。 今回は現在でも宮崎の頭痛の種になっている口蹄疫について寄稿する。 口蹄疫とは、読んで字の如く、蹄が偶数に割れている動物である偶蹄目の豚、牛、水牛、山羊、羊、鹿、猪、カモシカ等がかか

「真実の口」119 我々は何をすべきか?⑰

「真実の口」119 我々は何をすべきか?⑰

畜産業を憂う。 次の画像を見ていただきたい。 これは2006年に韓国で発生した鳥インフルエンザの処分法である。 そして処分に困った農家が川にそのまま放棄するといことも話題になった。 日本では、2004年に山口県で79年ぶ

「真実の口」118 我々は何をすべきか?⑯

「真実の口」118 我々は何をすべきか?⑯

四回にわたり、水産業について寄稿することになってしまったが、そのくらい今の水産業は危ういことを行っていることを伝えたい。 四方を海に囲まれているわが国では、水産物は貴重な資源である。 では、漁獲高はいったいどのくらいある

「真実の口」117 我々は何をすべきか?⑮

「真実の口」117 我々は何をすべきか?⑮

前回、何故、フグに使用したホルマリンがアコヤ貝を全滅させたのかというとこで締めた。 何故を紐解く前に、フグに付いたエラムシを、どのようにホルマリンを使い、除去していたかを説明したい。 まず、養殖の生け簀を想像できる人はど

「真実の口」116 我々は何をすべきか?⑭

「真実の口」116 我々は何をすべきか?⑭

前回につづき水産業について寄稿する。 数年前に、私の出身地でもある長崎でフクの養殖にホルマリンを使用していたというニュースが新聞報道され話題になったことを覚えているだろうか? 2003年4月23日の日本経済新聞である。