「真実の口」2,311 サバイバー SeasonⅡ ③ ~ガンの罹患を伝えるということ~

前回の続き・・・。

前回、故郷・五島に帰って、島にに 1 人で暮らしている父親に病気の報告をしたことを寄稿した。

例えば、あなた自身が、ガンを罹患し、病気を周囲に伝えなければいけないという状況を考えてほしい。

自身の年齢、学業・職業、地位や立場、あるいは家族構成及び家族の年齢、親の年齢、兄弟の年齢、そしてガンの種類、ガンの進行度によって様々なシチュエーションが考えられる。

ガンの治療中は、入院や定期的な通院、自宅での療養が必要となるため、学業・仕事、家事や育児、介護などのこれまでの日常生活に影響が出る場合が多々ある。

例えば、私の場合は、以下のような状況になる。(当時)

年齢・・・ 60 歳
職業・・・ 2 社の会社役員
地位・・・代表取締役社長・専務取締役
家族構成及び家族の年齢・・・妻( 60 歳)、長女( 33 歳・既婚・岡山在住、長男( 30歳・既婚・大阪在住)、次女( 29 歳・独身・東京在住)、三女( 26 歳・独身・東京在住)、四女( 14 歳・中学生・同居)
再婚のため複雑な家族構成で、戸籍上、上記の三女以外は本来は、皆、長女人あるのだが分かりやすく表記した。
親の年齢・・・父 (90 歳)、母( 28 年前に他界)、兄( 前年度に他界)
ガンの状況:舌ガン(ステージ 1 )

家内は一緒に病院で聞いているが、最初に歯科で言われた時には、一番に状況を伝えた。

長男と長女には、長女の里帰り出産中、出産祝いを兼て長男が遊びに来ていたので、長女のご主人、長男の奥さんも含めて軽く伝えた・・・(笑)

流石に、皆、「えっ!?」という顔をし、「また、いつものジョークだろう?」風な空気だったので、「比較的早い発見だから心配するな」と話したら複雑な顔をしていた。

東京に住む次女と三女には、初期と言うこともあり、私からは伝えなかった。

四女には私から直接伝えた。

前回寄稿したが、父親には、前年度兄を亡くしたばかりだったので、手術が無事終わった後に伝えようと伝えなかった。

仕事関係としては、亡き兄の奥さんにあたる義姉に LINE で伝えた。

会田氏にも電話で伝えた。

その他、株主等には伏せた。

友人にも伏せた。

手術が終わり、寄稿通り、真っ先に親には伝えた。

その後、親友にも伝えた。

大学時代の友人・知人には、まだ(今日現在)、伝えていない。

高校の時の大阪に住んでいる人間の集まりが、昨年夏にあったのだが、参加しなかった。

その他、仕事関係で情報を知り得た人もいたので、状況を報告した人もいる。

まあ、病気になると、その人の対応で相手の本性が分かるという体験もした・・・(笑)

もし、私がサラリーマンだったらどうだったのだろう?

直属の上司には報告せねばならないだろう・・・??

部下はどうなのだろう・・・???

総務等には、当然、報告しなければいけないだろう・・・。

家族や友人にはどうなんだろう?

もっと、若くて、子供が成長期だったらどうなんだろう??

もし、末期ガンで、余命宣告を受ける立場だったらどうだったんだろう???

Season 1 でも紹介した“がん情報サービス”では以下のようにアドバイスをしている。

【周りの人に病気のことを伝える】

● ガンやガンの治療は、日常生活に影響する

ガンの治療中は、入院や定期的な通院、自宅での療養が必要となるため、学業や仕事、家事や育児、介護などのこれまでの日常生活に影響が出る場合が多くある。

これまで通りの生活を続けながら治療を受ける人もいるが、今まで家庭や職場などで担ってきた役割を一時的に変わってもらうことや、サポートが必要になる人もいる。

● 周りの人に話し、力を借りる

周りの人に病気や治療のことを知ってもらうことで、心配や不安なことを相談したり、一時的に役割を代わってもらったりするなど、治療を受けながらの生活への理解とサポートを得やすくなる。

また、相談しやすくなり、心配ごとが思いもよらぬかたちで解決することもある。

周りの人に病気や治療のことを必ず伝えなければならないわけではありませんが、できれば家族や友人、職場の上司や同僚、学校の先生などに病気のことを伝え、力を借りるようにする。

● 自分のペースで伝える

診断されたばかりのときは、「病気のことを周りの人に伝えたくない」と思うことや、「病気のことを伝える余裕がない」と思うことがあるかもしれない。

そのようなときに、急いで周りの人に病気のことを伝える必要はない。

病気のことを伝えるのは、治療方針や治療のスケジュールなどが決まり、落ち着いて話ができるようになってからでも遅くはない。

● 誰に伝えるかを考える

家族や親しい友人などのあなたにとって身近な人にはできるだけ伝える。

伝えることで心配をかけてしまうと思うかもしれないが、伝えていなければ、家族や親しい友人はあなたの変化に気付いても、実際に何が起こっているか分からず、かえって心配するかもしれない。

職場の上司や学校の先生など、自分が担っていた役割を交代してもらいたいときや、何らかのサポートをしてもらいたい場合には、治療が始まる前にどんなことをしてもらうと助かるかを伝え、調整しておくと安心である。

● どんなことを伝えるかを考える

病気のこと、検査や治療の予定、医師から説明されたこと、あなたがどのような生活を送っていきたいか、病気や治療によって生活にどのような影響があるかなどを伝えるとよい。

ただ、全てのことを伝える必要はない。

相手によって、伝える内容や範囲は変えて構わない。

以下は、どんなことを伝えるかを考えるときのヒントである。

あらかじめメモにまとめておくことで、落ち着いて話をすることができる。

・知っておいてもらいたいことを中心に伝える(全てを細かく伝える必要はない)
・伝えることと伝えないことを事前に整理しておく
・質問されそうなことへの答えを考えておく
・これまでと同じように役割を担うことが難しくなる場合に、協力してもらいたいことなどを書き出しておく

さらに、病気のことを伝えたあとは、どんなふうに接してもらいたいか(今までと同じように接してほしい、疑問に思うことは聞いてほしい等)、してほしくないこと(気を使いすぎないでほしい、科学的根拠が不十分な情報や体験談は伝えないでほしい等)についても伝えておくとよい。

貴方がガンに罹患した時の参考にして欲しい。

次回へ・・・。