6月16日、二日目の続きの続き・・・
兪さんが、“低農薬、日本の○○菌、色々と試したが結局うまくいかなった人たち”と話し合っている合間にもう一件訪問予定の場所に移動する。
陳さんはリンゴ農園も経営しており、前回の訪韓の際に兪さんと一緒に私の話を聞き、その後、夜遅くまでカラオケで騒いだ仲間の一人である。
陳さんは、前回の私の訪韓後、早速、唐辛子をえみなで栽培したらしい。
その結果、数日もしないうちに答えが出たらしい。
唐辛子を植え替える際に、えみな栽培の唐辛子の根は全く崩れなかったが、えみな栽培以外の根は崩れて、葉までボロボロになってしまったと言うことである。
このことで確信を得た陳さんは、兼ねてから自宅を建てる計画の中に抗酸化工法を取り入れることを決めたそうである。
残念ながら、予算と時間の都合上、基礎に抗酸化溶液を入れることは出来なかったそうであるが、その他は、全て抗酸化工法を採用するらしい。
この後ろの家が、建築中の陳さんのご自宅である。
自宅の周りには、環境回復農法の野菜達が目白押しである。
リンゴはもちろん、唐辛子、芋、キュウリ、etc・・・
建築中の自宅を拝見した後にえみな栽培の唐辛子畑に連れて行ってもらった。
見た目で、他の農園とは違うのが解る。
何が違うかというと、他の唐辛子畑は既に唐辛子がかなりの数枝に付いている。
しかし、陳さんの唐辛子畑はチラホラしか実が付いていない。
皆は何故だか解るだろうか?
それは、陳さんの唐辛子畑はまだまだ、大地に根を張り巡らせ、大自然の栄養を取り込む準備段階なので実が付いていないのである。
では、その他の農園は何故実が付いているのかと言えば、肥料をやっているために根は中途半端な張り方で終わり、実だけが付いて行っているのである。
これは、翌日の唐辛子畑に行った際に、その違いがわかるように写真を比較するのでUPするまで待って欲しい。
陳さんも、今は根を張り巡らせる準備段階ということを自身で良く理解しているため実が付いていなくても、何らためらいもない。
他の唐辛子畑をと陳さんの唐辛子畑を見ていて、陳さんに確かめたいことがあったので尋ねてみた。
「肥料をやっていたときと今のえみな栽培の葉の色は同じか?」という点についてである。
すると、私の思っていたとおりの答えが返ってきた。
やはり、肥料を使うと不自然に葉の緑色が濃くなるのである。
この濃緑の原因は硝酸塩である。
これは、塩窒素肥料が植物内で代謝されて生成されるものである。
硝酸塩、亜硝酸の危険性は悲喜交々色んなところで言われているので、それの正否は別にして、今回は緑濃野菜は不自然と言うことだけを記憶していて欲しい。
皆も、見た目には良いかもしれない色の濃い野菜は、不自然な野菜であると思った方が良いと思う。
この晩、前回、土から掘り出した金さんの車で○人乗りで、町中まで繰り出し、遅くまで飲んだ。
その際に、陳さんと話していて、6月18日に寄稿したブログの「良木の下に雑草なし」という諺を聞かせていただいたのである。
木だけでは無いのかもしれない。
人間も正しく生きていれば、悪い者達は寄ってこない。
政治家の秘書が良くトカゲの尻尾切りみたいに使われるが、政治家が良木であれば秘書も雑草にはならない。
抗酸化を金儲けに利用しようとした者達の所には、金の臭いを嗅ぎつけた同じ穴の狢(ムジナ)が集まっていき、今、息も絶え絶えになっている。
「良木の下に雑草なし」