-42度の大寒波の影響で、日本海側を中心に、平成18年度以来の豪雪に見舞われている。
雪国の生活の大変さは、九州出身の私の想像の域を遥かに超えているのだろう・・・。
雪下ろし等の除雪作業の際に亡くなれた方も、53人に上っている。
是非、気をつけて作業をして、寒さ対策も万全に、この大寒波を乗り越えてほしい。
抗酸化工法の家は、“夏は涼しくて、冬は暖かい”という効果から、寒いときに暖かさを体感できる為か、北海道、新潟、長野と寒冷地に仲間が多い。
もし、困ったことがあれば、是非、声をかけてほしい。
少し長くなったが、前回の続き。
3日目・・・4月12日。
普段は温厚(?)な私だが、昨日は珍しく激昂してしまった・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
元々、金社長がタイトなスケジュールを組んでいるところへ、昨日の“すったもんだ”の為に、早朝に組合長の農園へ行くことになった我々は、7時半にホテルを発ち、農園へ向かった。
15分程度で、農園には着いたのだが、組合長は既に農園においでにになっていた。
早速、農園を見て回りながら、現状を聞いてみた。
害虫の発生と枝が病気になることに頭を痛めているとのこと・・・。
農園を見て回って、私は、原因の一つに水の散布の仕方を挙げた。
このように樹木の下部に、水がダイレクトにかかるように掛けているのである。
これでは、樹木を腐敗方向に持って行って、バクテリアのバランスが取れないと指摘した。
水を与える際には、ダイレクトに樹木に水を掛けるのではなく、根に与えるように、大体、枝振りと同じくらいの範囲の地面に水を撒くようにと、改善を促した。
その他、数点、恒例の注意事項と対処法をお伝えした。
組合長は、昨日の非を詫びて、まずは自信がパイオニアとなって、全州の桃農家達の考え方を変えていくということを言っていただいた。
私は、こちらこそ、多少、大人気が無かったとお詫びして、固く握手をして、農園を後にした。
続いて、同じ全州にある黄(ファン)さんのキュウリ農園に向かった。
ここは、既に、抗酸化農法での栽培に取り組んでいるらしく、その結果を聞いてみた。
前年比、130%の収穫で、競りでも、2,000ウォン高く売れているとのことである。
会田氏も私も、「良かったね・・・」という賛辞の声を掛けたのだが、黄さんは何やら満足していない様子・・・(@・Д・@)??
「もっと、たくさん収穫できるとはず・・・」と意気込むのである。
私らには、その根拠が解らなかったのだが、この後に行った農園で黄さんの不満気な表情がようやく理解できた。
ちなみに、韓国のキュウリは、日本のキューリと違い、太くて色は黄緑でトゲトゲがない。
この種のキューリは、キムチにするためのもののようで、生で食べることはほとんど無いらしい。
会田氏も私も、しっかり、生で食べたが・・・(。-<>- 。)マズッ。
黄さんの農園を後にした我々は、柳(ユ)さんのイチゴ農園に向かった。
車で5分程度のところである。
ここも、既に、抗酸化農法での栽培に取り組んでいるらしい。
金社長の話によると、「柳さんは、入院中で不在らしい。」とのこと。
私は、素直に、「病気?どこか体調悪いの?」と聞いてみた。
すると、金社長が笑いながら、「アーニ、アニ」と言うではないか・・・?
因みに、アニとは、韓国語で違うと意味である。
聞いてみると、イチゴがたくさん出来過ぎて、収穫の段取りや人の手配でてんてこ舞いになって入院したとのこと・・・Σ(゚Д゚;エーッ!
取りあえず、ハウスの中に入って、苺がなっていたので、会田氏も私も、有無も言わさず、イチゴにかぶりつこうとしたら、農園の人に慌てて、「それ、食べちゃ駄目だ!」と止められた・・・。
会田氏も私も、・・・(@・д・@)??
よくよく聞いてみると、我々が入ったハウスは、農薬を使っているハウスということなのである。
我々は、持っていたイチゴを慌てて捨てた・・・・ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
いやいや、これで良いのである。
私は、常々、抗酸化農法を始めるに当たり、最初から、全面抗酸化農法への切り替えをしてはいけないということを言っている。
農業は、収穫まで時間がかかる仕事だから、万が一、失敗しても良いように、ある程度の収入を確保するため、半分、あるいは3分の1、4分の1というスケールから、切り替えていかねばならないということを、きちんと守って実践してくれていたのであるから、賞賛に値することなのである。
・・・で、早速、抗酸化農法のハウスに案内していただいた。
収穫後なので、余り、残っていないというのだが、ハウスの中には、まだまだたくさんなっている・・・(゜▽゜*)♪
イチゴからイチゴへと渡り歩いて、むさぼり食べる会田氏と私・・・。
粒も大きく、非常に甘い・・・o(^-’o)♪☆(o^-^)o~♪
会田氏と私がイチゴをむさぼり食っていると、柳さんがやってきたというのである。
どうやら、会田氏と私が来ていると言うことで、病院を抜け出して来てくれたらしい。
柳さんに、話を伺うと、「ハウスの2列(全部で5列)だけで、昨年の収穫を上回った。前年比、約250%の収穫である」とのことである。
そこで、会田氏と私は、ある日、ハウスの扉を開けて、大量のイチゴに卒倒する柳さんの姿を想像して、忍び笑いをしてしまった。
最後に、記念撮影をしたのだが、左から二番目が柳さんで左端が奥さんである。
これで、黄さんの不満な理由がご理解いただけただろうか?