5日目・・・11月18日。
この日は、日迎(イルヨン)の李さんの環境回復サロン“生生館3号店”の建築現場へと朝早く向かった。
前回、4月に来た際に、箱物は出来ていたのに、随分、完成が遅いと思っていたのだが・・・。
金社長によると、建築の許可がなかなか下りなかったらしい。
どうやら、私が前回来た際に、李(イ)さんに、「農地に建物建てても良いのか?」と聞いたことが、やはり、的中していたらしい。
以下、金社長からの話・・・。
李さんの農場を通るご近所の人が、「農地にサウナみたいなものを建てている」と役場に通報したらしい。
韓国では、足の引っ張り合いが日常茶飯事であるとのこと。
そこで、李さんが数度にわたり、役場の方と折衝した結果、「周りをハウスのようなもので覆って、農作業をする場所のように見せれば許可を出す」ということに落ち着いたらしい。
韓国では、既成事実を作れば致し方ないという風習があるとのこと。
いやはや、凄い国だ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
しかし、私の頭の中は疑問符(?)がいっぱいになってしまった・・・。
“廻りをハウスのようなもので覆う” (@・д・@)??
結構、大きいのだが支柱はどうするのだろう???
通訳の李さんに話したら、同じように思っていたらしく、ハウスに覆われたサロンを想像して二人で大爆笑してしまった。
そこで、金社長に「どうやって覆うのか?」と聞いてみた。
すると、金社長は、「アニ(違う)、アニ(違う)・・・」と慌てて否定した。
どうやら、サロンの施設自体を覆うのではなく、サロンの周囲にハウスを建てると言うことらしい・・・。
私と通訳の李さんは、期待していただけに、少し残念だった。
現地について、李さんに色々聞いてみたが、許可を取った後の事に関しても、韓国ならではの(若干)非合法な方法で許可を得続けることが出来るらしい・・・。
(ここでは書けない(;^_^A アセアセ・・・)
殆ど、李さんが自身で施工したらしい。
12月にはプレオープンが出来るだろうということで、楽しみが又一つ増えた。
その後、鶏舎を見せてもらい、取れたての玉子をご馳走になった。
これが、非常に甘くて濃い・・・。
ちなみに、玉子の入っている器も、どうしても作りたいというので、私が作り方を教えた“抗酸化溶液入り器”である。
何でも、李さんの話によると、日本で言う役場の地域振興のための課に持って行き、玉子を検査したら、30本の爪楊枝を刺しても玉子が割れず、担当の人間も、「この玉子は何なんだ」と驚きを隠せなかったらしい
李さんに言わせると、「50本は刺せたはずなんだが、刺すスペースが無くなったらしい」ということである。
李さんとは、夕食をご一緒できるということで、次の、一山(イルサン)にある趙(チョ)さんの環境回復サロン“生生館2号店”へ向かった。
金社長によれば、ここでは、利用者との座談会が設定されているらしい。
完成後、初の訪問になるのだが、受付から中央の待合所(?)まで、凄く良い空間が出来上がっている。
オーナーの趙さん。
もちろん、サウナ内部は言うまでもない。
10数名の利用者と、話をさせていただいた。
シミがおちた人・・・。
手がしびれだした人・・・。
眠れるようになった人・・・。
中には、日本語で、上手に体験談をしてくれる方もいた。
様々な体験談を聞かせていただき、色んな疑問・質問に回答させていただいた。
ただ、今回も思ったのだが、日本を除くアジアの人々は、どうもたとえ話が苦手なようである。
ある方が、「サウナのようなデトックス効果はあるのか?」と質問された。
私は、「サウナではデトックス効果は得られない。例えば、数年前に毛染めをして、現在止めている人が、サウナに入って頭を拭いても、何も変わりはないが、環境回復サロンの場合は、例え、数年前だろうが、数十年前だろうが、頭皮に残った化学成分を引き出すために、タオルに染料が付く。これが、本当のデトックス効果である。」というたとえ話をしたのが・・・。
殆どの人が、「?」という顔をしている。
・・・で、「効果はあるのか?ないのか?」と聞いてくる。
「はい~?(相棒:杉下右京風)・・・だから、今の例えのように環境回復サロンのみが唯一デトックス効果があるんですよ」と回答したのだが・・・。
更に、「要は、効果があるんですね?」と聞いてくる。
仕方がないので、「他の施設じゃなくて、ここに通いさえすれば大丈夫です。」と言うと、ようやく得心していただいたようだ。
しかし、我々にとって、利用者の生の声を聞けるというのが、一番嬉しいことである。
本当に、抗酸化を広めていって良かったと実感出来る。
今回の訪韓記はここまでである。