前回の続き・・・。
前回、アメリカ合衆国連邦規則集(CFR)のリンクを紹介したが、一つずつ数えてみた・・・□_ヾ(・_・ )カタカタ
連邦規則集(CFR) Title21“Food and Drugs” 第172節~180節までを数えた総数は、(数え漏れもあるかもしれないので細かい数字は出さないが)約600種類あった・・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ
ただし、これは、“Food Additives(食品添加物)”の数である。
日本と同様に、香料は別勘定と思い、検索したのだが、私の英語力では、香料が見つからない・・・。
仕方がないので、再び、ネットで検索・・・\_ヘ(Д`*)カチャカチャ
『米国では香料は、「Food Additives(食品添加物)」としての香料、「GRAS物質」としての香料に加えて、米国食品香料工業会が安全性を確認した香料(FEMA GRAS物質)が使用可能となっており、その数を合計すると約2600品目(合成香料2300品目、天然香料260品目)となっています。』
こんな一文を発見!
真否のほどは判らないが、日本の数字と比較すれば、まあまあ、妥当な所ではないだろうか・・・?
次に、“Color Additives(色素添加物)”だが、連邦規則集(CFR) Title21 “Food and Drugs” 第71節~80節で発見!
再度、一つずつ数えてみた・・・□_ヾ(・_・ )カタカタ
(数え漏れもあるかもしれないので細かい数字は出さないが)約240種類あった・・・ε-(;-ω-`A) フゥ…
もちろん、これは医薬品と食品が同じ扱いになっているので、食品のみの数字ではない・・・
次に、“Prior Sanctioned Substances(既認可物質)”だが、これがまたややこしい・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ
以下に代表されるいくつかの資料に分散しているらしいのだが、ちゃんとしたリストがないというのである・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工。
取りあえず、あげてみる・・・。
(1)連邦規則集(CFR) Title21 “Food and Drugs” 第181節に掲載されている物質
(2)米国食品医薬品官報協会で発行されA.J.Lehmanが1956年Food Packagingにリスト化した物質。
(3)1958年以前にFDA・ USDAより発行されたNo-objection Letterに基づく化学物質。
(1)の連邦規則集(CFR) Title21
“Food and Drugs” 第181節に掲載されている物質は、数えてみたが12種類だった・・・。
(2)は、インターネットで検索するが、残念ながら、見つからない・・・。
(3)も、同様に発見できず・・・。
ここまでが、限界のようである・・・il||li _| ̄|○ il||l
そして、最後の“GRAS(Generally Recognized As Safe)物質”が、更に、問題である・・・。
これは、長年の食経験があったり、安全性データなどから科学的評価が行われ、一般に安全と認められる物質のことをいうらしいのだが・・・。
まずは、邦規則集(CFR) Title21 “Food and Drugs” 第182節に掲載されている86種類・・・。
これが、いわゆる「申請GRAS物質」といわれるもので、その後、制度が変わり、「届出GRAS」と「自己認証GRAS」に移行する・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
「届出GRAS」は、事業者が製造方法と規格、安全性データを揃え専門家の評価を受けたものについて、FDAに届出を行い、FDAから「異議なし」の回答があれば、届出GRASとしてリストに収載されることになるらしい・・・。
邦規則集(CFR) Title21 “Food and Drugs” 第184節に掲載されているが、(数え漏れもあるかもしれないので細かい数字は出さないが)約200種類あった・・・ε-(;-ω-`A) フゥ…
しかし、「自己認証GRAS」はFDAに届け出の義務がないため、正確な数字が把握できないのである・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
長々とアメリカの食品添加物事情を書いてきたが、当然、その他の外国でも、制度は随分と違う・・・。
一応、食品衛生法により、『食品添加物は、海外で使用が認められている添加物であっても、厚生労働大臣が指定しない限り、国内で販売や使用することができない。』ということになっているのだが・・・。
現に、平成14年、輸入食品で指定外添加物や残留農薬等の違反事例が相次ぎ、それ以降、厳しい診査をしているにも関わらず、以下のように違反事例は相次いでいる・・・。
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/tp0130-1ae.html
もちろん、輸入品は全数検査ではなく、基本はモニタリング検査であり、輸出者・輸入者の良心に頼るしかない・・・(>x<)☆オネガイー
しかし、これが、TTP参加により、なし崩し的に、指定外添加物の流入、あるいは、アメリカのごり押しによる、“Food Additives(食品添加物)”の強制的な認可の可能性がゼロとは言い切れないのが、日本という国である・・・(*´Д`)=3ハァ・・・
幸い、今回の日米首脳会談では、TTPに関しては大筋合意には至らなかったようだが・・・。
頼むよ、安倍ちゃん・・・!
次回へ・・・。