「真実の口」1,420 環境回復農法技術指導編・in青森・・・⑥

前回の続き・・・。

私は、更に、環境回復農法への理解を頂くために、写真を見せながら説明した。

当ブログでも紹介している榊の実験である。

私:「植物が光合成をするということは、小学生でも知っていますが、その目的は何か判りますか?」

M :「・・・。」

私:「我々と同じように、生命を維持していくエネルギー作るためです。」

M :「ああ・・・。」

私:「通常は、日中、太陽の光エネルギーを利用して、二酸化炭素を取り込み水と合成してブドウ糖を作るんです。」

M :「ああ。」

私:「さっきの榊みたいな切り花でも光合成をしているのはご存知ですか?」

M :「はい。」

私:「でも、私が実験したのは、事務所の中は抗酸化空間なので、比較が出来なくなるので、事務所の中で、唯一、抗酸化処理できていないユニットバスの中です。」

M :「・・・。」

私:「ユニットバスは、使わない時は電気を消しますよね。」

M :「・・・。」

私:「それどころか、私みたいに出張ばかりだと、他の部屋の明かりさえ付かない日が多いんですよね。」

M :「ああ。」

私:「でも、如何ですか?明らかに違いますよね?」

M :「そうでうすね・・・。」

私:「つまり、環境回復農法の作物は、抗酸化セラミックで作られた、還元力を持った水を吸い上げるのですから、常に、光合成の力を借りなくても、生命エネルギーの源となるブドウ糖を作れる環境にあるということなんです。」

M :「ああ・・・。」

私:「現に、昨今、日照不足で各地で農作物の収量が落ち込んだという話が各地でされていますけど、環境回復農法に取り組まれている方は、余所の農家は、日照不足で駄目だったけど、ウチのは大丈夫だったって話を結構頂くんです・・・。」

M :「へ~っ!」

私:「果実でも、台風とか来て、他の農園は落日したけど、環境回復農法の農園だけは被害が軽かったってのは良く聞きますよ。」

M :「そうなんですか?」

私:「はい。そりゃ、四六時中、過不足なく、エネルギーを産むことが可能だったら無敵でしょう(笑)。」

M :「はい(笑)。」

私:「どうです?なかなか論理的でしょう(笑)。」

M :「そうですね・・・(笑)。水とか農薬を撒くのはこの機械なんですが・・・。」

私:「ああ。そうなんですね。この前お伝えしたように、葉面 1/40,000 倍、土壌 1/10,000 でやってみました?」

M :「はい。」

私:「何か変わりましたか?」

M :「気のせいか、葉がいきいきした感じはします。」

私:「ああ・・・。その感覚が大切だと思いますよ(笑)。まあ、一番最初は、土を変えていきたいんで、雨が降る前日にダイレクトにえみなを粉のまま撒いてもらっても良いと思いますけどね。」

M :「量はどのくらいですか?」

私:「目安は二反に一箱くらいです。」

M :「ああ。ただ、広いんで、ダイレクトに撒いていくのはちょっと無理かもしれません。薬を撒くときはこれを使うんです。」

弘前・リンゴ農園③

私:「そうですか~。散水車でも大丈夫ですよ。」

M :「ところで、肥料はどうしたら良いんですか?」

私:「環境回復農法は、基本は、無肥料・無農薬です。」

M :「全くやらないんですか?」

私:「基本はですね(笑)」

M :「・・・。」

私:「農業従事者にとってはなかなか理解しがたい事だと思うんでうけどね・・・(笑)ただ、先ほどお話ししたように、自身の畑でとれた雑草や剪定した枝、あるいは売り物にならなかった実を集めて、発酵させて肥料にすれば、本来、自身の畑にいるバクテリアなので、最高の堆肥が出来ると思いますよ。」

M :「ああ。」

商品パンフレットを見せながら・・・。

私:「うちでこんな商品(いきいきペール)があるんですけど、多分、ペールでは小さいの、畑の隅に深さ 50cm 、長さ 1 ~ 2m の抗酸化溶液入りのコンクリートピッチを作って、上に抗酸化仕様のシート(いきいきファームシート EX )を被せれば、発酵も早くなりますよ・・・。」

M :「ああ。そうなんですね。」

私:「その他には、山形の李農家はこんな風にして作っています。」

M :「ああ。これはどんな風にして作るんですか?」

私:「これは、たまたま利用しようとしていたタンクの外側に抗酸化溶液入りのペンキを塗って、中には抗酸化溶液入りのエポキシ樹脂を塗っているんです。」

M :「ああ。これなら簡単にできそうですね。」

私:「中は、売り物にならなかった李に砂糖を足して発酵させています。」

M :「はい。」

私:「ただ、このときUさんは、水を入れていなかったので、この後、水を足すように指示しておきましたけど・・・。」

M :「それは何か違うんですか?」

私:「発酵速度が変わります。」

M :「へ~っ。」

私:「あとは糠を二次発酵して、肥料にする方法もありますが、糠自体が農薬・肥料を使っているので、えみな水で先処理しなければいけないですけどね。」

M :「それは、どうやって作るんですか?」

私:「ペールの中に、えみな水で処理した糠を入れて、さっきの発酵物の液肥を入れて二次発酵させるだけです。」

M :「ああ。そういうことですか。」

私:「後は、それを畑に撒いていくだけです。」

M :「簡単そうですね。」

次回へ・・・。