「真実の口」519 訪中記(2013年3月)・・・⑥

前日の続き・・・。

現地を後にした我々は、昨日、足を運んだ店舗へ向かった。

昨日は気付かなかったが、店舗の周りには、春の訪れを伝える桜が咲いていた。

上海の桜

桜の向こうには、高層ビル群がそびえ立っているのだが・・・。

この日の残りの予定は、午後から、スタッフへの講習会が組まれていた。

これから、環境回復サロンの運営と抗酸化溶液活用製品の取扱いをするための勉強ということらしい・・・。

国内であっても、海外であっても、基本、相手のスケジュールに合わせることにしているので、私にとっては一も二もない。

昼からの講習会と言うことで、数人で昼食を取ることになった。

地方で環境回復サロンを営業したいという人もご一緒するということだった。

エレベーターで隣に立ったのだが、中国に来て初めて、私より背の高い人に出会った。

何でも、元プロバスケットボールの選手だったということである。

私より2cmほど高いくらいかなと思ったら、192cmあるという・・・。

通訳さんに、私とどの位違うか聞いてみた。

通:「2cmくらいですかね・・・?」

私:「でしょう・・・。」

通:「縮んだんじゃないんですか?」

私:「8cmも縮まないでしょう(笑)・・・。」

お互いの挨拶も済ませ、昼食を食べ始めようとすると、社長がなにやら箱を取り出した。

どうやら、アルコールらしい・・・。

白酒というアルコール度数65度もある珍しい酒ということである。

私は昼から講習会があるので辞退したかったのだが・・・。

是非にと薦められ、折角のご厚意を無碍にするわけにいかず、一杯だけお付き合いすることにした。

ミニトマトと比較していただければ、グラスのサイズは判ると思うのだが、中国でも韓国と同じように、杯を空けなければいけない風習になっている。

白酒

取りあえず、グラスを飲み干すと、店のスタッフが新たに、目盛り付きの小さなサーバーを私の横に置いていった・・・。

どうやら、アルコール度数が高いために、10ml単位でオーダー出来るようになっているらしい・・・。

一杯で辞退しようとしたのだが、会長、社長は酒を勧めるし、私の隣に座った元プロバスケットの方がお酌をしてきた。

お酌をされたら、致し方ない・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

注がれるがままに、杯を空けていった。

私は中国語が判らないのだが、元プロバスケの方が中心に話をし、皆、それに驚いたり笑ったりしている・・・(@・Д・@)??

通訳さんに聞いてみると、どうやら、酒豪伝説を話していたらしい・・・。

バスケの相手チームと飲み比べて、全員、潰してしまった云々・・・。

そんな話が延々と続けられていたようだ。

中国では、今でも、お酒が強いことが自慢になるらしい・・・。

私も伝説は数あるのだが、私にとっては、コストパフォーマンスの悪い恥かしい伝説なのだが・・・???

結局、食事が終わることには、大方、一本を2人で飲んでしまった。

私は、途中から、講習会のことなどすっかり忘れていた・・・( ´△`) アチャ-

食事を終え、店舗に戻り、2時から講習会ということだった。

講習会が始まり、私は最初に言い訳をさせてもらった。

私:「通常、日本では、講習会の前にお酒を飲んだりはしません。しかし、今日は会長、社長と後ろに座られているあの大きな方に薦められるがまま、飲んでしまいました。もし、途中で、私が寝たり、話があらぬ方に飛んでも、私の所為ではないので、会長達を責めて下さい・・・。」

次回へ・・・。