「真実の口」1,939 新型コロナウィルス・・・428

前回の続き・・・。

一日の新規感染者数は、第 7 波では 8 月 19 日の 260,922 人をピークに減少し始めたが、下がりきらないうちに、 10 月 10 日の 13,038 人をボトムに再び増加傾向に転じ、昨日( 11 月 6 日)は、 66,397 人だった。

一方、重症者数を見てみると、 8 月 11 日に 600 人を超えると 8 月 23 日の 846 人をピークに一進一退を続け、 10 月中旬には 110 人台まで減り、 10 月 21 日の 106 人をボトムに徐々に増加傾向に転じ、昨日( 11 月 6 日)は、 170 人だった。

これに死者数を重ねてみると、 9 月 2 日の 347 人をピークに連日 300 人前後の死者数が報告され、 9 月下旬に入り、ようやく 100 人前後に落ち着き、 10 月 17 日には、 月曜日と言うこともあるが、 20 人にまで減少した。

しかし、それ以降は、50 人から 70 人台という死亡報告が続いている。

第 8 波に突入したのかどうかは専門家の判断に委ねるとして、上記を見てみると、第 7 波と同様、重症化する前に死亡するという傾向は続いているようだ。

9 月以降、アメリカでは、 BQ.1 株、 BQ.1.1 株(通称:ケルベロス株)の割合が急増し、同時期に、シンガポールでは、 XBB 系統(通称:グリフォン株)が急増している。

BQ.1 株、 BQ.1.1 株は欧州各国でも感染を認めており、ワクチン接種や感染免疫による中和抗体からの逃避能が高い可能性が示唆されている。

一方、 XBB 系統はインドやバングラデシュなどのアジア各国で確認され、ワクチン接種や感染免疫による中和抗体からの逃避能が高いことが示唆されている。

日本では、 6 月にインドで確認された BA.2.75 株(通称:ケンタウロス株)などが、国内での感染が報告され始めている。

ずっと、統計を取っている私が判断すると、第 7 波は西日本から感染拡大していったが、今回は東日本から感染拡大が始まっているようだ。

過去 2 年はこの時期は感染が落ち着いていたのだが、今回は違う様相を見せそうなことが気になる。

先週前半の感染動向をリンクで報告する。

10 月 31 日(月曜日)

11 月 1 日(火曜日)

11 月 2 日(水曜日)

11 月 3 日(木曜日)

次回へ・・・。