「真実の口」1,741 新型コロナウィルス・・・242

前回の続き・・・。

9 月 10 日(水)に、第 68 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和 3 年度第 17 回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)が開催された(以下、合同部会)。

接種が開始された令和 3 年 2 月 17 日から対象期間の 8 月 22 日までに、ファイザー社ワクチン、武田/モデルナ社ワクチンについて副反応疑い報告がなされ、それぞれの頻度は 0.02% ( 21,381 例/ 101,809,021 回接種中)、 0.01% ( 2,075 例/ 16,501,085 回接種中)だった。また、アストラゼネカ社ワクチンについての報告はなし( 0 例/ 35 回接種中)だった。

≪アナフィラキシー報告事例≫

【ファイザー社製】

1.報告状況
○前回の集計対象期間( 8 月 8 日)以降、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、製造販売業者からアナフィラキシーとして報告された事例が新たに 161 件あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 3 年 8 月 22 日までに報告されたアナフィラキシー事例は計 2,372 件、総副反応事例は計 10,199 件(※注 1 )となった。

(※注 1 ) 前回総件数が 10,467 件だったのだが、重複で削除されたのかは不明だが、総件数が 10 199 件になっている。

2.専門家の評価
○令和 3 年 8 月 22 日までに報告された総副反応事例 10,199 事例のうち、上記 161 件を含むアナフィラキシーの疑いのある 2,372 事例を対象に、専門家の評価を実施。
○評価結果の概要は、以下のとおり。

ブライトン
分類レベル
報告件数
1回目接種時 2回目接種時
1 87(+5) 73(+4) 14(+1)
2 333(+32) 254(+16) 79(+12)
3 19(+1) 17(+1) 2(±0)
4 1,785(+120) 1,381(+78) 473(+42)
5 79(+7) 51(+5) 28(+2)
合計 2,372(+161) 1,776(+104) 596(+57)

アナフィラキシーの症例定義として国際的な指標になっている「ブライトン分類」での評価は、2,372 事例中、何らかの循環器症状か呼吸器症状を発症し、重篤とされている“ 3 ”以上に該当するのは 439( +34 ) 例となっている。

●レベル 1 ~ 3 の報告件数/推定接種回数注・・・ 439 件/101,809,021 回接種
● 100 万回あたりの報告件数・・・ 4 件

ブライトン分類レベル 1 ~ 3 の年齢別・性別の報告件数も見てみる。

年齢 報告件数
男性 女性 性別不明
0~9歳 0(±0) 0(±0) 0(±0) 0(±0)
10~19歳 4(+3) 2(+2) 2(+1) 0(±0)
20~29歳 64(+6) 7(±0) 56(+6) 1(±0)
30~39歳 103(+6) 10(+1) 93(+5) 0(±0)
40~49歳 134(+7) 9(+2) 125(+5) 0(±0)
50~59歳 68(+4) 3(+1) 65(+3) 0(±0)
60~69歳 32(+5) 5(+3) 27(+2) 0(±0)
70~79歳 16(+1) 4(±0) 12(+1) 0(±0)
80歳以上 18(+2) 2(±0) 16(+2) 0(±0)
合計 439(+34) 42(+9) 396(+25) 1(±0)
(参考)
65歳以上
55(+8) 11(+3) 44(+5) 0(±0)

表から見て取れることは・・・。

【年齢】
65 歳未満・・・ 384 例
65 歳以上・・・ 55 例

ファーザー社の報告通り、副反応は若年世代に多いことが伺える。

前回は、 40 ~ 49 歳の年齢層が一番多く、丁度、中心値になるよう状況だったが、今回は、各年齢層で満遍なく副反応が出ている感が見られる。

【性別】
男性・・・ 42 ( +9) 例
女性・・・ 396 (+ 28 ) 例

ファーザー社の報告通り、副反応は圧倒的に女性が多いのが分かる。

次に、アレルギーの有無を見てみよう。

ブライトン
分類レベル
報告件数
アレルギー
既往歴あり
アレルギー
既往歴なし
1 87(+5) 18(+2) 69(+3)
2 333(+28) 80(+12) 253(+16)
3 19(+1) 1(±0) 18(+1)
合計 439(+34) 99(+14) 340(+20)

アレルギーの既往歴なしの方が遥かに多いということは、アレルギーの有無はあまり関係ないのかもしれない。

【モデルナ社製】

1.報告状況

○前回の集計対象期間( 8 月 8 日)以降、COVID-19 ワクチンモデルナ筋注の副反応疑い報告において、医療機関からアナフィラキシーとして報告された事例が新たに 74 件あり、令和 3 年 5 月 22 日から令和 3 年 8 月 22 日までに報告された副反応事例は、計 199 件となった。

2.専門家の評価

令和 3 年 8 月 22 日までに報告された 199 件のうち、アナフィラキシーの疑いのある事例を対象に、専門家の評価を実施し、評価結果の概要は、以下のとおり。

ブライトン分類レベル 報告件数
1回目接種時 2回目接種時
1 3(+2) 2(+2) 1(+1)
2 22(+14) 20(+12) 2(+2)
3 0(±0) 0(±0) 0(±0)
4(※注 2 ) 159(+46) 135(+37) 21(+6)
5 15(+2) 15(+2) 0(±0)
合計 125(+22) 119(+21) 6(±0)

(※注 2 ) ブライトン分類 4 で接種回数不明が 3 例報告されている。

「ブライトン分類」での評価は、 199 事例中、何らかの循環器症状か呼吸器症状を発症し、重篤とされている“ 3 ”以上に該当するのは 25 例となっている。

・レベル 1 ~ 3 の報告件数/推定接種回数・・・ 25 件/ 16,501,085 回接種
・ 100 万回あたりの報告件数・・・ 2 件

ブライトン分類レベル 1 ~ 3 の年齢別・性別の報告件数

年齢 報告件数
男性 女性
0~9歳 0(±0) 0(±0) 0(±0)
10~19歳 1(+1) 0(±0) 1(+1)
20~29歳 13(+7) 4(+3) 9(+4)
30~39歳 8(+6) 2(+2) 6(+4)
40~49歳 2(+2) 1(+1) 1(+1)
50~59歳 0(±0) 0(±0) 0(±0)
60~69歳 1(±0) 0(±0) 1(±0)
70~79歳 0(±0) 0(±0) 0(±0)
80歳以上 0(±0) 0(±0) 0(±0)
合計 26(+16) 7(+6) 18(+10)
(参考)
65歳以上
1(±0) 0(±0) 1(±0)

表から見て取れることは・・・。

【年齢】
65 歳未満・・・ 25 ( +16 ) 例
65 歳以上・・・ 1 ( ±0 )例

今回も、20 ~ 29 歳の年齢層が一番多く、次いで 30 ~ 39 歳の年齢層になっているので、ファイザー社より若年層への偏重が顕著のようだ。

【性別】
男性・・・ 7 ( +6 )例
女性・・・ 18 ( +10 )例

ファーザー社同様、副反応は圧倒的に女性が多いのが分かる。

次に、アレルギーの有無を見てみよう。

ブライトン分類レベル 報告件数
アレルギー
既往歴あり
アレルギー
既往歴なし
1 3(+2) 0(±0) 3(+2)
2 22(+14) 2(±0) 20(+14)
3 0(±0) 0(±0) 0(±0)
合計 25(+16) 2(±0) 23(+16)

ファイザー社同様、アレルギー既往歴なしの方が多いようである。

≪死亡報告事例≫

【ファイザー社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 8 月 8 日)以降、コミナティ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに 90 件あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 3 年 8 月 22 日までに報告された死亡事例は計 1,076 件となった。
・なお、上記に加え、令和 3 年 8 月 9 日から令和 3 年 8 月 20 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 51 件あり、総計 1,127 件(※注)となった。

(※注 1 )  9 月 10 日までの調査において同一症例であることが明らかとなった 5 組( No.154 と No.394 、 No.158 と No.215 、 No.468 と No.511 、 No.650 と No.781 、 No.414 と No.887)については報告内容を統合し、 1 件として計上。また、 10 件( No.22 、 No.288  、 No409 、 No.410 、 No.471 、 No.535 、 No.559 、 No.571 、 No.722 、 No.858)の取り下げあり。以下に記する症例 No( 1 ~ 1,142 )と報告事例数( 1,127 件)は一致しない。

毎回断るが、当 Blog では、いたずらにワクチン接種後の死と接種を原因とする死を結びつけるつもりはない。

事実を事実として、認識した上で、自身のワクチン接種の判断材料にして欲しいと思うだけである。

前回までの死亡報告は、以下を参考にして欲しい。

「真実の口」1,692 新型コロナウィルス・・・195
「真実の口」1,695 新型コロナウィルス・・・198
「真実の口」1,707 新型コロナウィルス・・・210
「真実の口」1,714 新型コロナウィルス・・・216
「真実の口」1,720 新型コロナウィルス・・・221
「真実の口」1,723 新型コロナウィルス・・・224
「真実の口」1,735 新型コロナウィルス・・・236

(※注) スマートフォンの場合は、死因は右にスライドして確認できる。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1088 37 8/8 8/11 不明 急性薬物中毒の疑い
1089 72 7/9 8/19 2回目 新型コロナウィルス感染肺炎
1090 88 5/11 6/9 1回目 血栓性血小板減少性紫斑病 、
溶血性尿毒症症候群
1091 91 7/6 不明 2回目 肝機能障害
1092 74 8/6 8/9 不明 肺がん
1093 64 7/28 8/9 2回目 不明(肺炎)
1094 70 不明 8/21 2回目 不明 不明
1095 72 7月
中旬
8/24 2回目 不明 急性心筋梗塞、急性心不全、
肺水腫、心原性ショック
1096 90 6/28 8/19 2回目 不明 不明
1097 57 7/6 7/11 1回目 不明 高血圧心疾患による
急性虚血性心
不全(推定)
1098 49 8/10 815 2回目 肺炎
1099 81 6/9 7/4 1回目 不明
1100 91 6/16 8/20 2回目 不明
1101 73 8/3 8/6 1回目 不明
1102 58 8/14 8/14 2回目 不明 不明
1103 80 6/18 6/21 2回目 急性冠症候群
1104 71 5/24 7/8 1回目 肺動脈血栓塞栓症
1105 91 7/16 7/16 1回目 不明
1106 88 5/19 5/31 1回目 心不全
1107 83 7/7 7/13 1回目 脳梗塞
1108 69 8/6 8/7 2回目 不明
1109 63 7/14 8/19 1回目 白血病、敗血症、
慢性腎不全の急性増悪
1110 81 8/3 8/12 2回目 脳出血
1111 46 8/23 8/26 2回目 筋強直性ジストロフィー
又はMobitz2
型房室ブロックによる急性心不全疑い
1112 59 7/27 7/29 1回目 くも膜下出血
1113 77 6/15 7/5 1回目 心停止
1114 76 7/13 8/1 1回目 多臓器機能不全症候群
1115 50代 不明 不明 2回目 不明 不明
1116 78 6/01 7/25 1回目 不明 間質性肺炎
1117 76 8/2 8/3 2回目 誤嚥性肺炎
1118 67 8/5 8/8 1回目 肺うっ血、肺胞出血疑い
1119 83 7/16 7/23 2回目 脳出血
1120 74 8/10 8/24 1回目 不明
1121 85 5/30 5/31 1回目 不明 脳梗塞
1122 80代 不明 接種後一週間以上 不明 不明 動脈瘤破裂
1123 71 6/21 7/1 2回目 内頸動脈閉塞による
広範囲脳梗塞、
脳ヘルニア
1124 78 8/2 8/21 2回目 不明
1125 81 6/7 接種後3日以内 2回目 不明
1126 80 8/5 8/23 2回目 不明
1127 72 7/24 8/26 2回目 不明 不明
1128 79 7/5 8/28 2回目 不明 不明
1129 86 8/25 8/29 1回目 血栓症発症の疑い
1130 83 7月 8/29 2回目 不明
1131 74 6/17 6/20 1回目 心突然死(心原性突然死)
1132 33 8/11 8/13 2回目 食べ物をのどに詰まらせて窒息により死亡
1133 48 5/19 5/23 2回目 急性心機能不全(推定)
1134 78 8/28 8/31 2回目 不明
1135 74 8/6 8/9 2回目 不明
1136 71 4/15 4/26 1回目 不明
1137 23 8/27 8/30 2回目 急性循環不全
1138 88 6/17 6/28 2回目 多臓器不全、微小血栓症
1139 41 8/23 8/26 2回目 心室頻拍
1140 89 8/31 9/1 2回目 不明
1141 98 7/5 8/22 2回目 脳梗塞
1142 81 7/11 7/31 2回目 アテローム血栓性脳梗塞

【モデルナ社製】

1.報告状況

・前回の集計対象期間( 8 月 8 日)以降、モデルナ筋注の副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告されたて報告された事例が新たに 6 件あり、令和 3 年 5 月 22 日から令和 3 年 8 月 22 日までに報告された死亡事例は計 17 件となった。
・なお、上記に加え、令和 3 年 8月 9 日から令和 3 年 8 月 20 日までに、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が 11 件あり、計 28 件となった。

No. 年齢 性別 接種日 発生日 接種回数 基礎疾患 死因
1 94 6/8 6/9 1回目 くも膜下出血、
左硬膜下血腫、
脳内血腫
2 55 6/26 6/27 1回目 急性大動脈解離
3 71 6/9 6/10 1回目 冠状動脈硬化症に続発した
虚血性心疾患
4 60 7/7 7/8 1回目 誤嚥性肺炎、敗血症
5 53 7/8 7/13 1回目 くも膜下出血
6 32 7/12 7/13 2回目 不明
7 50 7/22 不明
(7/22夜~7/25)
2回目 不明
8 57 7/30 7/31 1回目 急性心臓死
9 61 7/8 7/24 2回目 うっ血性心不全 、肺癌
10 86 7/5 7/8 1回目 不明 不明
11 27 8/2 8/2 1回目 急性循環不全、
急性心臓死の疑い
12 47 8/3 8/9 2回目 橋出血による
脳ヘルニア疑い
13 57 6/23 8/9 1回目 自己免疫性溶血性貧血
14 不明 7/2 7/24 1回目 不明 くも膜下出血
15 57 7/29 7/31 2回目 急性心不全
16 43 8/3 8/17 1回目 急性くも膜下出血
17 38 6/8 6/9 1回目 くも膜下出血、
左硬膜下血腫、
脳内血腫
18 69 8/6 8/7 2回目 不明

 ☞ No.18 はファイザー社製コミナティの事例( No.1108 )であることが判明したため削除。

19 55 6/29 7/1 1回目 虚血性心疾患
20 27 6/28 8/3 1回目 不明
21 51 8/5 8/22 1回目 不明 不詳
22 66 8/7 8/7 1回目 急性肺水腫
23 30 8/22 8/25 2回目 不明 不明
24 43 8/4 8/23 2回目 くも膜下出血
25 54 7/20 7/27 不明 くも膜下出血
26 42 7/31 8/27 1回目 急性心筋梗塞
27 54 8/19 8/25 2回目 肺血症
28 32 7/16 7/23 2回目 不明 冠動脈硬化症による
急性心筋梗塞

報告取り下げ、統合、修正も兼ねて、ファイザー社・モデルナ社を併せて報告する。

男女比は・・・。

男性 38 ➡ 92 ➡ 164 ➡ 274 ( -1 ) ➡ 379 ( -1 ) ➡ 471 563 604 ( +41 ) 人

女性 46 ➡ 103 ➡ 188 ➡ 273 ( -1 )➡ 363 ( -1 ) ➡ 437 ( -1 ) 518 人 543 ( +25 ) 人

・不明: 0 ➡ 0 ➡ 0 ➡ 2 ( -1 ) ➡ 3 ➡ 4 ➡ 8 ➡ 8 ( ±0 ) 人

前回は、男女拮抗していたが、今回は、圧倒的に、男性が多い結果になった。

年齢構成は・・・。

10 代・・・ 0 ➡ 0 ➡ 0 ➡ 0 ➡ 0 ➡ 0 ➡ 1 ➡ 1 ( ±0) 人

20 代・・・ 3 ➡ 3 ➡ 4 ➡ 4 ➡ 6 ➡ 7 ➡ 9 ➡ 11 ( +2 ) 人

30 代・・・ 1 ➡ 2 ➡ 3 ➡ 4 ➡ 4 ➡ 5 ➡ 9 ➡ 14 ( +5 ) 人

40 代・・・ 6 ➡ 7 ➡ 8 ➡ 9 ➡ 9 ➡ 9 ➡ 15 ➡ 21 ( +6 ) 人

50 代・・・ 4 ➡ 6 ➡ 6➡ 7 ➡ 12 ➡ 21 42 50 ( +8) 人

60 代・・・ 12 ➡ 16 ➡ 22 ➡ 36 ( -2 ) ➡ 55 ➡ 68 ( -1 )➡ 85 ➡ 91 ( +6 ) 人

70 代・・・ 14 ➡ 32 ➡ 67 ➡ 116 ➡ 163 ( -2 ) ➡ 208 ➡ 243 ➡ 262 ( +19 ) 人

80 代・・・ 19 ➡ 70 ➡ 141 ➡ 220 ➡ 291 ➡ 351 ➡ 418 ➡ 434 ( +16 ) 人

90 代・・・ 23 ➡ 53➡ 91 ➡ 140 ➡ 188 ➡ 221 240 245 ( +5 ) 人

100 代・・・ 2 ➡ 6 ➡ 9 ➡ 9 ( -1 ) ➡ 12 ➡ 14 ➡ 14 ➡ 14 ( ±0 ) 人

不明及び高齢者・・・ 0 ➡ 0 1 ➡ 3 ➡ 4 ➡ 7 8 ➡ 8 ( ±0 ) 人

今回、 No.1088 の死亡報告において、死因は“急性薬物中毒の疑い”となっているのだが、基礎疾患等の報告において、以下のように記載されている。

「予診票にどのように記載したかは不明。 ADHD などで複数の向精神薬・睡眠薬を処方されている。遺書らしきものは確認されていないものの、ワクチン接種翌日には当人の人間関係が大きく変容しうるイベントがあった。」

このような記載がされる以上、精神に何らかの疾患を抱えている場合は、注意が必要ということを医師自体が感じているのではないだろうか?

また、前回同様、高齢者から若年層への接種が進み、若年層が満遍なく増えているのは気になるところだ。

次に、基礎疾患の有無を見てみると・・・。

基礎疾患あり 57 ➡ 146 ➡ 260 ➡ 422 ( -2 ) ➡ 582 ( -2 ) ➡ 711 ( -1 ) ➡ 855 ➡ 899( +44 )人

・基礎疾患なし 19 ➡ 32 ➡ 50 ➡ 65 ➡ 81 ➡ 81 ➡ 97 ➡ 114 ➡ 122 ( +8 )人

不明: 8 ➡ 17 ➡ 51 ➡ 71 ( -1) ➡ 90 ➡ 112 ➡ 128 ➡ 142 ( +14 )人

前回同様、基礎疾患がある方の方が圧倒的に多かった。

接種回数を見てみると・・・。

・ 1 回目 80 ➡ 172 ➡ 288 ➡ 411 ( -1) ➡ 502( -1) ➡ 577( -1) ➡ 646 ➡ 670( +24 )人

・ 2 回目3 ➡ 16 ➡ 48 ➡ 111 ( -1) ➡ 200 ➡ 274 ➡ 374 ➡ 412( +38 )人

不明: 1 ➡ 7 ➡ 15 ➡ 27( -1) ➡ 39 ( -1) ➡ 57 ➡ 67 ➡ 71 ( +4 )人

当然のことだが、接種回数も増え、 2 回目接種後の死亡が多い現象が続いている。

前回同様、副反応は若年層に多く、更に、 2 回目の方が強く出るようなので、接種が全年齢に渡れば渡るほど、 2 回目の死亡例が増えていくことは致し方がない。

上に示したように、今回の報告は不十分なので合同部会を中心に総括する。

≪合同部会のまとめ(~ 8/22 )》

【年齢別】
・ 65 歳以上・・・ 172 ➡324 ➡ 515 ➡ 700 ➡ 913 ➡ 978( +65 ) 例

・ 65 歳未満 ・・・ 23 ➡ 30 ➡ 34 ➡ 44 ➡ 69 ➡ 91 ( +22 ) 例

・年齢記載なし・・・ 0 ➡ 1 ➡ 3 ➡ 5 ➡ 9 ➡ 7( -2 ) 例

【症状の概要に記載された死因等(括弧内は65歳未満)】

・心不全・・・ 7 ➡ 17 ➡ 37 ➡ 58 ➡ 73 ➡ 79 ➡ 94 ➡ 95 ( 5 ) 例

・虚血性心疾患 ・・・ 1 ➡ 16 ➡ 28 ➡ 41 ➡ 67 ➡ 76 ➡ 87 ➡➡ 95 ( 7 ) 例

・肺炎(誤嚥性含む)・・・ 3 ➡ 12 ➡ 21 ➡ 37 ➡ 53 ➡ 68 ➡ 77 ➡ 80 ( 0 ) 例

・出血性脳卒中 ・・・ 10 ➡ 31 ➡ 30 ➡ 37 ➡ 50 ➡ 62 ➡ 73 ➡ 77 ( 16 ) 例

・大動脈疾患・・・ 2 ➡ 3 ➡ 11 ➡ 19 ➡ 30 ➡ 40 ➡ 46 ➡ 50 ( 4 ) 例

・虚血性脳卒中・・・ 3 ➡ 8 ➡ 13 ➡ 18 ➡ 27 ➡ 30 ➡ 39 ➡ 44 ( 5 ) 例

・心肺停止 ・・・ 7 ➡ 19 ➡ 30 ➡ 34 ➡ 43 ➡ 61 ➡ 43 ➡ 43 ( 3 ) 例

・敗血症 ・・・ 1 ➡ 4 ➡ 9 ➡ 13 ➡ 18 ➡ 22 ➡ 24 ➡ 28 ( 1 ) 例

・不整脈・・・ 0 ➡ 0 ➡ 7 ➡ 10 ➡ 15 ➡ 21 ➡ 23➡ 27 ( 8 ) 例

・老衰・・・ 3 ➡ 5 ➡ 6 ➡ 17 ➡ 20 ➡ 21 ➡ 25 ➡ 26 ( 0 ) 例

・窒息・・・ 3 ➡ 6 ➡ 8 ➡ 10 ➡ 11 ➡ 16 ➡ 18 ➡ 19 ( 1 ) 例

・呼吸不全・・・ 0 ➡ 0 ➡ 5 ➡ 8 ➡ 11 ➡ 14 ➡ 15 ➡ 17 ( 1 ) 例

・静脈血栓症・・・ 0 ➡ 0 ➡ 6 ➡ 9 ➡ 9 ➡ 11 ➡ 13 ➡ 16 ( 3 ) 例

・溺死・・・ 1 ➡ 1 ➡ 3 ➡ 6 ➡ 10 ➡ 12 ➡ 14 ➡ 14 ( 1 ) 例

・がん・・・ 0 ➡ 1 ➡ 5 ➡ 6 ➡ 7 ➡ 9 ➡ 11 ➡ 13 ( 2 ) 例

・心タンポナーデ・・・ 2 ➡ 5 ➡ 6 ➡ 8 ➡ 8 ➡ 9 ➡ 9 ➡ 12 ( 3 ) 例

・多臓器機能不全症候群・・・
0 ➡ 2 ➡ 3 ➡ 5 ➡ 6 ➡ 9 ➡ 10 ➡ 12 ( 1 ) 例

・間質性肺疾患・・・ 0 ➡ 1 ➡ 1 ➡ 1 ➡ 8 ➡ 13 ➡ 11 ➡ 12 ( 0 ) 例

・腎不全・・・ 1 ➡ 2 ➡ 2➡ 5 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 8 ➡ 9 ( 0 ) 例

・自殺・・・ 2 ➡ 2 ➡ 2 ➡ 3 ➡ 5 ➡ 6 ➡ 8 ➡ 8 ( 4 ) 例

・アナフィラキシー・・・ 1 ➡ 5 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 7 ➡ 7 ( 0 ) 例

・不明 ・・・ 4 ➡ 9 ➡ 41 ➡ 90 ➡ 142 ➡ 190 ➡ 228 ➡ 248 ( 20 ) 例

その他、状態悪化、心障害、心臓死、心突然死、心筋炎関連事象、動脈血栓症、血小板減少関連疾患、脱水、肺胞出血等

【最新の死亡例の報告状況の整理・合同部会】
○ 副反応疑い報告制度において、ファイザー社ワクチン接種後の死亡例として報告されたものは、接種開始から 8 月 22 日までに 1,076 件であった。また、ワクチン間において被接種者の属性等に大きく差があることに留意が必要であるが、武田/モデルナ社ワクチンは 17 件であった。
○ 報告された症状等は虚血性心疾患、心不全、肺炎、出血性脳卒中等であった。なお、これまでの審議会において、特に注目すべき疾患と考えられた出血性脳卒中や虚血性心疾患等に関し、ファイザー社ワクチンについて、人口動態統計を用いた非ワクチン接種群との比較検討を行ったが、これまでに、ワクチン接種群において死亡が多いことが明らかとなった疾患はなかった。
○ 専門家による評価では、ファイザー社ワクチンの 1,076 件のうち、 1,069 件は情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない( γ )、 7 件はワクチンと死亡との因果関係が認められない( β )とされた。また、武田/モデルナ社ワクチンの 17 件のうち、 16 件は( γ )、 1 件は( β )とされた。

【死亡例に関する論点のまとめ・合同部会】
○ 現時点においては、個々の死亡事例について mRNA ワクチンとの因果関係があると結論づけることのできた事例は認めず、 mRNA ワクチンの接種と疾患による死亡との因果関係が統計的に認められた疾患もない。
○ 引き続き集積する事例に関する情報を収集し、丁寧に評価を行っていくことにより、接種対象者の属性等に留意しつつ集団としてのデータを系統的に検討し、接種と因果関係のある疾患がないかを見極めていく。
○ 死亡例の報告に関しては、被接種者の属性の変化や海外の報告状況も鑑みて、現時点においては引き続きワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められないとしてよいか。

【私の見解】
今回は、ファイザー社製においては、本来 141 例の報告がされるべきところが、 55 例しか報告されていない。この点に不信を抱かざるを得ない。上記したが、 No.1088 の 37 歳・男性の“急性薬物中毒の疑い”という死因に関して、やはり、精神疾患を持つ方には慎重になった方が良い気がする。また、「真実の口」1,740 新型コロナウィルス・・・ 241 でも取り上げたが、「健康な 10 代の男性が新型コロナウィルス感染症で入院する可能性よりも、ファイザー製ワクチンの副反応による心筋炎と診断される可能性の方が高いという研究結果」を踏まえて、 10 代へのワクチン接種はもう少し慎重に進めた方が良いのではないだろうか?

次回へ・・・。