「真実の口」458 韓国代理店 BTNG社金明春氏来日②

前回の続き・・・。

翌日、我々は千歳空港へ向かうために、ホテルを6時半にチェックアウトしなければいけなかった。

何せ、8時50分の飛行機に乗らなければいけないのである。

札幌(千歳)→新潟間は、1日3便しか無く、これを逃すと、昼過ぎの便になり、丸一日無駄になってしまうので、金さん等には気の毒だったが、強行日程を組ませてもらった。

実は、前夜、金さん等には、6時半に会田氏に迎えに来てもらうと伝えたのだが、一抹の不安があった。

・・・と言うのも、明春氏の兄の栄春氏は、遅刻の常習犯だったからである。

当時の出発が、1時間以上遅れるのは日常茶飯事だった・・・。

今となっては、良い思い出だが、明春氏と通訳の朴さんは時間通りに降りてきてくれて、ホッと胸をなで下ろした。

少し、脱線するが、当ブログで韓国の方の名前を紹介する際には、いつも括弧で読み仮名を付けている。

今回は、朴さんのみで読み方を書いていないのには、きちんとした理由がある。

朴さんは、非常に発音に厳しく、朴という発音は、日本語には無いというのである。

仕方が無いので、私は、初日から、彼のことを”田中さん”と呼ぶことにして、会う方全員に、”田中さん”と紹介して通した。

後に、実年齢(45歳)より若く見えるので、”田中四十吾”というフルネームも付けてあげた・・・ヾ(*´∀`)ノ

一路、札幌(千歳)空港へ向かい、空港について、まだ少し時間があるので、軽めの朝食を取ることにした。

そこで、一騒動・・・。

朴さんはエアチケットをカバンに入れたまま、手荷物検査を通したため、手荷物検査済みのシールを剥がして、エアチケットを取り出さなければいけない。

その後ろで、明春氏は手荷物検査にひっかかり、カバンをテーブルに持って行かれて、どうやら、中身を全部調べ出されているようである・・・。

朴さんは、カウンターの前で、チケットを出せばいいのに、何やらコソコソと隅っこに持って行って、チケットを取り出そうとしているので、「何をしてるん?」と聞いてみた。

どうやら、カウンターには女性が居て、下着とかを見られるのが恥ずかしかったらしい・・・。

カバンからエアチケットを取り出して、搭乗手続きをしたのだが、手荷物検査済みのシールを剥がしたため、再度、手荷物検査をしなければいけないらしい・・・。

それも、本来であれば、機内持ち込み可能サイズなのに、預けなければいけない理由がお笑いである。

ナント、韓国からペンチを持ってきたというのである・・・?

いったい、日本に、何をしに来たのか分からない・・・(@・Д・@)??

朴さんは、ようやく搭乗手続き完了。

その間、明春氏は、ずっと、テーブルの前でバッグを全開にされて、何やら調べられていた。

かなり動揺しながら、係員に説明していたようだった。

搭乗手続き後に聞いてみると、ライターを2個とリチウムバッテリーがカバンに入っていたらしい・・・┐(-_-)┌ ヤレヤレ

擦った揉んだがあったせいで、時間が余りなくなったが、軽く朝食を済ませ、ようやく、

会田氏に見送られながら、搭乗ゲートをくぐり、飛行機へ乗り込んだ。

私は腰と膝が悪いため、非常口横にある足下の広い座席を指定していた。

機内はガラガラで、私の隣の二席も空席だった。

そこで、私よりやや後ろの席に座っていたお二人を、私の隣の席に呼んだ。

すると、CA(キャビンアテンダント)がやって来た。

非常口付近の席には、ルールがあり、緊急時に脱出などのサポートをしなければいけないというのは、勿論、知っているので、その旨を金さん等に話した。

すると、CAが言うには、非常口付近の席には、日本語か英語のどちらかが完璧に出来なければいけないと言うのである。

私は、日本語はもちろんだが、英語もある程度理解できる・・・。

朴さんは、日本語が完璧に理解できる・・・。

すると、金さんが出来ないというではないか・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

ここで、押し問答をしても、仕方がないので、一つ後ろの席に移動した。

私と英語のメールをやりとりしていたのは何だったのかと思って、朴さんに聞いてみたら、インターネットの翻訳ソフトを使っていたらしい・・・( ̄□ ̄;)!!

それは、仕方がないなぁと諦めつつ、我々の乗った飛行機は、無事、新潟空港へ到着した。

次回へ・・・。