「真実の口」426 命のちから(リアル入院編)・・・その拾八  

前回の続き・・・。

待つこと、数分、看護助士がエアコンの確認にやってきた。

助:「先ほどの、部屋よりも、冷房は効いてるみたいなんですが・・・。正常ではないようです???」

私:「はい・・・?冷えていないんですか?」

助:「いえ・・・。冷えてはいるんですが、設定温度にしたら、冷えていないようなんです。中に入って確認してください。」

私:「はい・・・。」

設定温度は、23℃になっているようだ・・・。

しかし、23℃の冷たさではないようだ・・・???

助:「いかがですか?」

私:「さっきの蒸し風呂のような部屋に比べれば、天国みたいなものなんで、移って良いですか?」

助:「分かりました。移動の準備をしますので、もう暫く。お待ち下さい。貴重品だけ、ご確認下さい。」

私:「はい。」

廊下で持っていると、私のベッドに、荷物が載せられて、隣の部屋に運び込まれてきた。

助:「忘れ物がないか、確認してください。」

私は、先ほどまで居た部屋に入り、タンスや引き出し等を確認し、隣室に移動した。

私:「大丈夫なようです。」

助:「この部屋も、空調が正常じゃないようなので、明日、設備を呼びますが、もし、それでも暑すぎるようでしたら、また、呼んで下さいね~。」

私:「はい・・・。」

ようやく、人心地がつき、家内に2度目の引っ越しをした旨のメールを送る。

暫くすると、昼食が運ばれてきた・・・。

7/16・・・昼食

朝食では、醤油無しの大根おろしを食べさせられたのだが・・・。

昼食では、コーンポタージュを味噌汁のごとく、スプーン無しで飲まねばいけなかった・・・。

食事も終わり、家内に、持ってきて欲しい物の追加のメールを送った。

醤油、梅干し(抗酸化の自家製)、フリカケ、スプーン、コーヒー、マヨネーズ(私はマヨラー)・・・。

ベッドの上から、動くこともないので、食事は大した量でもないのだが、それほど、空腹にもならない。

2時過ぎくらいに、例のごとく、廊下をパタパタ走ってくる音が聞こえて、ドアを勢いよく開けて、「と~と~!!」と叫びながら、末娘と家内がやって来た。

家内から頼んでいたものを受け取る。

そして、“アルモノPartⅡ”を装着する・・・( ̄ー ̄)ニヤリ。

ベッドの上に娘を座らせて、娘の好きなア〇パ〇マ〇を見せて、しばしの団欒を楽しむ。

3日目のこの日は行く分、楽になり、ベッドのの上であぐらをかくことはできるようになっていた。

暫くすると、家内が娘にそろそろ帰ろうかと話しかけてくる。

娘は、私ともう少し遊びたいらしく、「イヤ~ッ」と抵抗する。

私とすれば、もう少し、娘と遊びたかったのだが、家のことも色々あるのだろうと、娘に言い聞かせて、帰るように諭す。

結局、「帰ってから、アイスクリームを食べて良い」という言葉に釣られて、納得して帰って行った。

家内と娘が帰り、ポツンと取り残された私は、仕方がないので、またまた、DVDを見ることにした。

DVDを見ていたのだが、睡眠不足のためか、知らぬうちに転た寝して、巻き戻しては見直しを、繰り返すこと数回・・・。

DVD鑑賞の途中で、巡回の看護師がやって来た。

いつものやりとり・・・。

看:「痛みはどうですか?」

私:「少し和らいだようです・・・。」

看:「一番痛かった時を10にしたら、今はいくつくらいの痛みですか?」

私:「5位ですかね???」

看:「良かったですね~。では、血圧と体温を測りますね~。」

私:「はい・・・。」

看:「血圧が、140-95・・・。体温が36.8度・・・。他に、変わった症状はないですか?」

私:「いいえ・・・。」

声:「少しは、“アルモノPartⅡ”の効果が出たか( ̄ー ̄)ニヤリ。」

看:「何かあったら、コールして下さいね~。」

私:「はい・・・。」

しばらくすると、夕食が運ばれてきた・・・。

う~ん・・・(;_;)。

7/16・・・夕食

次回へ・・・。