前回の続き・・・。
転た寝をしていると、意識の彼方で、廊下をパタパタ走ってくる音が聞こえてきた。
しばらくすると、「と~と~!!」と叫びながら、ドアを勢いよく開けて、末娘がやってきた。
病室に着くなり、サンダルを脱ぎ捨て、くつろぎタイムに入る。
家内の制止を押し切り、ベッドの上へよじ登ってくる。
ひとときの団欒。
しばらくすると、昼食が運ばれてきた。
ん・・・(@・Д・@)??
これを見て欲しい・・・。
なんと!
スパゲッティー+ご飯???
炭水化物+炭水化物・・・( ・◇・)?(・◇・ )
同じ、“ 炭水化物 + 炭水化物 ”でも、うどん+ご飯、焼きそば+ご飯、ラーメン+ご飯の組み合わせならば、世間でもよく見る光景だが・・・。
“ Spaghetti & Rice ”
英語に言い換えても、大差ないか・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…。
いかにも、カロリー計算して、不足分をご飯で補いました的な感じが否めない。
フォークとかも準備していなかったので、余計に違和感が・・・。
まあ、幸い、娘の好きな物ばかりだったので、スパゲッティー、ソーセージ、キイウイと次から次と、娘の口に吸い込まれていった・・・(^.^)
食事を済ませ、人心地着いていると、家内が娘に帰ろうかと言っている・・・。
何だか、毎回、慌ただしく帰るよなあと思っていたら、家内の一言で、その理由が分かった。
家:「1時間を超えると、駐車料金が掛かるのよねから~。」
私:「・・・。」
声:「そんなことで、娘との楽しい一時を、切り上げられていたのかΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーン」
家:「お父さんも疲れるから、そろそろ、帰ろうね~」
・・・娘を諭している。
声:「明らかに、“ 私の疲れ < 駐車料金 ”じゃないか・・・。」
家内と娘が帰り、することもなく、例のごとくDVDを観ていると、リハビリの□□先生がやって来た。
リ:「佐々田さん、具合はどうですか~?」
私:「先生に言われたので、出来るだけ動こうと思って、トイレに行くのも、車椅子を手で押して行ってます。」
リ:「負担はなさそうですか?」
私:「支えがあれば何とか・・・って感じですかね~。」
リ:「もし、それが出来るのであれば、歩行器を使ってみますか?」
私:「はぁ・・・。」
リ:「では、歩行器を準備させますので、負担にならない程度に使用してみてください。」
私:「はい・・・。」
声:「結構、熱血やなぁ・・・。」
しばらくして、歩行器が運ばれてきた。
かなり年季の入った歩行器である。
アームレストが裂けて、中から綿が飛び出している・・・。
とりあえず、初歩行器を体験してみることにした。
頭の中では、ロッキーのテーマが鳴り響いていた。
http://www.youtube.com/watch?v=YaAoBcCwiFI
声:「おっ!結構、いけるんじゃないか???」
調子に乗って、病棟を一周してみた・・・。
しかし、思った以上に、腰への負担は大きかった・・・。
病室へ帰るなり、私はベッドへ倒れ込んだ・・・三\__○/ズサー。
次回へ・・・。